2026年9月1日(日本時間2日)米国ネヴァダ州ラスベガスのMeta APEXにて、UFCとの契約を賭けた『Dana White's Contender Series 2026: Season10 Week 4』(U-NEXT/UFC Fight Pass配信)が開催された。
第4週の全試合後、ダナ・ホワイト代表がUFCとの契約選手を以下の通り発表した。
「(ライト級でアダム・リヴィングストンがハンター・スミスに判定2-1で勝利)まずはアダム、君からいこうか。素晴らしい試合だった。最終ラウンドに入る時点では互角の展開だったが、第3ラウンドの終盤、あのパンチが決まった。あれで勝負が決まったね。私やマッチメーカーたちも、どちらが勝ったか判断がつかないほどだった。スプリット判定になるほどの接戦だ。素晴らしい試合だったよ、おめでとう。君をUFCに迎え入れることにする。アダム・リヴィングストン、UFCへようこそ。
(ヘビー級でガブルエル・ロレンツォがチャーリー・クリーヴランドに1R TKO勝ち)ガブリエル。君には『信じられないほどのパフォーマンスだった』としか言えない。UFCに26歳のヘビー級の怪物が誕生した。ガブルエル・ロレンツォ、UFCへようこそ。
(ライト級でシルベストレ・サンチェスがリアム・マクラッケンに3R TKO勝ち)次はサンチェスだ。これは私にとって難しい判断だった。正直なところ、ラウンド終了まで残り2分15秒という時点で、私は「素晴らしい試合だな」と思いながら見ていたんだ。リアム(マクラッケン)はタフな選手だ。だが、サンチェスはまだ24歳。経験がもう少し必要かもしれない……そう思っていた矢先、ドカンとやってくれた。この番組に出るなら、『まだ若いからどうかな』なんて言わせるなよ。『若すぎる』とか『まだ早い』なんて言わせない、そういう強さを見せてくれ。さあ、こっちへ来い。君はUFC入りだ。シルベストレ・サンチェス、UFCへようこそ。
(ミドル級でモデスティノ・ホドリゲスがブランドン・ホームズに15秒 TKO勝ち)次はホドリゲスだ。コンテンダー・シリーズ史上、最悪のレフェリーストップの一つだったよ。ひどい止め方だった。でも君のせいじゃない。君は自分の仕事を、やるべきことをやっていただけだ。相手を圧倒していたしね。さあ、こっちへ来い。モデスティノ・ホドリゲス、UFCへようこそ。
(ウェルター級でアダム・ダービーがパトリック・リベラに3R TKO勝ち)さて、最後の試合についてだが、まず言っておきたい。パトリック・リベラ、君は私がこれまでの人生で見た中で、最もタフな人間の一人だ。アダム、マッチメーカーには最初のラウンドの時点で言っていたんだ。『こいつは相手を止めるぞ、ローキックで試合を終わらせるはずだ』とね。まさにマスタークラスの技術だった。リードレッグ(前足)へのキックを駆使し、そこからダメージを与えるための布石を打っていく。相手はサイボーグのようだったよ。足を引きずることも、ひるむことも、スタンスを変えることすらなかった。レフェリーやセコンドが試合を止めるべきだったかもしれないが、君は相手を組織的に、外科手術のような正確さで崩していったんだ。UFCへようこそ、アダム・ダービー。
シーズンももう折り返し地点に近いなんて信じられないね。Paramount+での初のシーズンだけど、間違いなく新しい視聴者が増えているし、彼らにとっては最高の体験になっているはずだ。この番組の何がそれほど特別なんだろう?新しい視聴者は多いよ。毎週トレンド入りしているし、世界的に見てもトップ3に入っている。Paramount+での展開は我々にとって非常に大きかった。若い才能にとって素晴らしいことだからね。この業界に入れば、誰もが可能な限り稼ぎたいと思うものだし、それは悪いことじゃない。でも、自分たちの驚くべきパフォーマンスや戦いぶりを、どれだけの人が目にできるかという点では……Paramount+は本当に素晴らしい役割を果たしてくれている。特に『コンテンダー・シリーズ』に関してはね」
これで、2026年のDWCSシーズン10は第4週を終えて20選手がUFCとの契約を獲得。
そのうち第1週のヘビー級で34秒 TKO勝ちした元NFLのアンソニー・ウィント(米国)は、なんと11日後の8月22日にUFCデビューを果たし、1R 一本勝ちを収めている。
同じく第1週で45秒 TKO勝ちしたフライ級のビラル・ハサン(インドネシア)は、朝倉海、鶴屋怜が出場した8月29日のUFC上海大会でニルソン・ロハスとの9勝無敗対決で鮮烈な右の一撃でKO勝ち。アンドレ・リマに宣戦布告した(ちなみに同大会で一本勝ちした鶴屋はフライ級13位にランクイン)。
また、第2週で66秒 TKO勝ちしたクリスチャン・ペレス(メキシコ)も、9月12日の『UFC Fight Night: Rodriguez vs. Silva』=UFCノーチェでオクタゴンデビューが示唆されている。
さらに第3週では、女子バンタム級でアレックス・アポダカがUFC史上最大のフェイバリットだったベラ・ミア(フランク・ミアの娘)に判定勝ちし、大アップセットを起こしている。
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『Dana White's Contender Series 2026: Season10 Week 4』速報
▼ウェルター級 5分3R〇アダム・ダービー(アイルランド)8勝1敗(4KO・3SUB)27歳[3R 2分42秒 TKO] ※ドクターストップ×パトリック・リベラ(米国)13勝5敗(6KO・4SUB)34歳
1R、ともにオーソドックス構え。左の前蹴り、ジャブで圧力をかけるダービー。リベラも右カーフを返す。ジャブが鋭いダービーは左ハイも。ブロッキングのリベラはワンツーの右で押し戻すが、ダービーは長い左前蹴り。右関節蹴り。
右テンカオを掴んだリベラに足を戻すダービー。左ハイ。ブロッキングのリベラ。左ジャブ、フック。左前蹴りのダービー。リベラは右カーフ、右フックのその前進に右テンカオを突くダービーだが、掴んだリベラが組んで押し込み。突き放したダービーが右カーフ。右前蹴り。
左ジャブのリベラ。ダービーは左ミドルも。右後ろ廻し蹴りを見せる。ダービーのラウンド。
2R、前蹴りで圧力をかけるダービーに右を当てたリベラ。しかしダービーは高い右の前蹴りを当てるとジャブ、関節蹴り。ワンツーの右を当てると、右ヒザ。
右オーバーハンドのリベラも右カーフも、詰めて左ハイのダービーは右のダブル。左ジャブにリベラの顔面が腫れる。
左ジャブをこつこつ突くダービーは右関節蹴りも。さらに詰めて右ヒジを当てると下がったリベラに左ハイ。ブロッキングのリベラだが後退。ジャブのダービー。さらに右前蹴り。左回りのリベラ。
つかまえて首相撲左ヒザのダービー! さらに右前蹴りを腹に突くとジャブでリベラの顔を的確にとらえる。近づけばヒザのダービー。右フックを返したリベラだが、続く打撃が打てず。ダービーのラウンド。
3R、ジャブ、右ハイのダービー。右を突いて左ハイも! ガードするリベラだが後退。左に回されるリベラは、ダービーの右を被弾。右に動くと左ハイが飛んでくる。右カーフを返してワンツーの右を突いたリベラはだが、スリッピングアウェイのダービー。
ジャブダブルがリベラの顔をとらえ、リベラの出血が多くなる。ドクターチェック。リベラの右目は塞がりかけている。ドクターストップ。ダービーがTKO勝ち。
ローラ・サンコから「まさに外科手術のような、圧倒的な勝利でしたね。これで7連勝です。今日のパフォーマンスには満足していますか?」と問われたダービーは「最高の気分です。試合前から、頭の中で勝利のイメージはできていました。もう何千回も繰り返してきたことですから。あとはそれを実際に披露するだけでした。故郷のチームやコーチ陣にも感謝しています。ケージ・ウォリアーズ出身のコーチはUFCでも最高レベルですし、今夜、その実力を証明できたと思います。
(試合後、カメラに向かって「俺のリーチ(腕の長さ)を見てくれ」と言っていましたね。今日はそのリーチが大きな武器になっていました)
ええ、リーチを活かせましたね。コーチも叫んでいましたし。少し荒っぽい展開もありましたが、見事な肘打ちも決まりました。自分の持ち味をしっかり出せましたし、観客の声援も聞こえていましたよ。笑ってしまいましたね。歓声がはっきりと聞こえました。ここにいられて幸せです。
(16歳の頃からこの夢を追いかけ、10年以上も全力で取り組んできましたね。今夜、UFCファイターとしてここを去ることは、あなたにとってどんな意味を持つのでしょうか?)
ここまでの道のりは決して簡単なものではありませんでした。私にとって、これはすべてを懸けたものです。あと一歩のところまで来ていますから。UFCとの契約まであと少し、というところまで来ました)
だからこそ、今夜契約を勝ち取れたら信じられないほど嬉しいですね。ダニエル(コーミエー)も言っていましたが、もしこれが公式のUFC戦だったとしても、あれほど見事なキックはなかなか見られない素晴らしい一撃でした。
アイルランドのダブリンは今、深夜2時20分頃だと思いますが、あなたの試合を見るために起きて待っていてくれる素晴らしい仲間たちがいますね)
ええ、彼らは私がアマチュアの頃から支えてくれました。ここに来るために貯金をすべて使い果たしましたし、6週間かけてトレーニングに打ち込んできましたから。地元の企業や友人、家族など、今の私があるために支えてくれたすべての人に感謝しています。彼らなしではここまで来られませんでした」と語った。。
解説席は「UFCにまた一人、アイルランドの新たなスターが誕生した予感がしますね。アダム、おめでとうございます」とコメントした。
また、全試合終了後にUFCとの契約が発表されると、サンコから「試合前、あなたの目標は単にUFCに出ることではなく、チャンピオンになること、そして家族に恩返しをすることだとおっしゃっていましたね。いつか両親を引退させてあげたい、とも。その目標に向けた大きな一歩を踏み出した今、どんなお気持ちですか?」と問われ、「そうですね、それが一番の目標ですから。この10年間、ずっとそのためにやってきました。先週インスタグラムで……いや、電話は鳴らなかったんですけどね。(DWCSの連絡が来て)UFCというチャンスを掴み取ったんです」と語った。
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▼ミドル級 5分3R〇モデスティノ・ホドリゲス(ブラジル)8勝1敗(8KO・0SUB)22歳[1R 0分15秒 TKO]×ブランドン・ホームズ(米国)6勝2敗(4KO・0SUB)29歳
K-1 WORLD GP 2025 -90kg世界最強決定トーナメント南米地区予選にも出場し、決勝まで進出したホドリゲス(※写真下)はブラジル出身。
(C)WGP KICKBOXING
米国のホームズは2025年のDWCSでキャム・ラウストンに1R TKO負け、FURY FCでの1R TKO勝ちで再起し、2度目の挑戦権を得た(ホームズが敗れたラウストンはUFCデビューから3連勝中で、26年10月にアブス・マゴメドフとの試合が決まっている)。
ホドリゲスは、ブラジル・アマゾナス州フォンテ・ボア市で生まれ、幼少期はテフェ市で過ごした。路上で遊んで育ち、社会貢献プロジェクトで柔術に出会い、柔術に夢中になったという。その後、サンパウロでリビエラ師範に出会い、打撃を含むMMAトレーニングを始めた。
「大きな大会に出場することを常に夢見てきましたが、自分はこれまで素晴らしい仕事をしてきたと自覚していました。毎日努力を重ね、連勝街道を突き進んでいました。2025年にはK-1にも出場し、ワンデートーナメントの決勝まで勝ち上がりました。今回、このチャンスを掴むことができて本当に感謝しています。UFCとの契約を目指して突き進んでいきます。私のMMAの戦績は7勝1敗です」
MMA唯一の黒星は、24年3月のクライトン・フェレイラ戦。ホドリゲスは、「残念ながら頭突きで1R ノックアウトされてしまいましたが、それを教訓にして自分のミスから学びました」という。
「格闘技が私の人生を変えたんです。今は素晴らしい連勝街道を突き進んでいます。毎日そのために努力しているので必ず目標を達成し、最高のパフォーマンスを発揮して契約を勝ち取ります。最高の試合は、私が1、2発パンチを繰り出して試合を終わらせることですね」と語っている。
対するホームズは、2025年のDWCSでキャム・ラウストンに1R TKO負け、FURY FCでの1R TKO勝ちで再起し、2度目の挑戦権を得た。その後、ホームズが敗れたラウストンはUFCデビューから3連勝中の強豪で、26年10月にアブス・マゴメドフとの試合を決めている。
ホームズは、DWCS2度目の挑戦に「またこの舞台に戻ってこられたことに、心から感謝しています。昔、ある人に言われたんです。『チャンスは二度と巡ってこないかもしれないから、一つひとつを最大限に活かせ』と。しかし、あの日はすべてが自分に有利に運んだわけではありませんでした。キャムのいいパンチをもらって平衡感覚がおかしくなって、必死に持ち直そうとしたんですが、地面に倒れ込む瞬間、まるでスローモーションのように何かが起きたのが分かりました。レフェリーが割って入ろうとしているのが見えました。その瞬間、“まさか、こんなことが起きるなんて”と思いました。
去年から今日まで、私は同じ目標を追い続ける同じ人間です。ただ、いくつか微調整を加えているだけ。すべては細部の積み重ねですから。勝敗に関わらず、あらゆる段階で完璧を追求してきました。自分たちにとって最高の自分になるために。それには絶え間ない自己批判、謙虚さ、そして学びが必要です。私たちはそれを実践している。目標を達成できないのは、それを追いかけるのをやめた時だけ。たとえ負けたとしても、自分が“必然的に成功する存在”であるという信念が揺らぐことはなかった。何千人もの中から、俺は今まさにそのチャンスを掴み取ろうとしているんだ。だから、チャンスをくれよ。UFCという、最高の中の最高が集まる舞台で戦う準備はできている。さあ、やるぞ」と語っている。
1R、ともにオーソドックス構え。いきなり右カーフでホームズのバランスを崩したホドリゲスは、ワンツーの右を当てると一気に左右でラッシュ!
回るホームズに左のダブルで詰めると右ストレート! ホームズは足を手繰ろうとするがレフェリーが間に入った。ホドリゲスが15秒、TKO勝ち。
15秒TKO勝利のホドリゲスは、「何よりもまず、仲間に感謝したいです。師匠の教えや学んだことはこれからもずっと心に刻んでいきます。このチームは本当にハードなトレーニングを積んでいますし、師匠はいつも私たちを鼓舞してくれますから。ワン・ツーで仕留める、そんなイメージでした。とにかく素早く動くこと、それだけを意識していました。さあ、UFCだ。準備は万端です。もっと上を目指していきます。
(試合前には「早期決着になる」と言っていましたが、まさかあれほど早いとは。迷いなく一気に前に出て、フィニッシュを狙いに行きましたよね)
ありがとう、父さん。苦労を共にしてきましたから。リングに上がるのは、人生を変えるためです。実際に人生が変わりました。いいですか、私はあの場所で死ぬ覚悟で戦っています。MMAが私の人生を変えたんです。そのためにここにいるんですから。
(ダナ・ホワイトに伝えたいメッセージは? 今夜、「UFCファイター」と名乗れるようになることは、あなたにとってどんな意味がありますか?)
言った通り、私はこのために生きています。夢見ていた、なんて言葉では足りないかもしれません。自分がこんな立場になるなんて想像もしていませんでしたから。だからこそ、この日のために毎日懸命に努力してきたんです。アマゾン北部、ブラジル北部の皆さんに捧げます。
本当にありがとうございます。リベラ・ブラック・チームの皆さん、家族、スポンサーの皆さん、そして応援してくれたすべての人に感謝します。時に……うつむかないでください。他人の言葉に惑わされず、夢を諦めずに進み続けてください。ただ前を向いて、突き進むんです」と語った。
第4週の全試合後、ダナ・ホワイト代表がUFCとの契約選手を発表。「DWCS史上最悪のレフェリーストップの一つだったよ。ひどい止め方だった。でも君のせいじゃない。君は自分の仕事を、やるべきことをやっていただけだ。相手を圧倒していたしね。さあ、こっちへ来い。モデスティノ・ホドリゲス、UFCへようこそ」と、レフェリーストップが早かったものの、ホドリゲスのTKO勝ちを評価、UFCとの契約を伝えている。
ホドリゲスは「ただただ、ものすごい幸福感と喜びでいっぱいです。まだ実感が湧いていませんが、なぜうまくいったのかは分かっています。家族と9カ月間離れて犠牲を払い、ここで戦い続けるために努力を重ねてきましたから。それが僕の言いたいことですね。皆さんに素晴らしいショーを見せ続けるために、これからもさらに努力していきます」と語った。
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▼ライト級 5分3R〇シルベストレ・サンチェス(メキシコ)10勝1敗(4KO・5SUB)24歳[3R 2分44秒 TKO]×リアム・マクラッケン(英国)8勝2敗(5KO・3SUB)25歳
大事故から2年、3連勝でDWCS切符掴んだマクラッケン
第4週では、第3試合に注目のリアム・マクラッケン(英国)が出場する。
マクラツケンは、2023年9月に英国のリバプールでランニング中に、横断歩道でバスとの衝突事故でバスの下に巻き込まれ、およそ18メートルにわたって引きずられる事故に遭った。
この事故以前はMMA5勝1敗の有望株だったマクラッケンは、事故で背骨の4箇所を骨折、首のヘルニア、肋骨3本の骨折、骨盤や鼻の骨折に加え、前十字靭帯や半月板の断裂など全身に甚大な負傷を負った。一時は意識不明となり、意識を取り戻しても医師からは選手生命の絶望や、歩行すら危ぶまれる可能性を告げられた。
(C)liammccracken01
しかし、奇跡的に一命を取り留めると、家族やチームメイトの強力なサポートに支えられ、手術や過酷なリハビリを乗り越えて、事故から約2年後に復帰。3連勝3連続フィニッシュ勝利で、今回のDWCSへの切符を掴んでいる。
マクラッケンは事前インタビューで「あの出来事で死んでいてもおかしくなかった。もし生き延びたとしても、歩くことも話すこともできないはずだ。でも、人生って本当に不思議なものだね。格闘技を通して、そして家族やチームなど、周りにいてくれる人たちに本当に恵まれていたんだ。彼らがいなければ、今の私は存在しなかったでしょう。格闘技に復帰することなど、到底不可能だったはずです」と語る。
(C)Bellator
MMA8勝1敗で、唯一の黒星は23年のBellatorでの実力者アセル・アジュージ(11勝1敗)との試合(※写真上)でのもの。今回、メキシコの9勝1敗の強豪シルベストレ・サンチェスとのライト級マッチに臨む。
1R、ともにオーソドックス構え。ローの打ち合いからサンチェスは左右フックで詰めてダブルレッグ。差し上げるマクラッケンは左小手。右で差すサンチェスは引き出すが突き放すマクラッケンは左ジャブ。
右カーフのサンチェスには右オーバーハンドからシングルレッグもここも差し上げ、離れるマクラッケンは左ジャブ。下がりながら左右、右フック。サンチェスの組みを切る。右から左ボディのマクラッケンは右フック。
サンチェスは右カーフ。右ハイ。ガードのマクラッケンは右カーフを返すと左ボディから左フック。またも右オーバーハンドから組んだサンチェスはダブルレッグテイクダウン!
背中を見せたマクラッケンにバックマウントもマクラッケンが足を外して立ち上がりブザー。サンチェスのラウンド。
2R、中央に出るサンチェスが左ハイ。ガードのマクラッケンに左右オーバーハンドから右で差して組む。鼻血のマクラッケンの脇を潜りバッククリンチ。
胸を合わせて突き放したマクラッケンは右から左。右から左ボディのマクラッケンに。タフなサンチェスは左右。そこにボディロックテイクダウンを狙うマクラッケンを潰したサンチェス、股を抜けようとしたマクラッケンの腕を取り、後ろ三角から腕十字に。
回って外したマクラッケンがトップからパウンド。立つサンチェスに右を当てて前に。効いてないと頭を振るサンチェス。右ハイのマクラッケン。圧力をかけるサンチェスに押し戻して左ハイのマクラッケンに、サンチェスは右を当てて跳びヒザ、ケージに詰めて右! マクラッケンの押し戻しにボディロックテイクダウン! ヒジを落として離れたところでブザー。サンチェスのラウンド。
3R、左ボディ、右の対角線攻撃のサンチェス。マクラッケンはサンチェスの圧力にケージを背にすると、サンチェスがボディロックテイクダウン! 右ヒジ。右で枕。マクラッケンは右で差して背中を立てるが背中を譲る。
バッククリンチのサンチェス。クラッチをはがして前を向いて離れたマクラッケン。左右で前に。右カーフのサンチェスに。声を上げて左右フックから左を打ち込むマクラッケンに、サンチェスはカウンターの左フック! ダウンしたマクラッケンにパウンドに、すぐにレフェリーが間に入った。
スカウサーをKOで6連勝をマークしたサンチェスは「(試合の戦略においてグラップリングはどれほど重要な位置を占めていた?)あらゆる面で戦えること、つまり“いつでも、誰とでも戦える”ということを示したかったんです。そして、努力は必ず報われるということも。
(メキシコシティのUFC PI(パフォーマンス・インスティテュート)のコーチたちも、今夜のあなたの活躍を誇らしく思っているはずです。UFCは常にメキシコの才能を求めていますから。UFCで母国を代表して戦うことは、あなたにとってどのような意味を持つのでしょうか?)
素晴らしい機会ですし、ここにいることは昔からの夢でした。PIのチームと共にここにいられるなんて、これ以上のチャンスはありません。そこでは多くのことが動いていますから。才能ある選手も、優れたコーチ陣も揃っています。特にメキシコには多くの才能が眠っています。あちこち探す必要なんてありませんよ。才能はPIにありますし、私たちはそれを証明するためにここにいるんですから」と語った。
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▼ヘビー級 5分3R〇ガブルエル・ロレンツォ(ブラジル)8勝1敗(6KO・1SUB)26歳[1R 2分02秒 KO]×チャーリー・クリーヴランド(米国)6勝2敗(4KO・1SUB)28歳
1R、サウスポー構えからワンツーの左を打ち込むロレンツォ。クリーヴランドも右を返す! 右インローのロレンツォ。
さらにワンツーにバックステップのクリーヴランドに、ロレンツォは左にステップしながら右ロングフックを当てると、クリーヴランドがダウン! シングルレッグで立ち上がるクリーヴランドの首筋にヒジを打ち込むと、クリーヴランドが再びダウン。ロレンツォの鉄槌連打にレフェリーが間に入った。
6度目のKO勝利をマークしたブラジルのロレンツォは「ただただ感謝です。(素晴らしいノックアウトでした。早く映像で見たいですね)。まだ見ていないんです。どんな感触だったのか、皆さんも感じ取れたかと思いますが、私自身も早く映像で確認したいです。
(試合前に「1ラウンドでKOする」と言っていましたね。右のパンチで倒せると確信していたのですか?)
ずっと研究を重ねてきました。ここにいる私のコーチと共に。彼が常にガードを高く上げていることは分かっていましたから。いつかその隙にパンチをねじ込める、と分かっていたんです。
(あなたの所属するシュートボクセ、そしてコーチのダンテ。UFCにおいて非常に長い歴史と伝統を持つチームですね。そこでUFCファイターとして戦うことは、あなたにとってどんな意味がありますか?)
シュートボクセを代表して戦えることは名誉なことです。これからも今回のようなKOを重ねていきたい。歴史を作るためにここに来たんです。間違いなくね」と語った。
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▼ライト級 5分3R〇アダム・リヴィングストン(米国)8勝1敗(5KO・1SUB)25歳[判定2-1] ※29-28×2, 28-29×ハンター・スミス(米国)8勝2敗(6KO・0SUB)27歳
1R、ともにオーソドックス構え。先に中央を取るスミス。ワンツーも深い懐でかわす長身のリヴィングストン。左ボディジャブのスミスに、リヴィングストンは後ろ蹴り。右バックフィスト!
ガードの上から被弾したスミスは後退。ラッシュのリヴィングストンだが押し戻すスミスが前に。ボディを打つスミスに左リヴィングストンは左右のコンビネーション。左ハイをガード上に届かせる。
再びバックフィストを放つリヴィングストンをかわしたスミスはケージにつめて左フックをヒット! サークリングのリヴィングストンに圧力をかける。リヴィングストンの右フックは空振り。右オーバーハンドのスミスの左右にリヴィングストンは右を返すと、3度バックフィスト。かわしたスミス。リヴィングストンのラウンド。
2R、左ジャブのダブルを上について入るスミス。リヴィングストンの右の打ち返しをかわす。リヴィングストンも回りながら右を狙う。左ボディジャブ、フックを突くスミス。右ローも。
スミスの右ボディジャブを嫌うリヴィングストン。またも右バックフィスト。詰めるスミスは左ミドル。右アッパーから左フック。かわすリヴィングストンをケージに詰めてリヴィングストンの左に右をかぶせる。
手数が多いスミス。左前蹴りを効かせると左右連打。リヴィングストンの右の打ち返しはダックでかわす。リヴィングストンの左に右フックを合わせたスミス。リヴィングストンも右を返す。右回りのリヴィングストンに左ミドルのスミス。リヴィングストンのバックフィスト、後ろ廻しけりをかわす。スミスのラウンドに。
3R、先に中央に出るスミス。左ボディジャブ。リヴィングストンの右をバックステップでかわす。詰めてワンツーフックに繋ぐスミスにかわしながら左右のリヴィングストンだが、右を被弾。リヴィングストンが鼻血も左ボディを返す。
左ジャブが届くリヴィングストン。スミスも左ボディで前に。左ジャブで追う。リヴィングストンはワンツー。それをバックステップでかわすと詰めるリヴィングストンは左ハイ。間一髪かわすスミス。
圧力をかけるスミス。左フックをガード上に当てるとリヴィングストンはワンツーからバックフィストもかわすスミスが右バックフィストをガード上に当てる。リヴィングストンの左ジャブに右をかぶせるスミス! rリヴィングストンのバックフィストをブロッキングし、右で前に。
右前蹴りを届かせたリヴィングストンに、スミスがこの試合初めてダブルレッグで押し込み離れる。回転系で前に出たリヴィングストンにスミスも押し戻しブザー、一進一退の最終回。
判定は2-1に割れ、29-28×2, 28-29で、DWCS2025以来2度目の挑戦のリヴィングストンが接戦を制した。
試合後、リヴィングストンは「(激しい打ち合いになると予想していたと言っていたけど、実際接戦だったね。判定が読み上げられる時、勝てるという自信はどれくらいあった?)かなり自信はあったよ。より大きなインパクトのある打撃を当てていたし、動きも派手だった。相手ほど打撃をもらっていなかったからね。ただ、相手のプレッシャーは凄まじかった。だからこそ、スタミナがあってよかったよ。一日中動き回れるからね。まさに俺の時代が来たって感じだ。25歳になって体も仕上がってきたし、完全に男になった。以前は23歳になったばかりで、最高のパフォーマンスとは言えない試合もあったけど、今日は最高の俺を見せられたと思う。これはまだ始まりに過ぎない。ライト級の連中、全員かかってこいよ。やるぞ。
(このショーへの出場は2回目だけど、汚名を返上できたと思う? 今夜、自分のスキルをすべて出し切れたと感じる?)
いや、実はもっと引き出しはあるんだ。でも、相手をリスペクトしなきゃいけなかった。強打者だし、タフで打たれ強い。強豪とも戦ってきた相手だからね。だからリスペクトしつつ、こっちがKOを狙う一方で、相手に一撃で沈められないよう注意も必要だった。それでも、デイナ(・ホワイト)にアピールするために、ある程度のリスクは冒さなきゃいけなかったんだ。デイナ、頼むから契約をくれ。期待は裏切らないよ。11月のMSG(マディソン・スクエア・ガーデン)で、メインカードのオープニングを飾らせてくれ。毎回あんな最高のショーを見せるから。俺はニューヨーク出身だし、一人で会場を満員にできる。やるぞ、ベイビー。
(ウォッチパーティーの応援を見て)みんな、最高だ。愛してるよ。毎日死ぬ気で努力してきたんだ。いつだってね。みんなに誇りに思ってもらえるように。コーチのデレク・ナイトに感謝するよ。ライアン・エドワード、リマのチームのみんな、ガールフレンドのイザベル、そして家族に感謝します。みんなの支えなしにはここまで来られませんでした。ここで再びチャンスを掴めたことに心から感謝しています。1年足らず前にもここに来ましたが、その時はうまくいきませんでした。でも戻ってきて、素晴らしい戦いを見せ、スピニングエルボーでKO勝ちを収めました。自分がここにいるべき人間であり、UFCで世界最強の連中と戦うにふさわしい存在であることを改めて証明できたと思います」とアピールした。
また、全試合終了後、UFCとの契約決定にリヴィングストンは「夢が叶いました。この10年近く、死に物狂いで努力し、人生のすべてをこの競技に捧げてきましたが、ついに報われました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。イエス様、家族、そしてコーチたちに感謝します。UFCで戦うチャンスをくれたダナにも感謝したいです。でも、これはまだ始まりに過ぎません。もっといいパフォーマンスができるはずですから。これまでの試合のほとんどはフィニッシュで決着してきましたが、今回初めてスプリット判定までもつれ込んでしまいました。次は絶対にそうならないようにします」と語った。