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【新極真会】賞金総額3,000万円の1DAYトーナメントで日本勢がベスト8で全滅の大波乱、男子優勝は2025全日本王者キンザースキー、女子は無敵の女王・鈴木未紘が2連覇

2026/07/24 13:07
第2回空手Champion of Champions2026年7月19日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館  KCCは2024年7月に第1回大会を開催。世界から選抜された男女各8名が、フルコンタクト空手の体重無差別組手1DAYトーナメントで優勝を争う。  プロ大会なみのライティングなどの演出、選手は各々の曲で入場と空手のイメージをかなり変える大会であり、賞金総額3,000万円、優勝賞金は1,000万円という高額な賞金も話題となった。 <男子> ▼男子決勝×アントン・ジマレフ(カザフスタン支部)判定0-5〇アンジェイ・キンザースキー(カザフスタン支部)※キンザースキーが優勝。  男子決勝戦はキンザースキーとジマレフによるカザフスタン勢対決となり、両者はこれが一般部初対戦となった。打ち合いに出るふたりだが、消極的な姿勢が見られたため主審から度重なる注意が入った。その後は両者ともに力強い攻防を見せ、中盤以降はキンザースキーが突きとヒザ蹴りを軸にじわじわと押す展開に。最後は本戦5-0でキンザースキーが優勝を射止めた。  キンザースキーは決勝後のインタビューに、親友であるジマレフとともに登場。決勝戦については「兄弟のような仲間と闘うということで、本当に難しい闘いでした」と胸中を明かした。両者にはカザフスタンの応援団から大きな声援が贈られた。 [nextpage] ▼男子準決勝第2試合〇アントン・ジマレフ(カザフスタン支部)一本 ※中段突き×パウリウス・ ジマンタス(リトアニア支部)  準決勝第2試合では、ジマレフとジマンタスが激突した。本戦序盤からジマンタスがパワフルな突きで猛攻を仕掛け、試合はジマンタス優位かと思われた。しかし、ジマレフが本戦終盤に中段突きを一閃すると、クリーンヒットとなり一本に。ジマレフが決勝進出を決め、カザフスタン勢同士のファイナルが確定した。 [nextpage] ▼男子準決勝第1試合×エヴェンタス・グザウスカス(リトアニア)判定0-4〇アンジェイ・キンザースキー(カザフスタン支部)  男子は女子と打って変わって、ベスト4を海外選手が占めた。グザウスカスとキンザースキーによる準決勝第1試合では、グザウスカスが足を使って一気に間合いを詰め、パワフルな突きを見舞っていく。キンザースキーもヒザ蹴りなどで応戦し熱戦となるが、その中でグザウスカスに注意2が課されてしまう。終盤にはキンザースキーもギアを上げ、最後は本戦4-0でキンザースキーに軍配が上がった。 [nextpage] ▼男子準々決勝第4試合〇パウリウス・ ジマンタス(リトアニア支部)一本 ※岡田が負傷×岡田侑己(和歌山支部)  類まれなオフェンス力を持つパウリウス・ジマンタス(リトアニア)とディフェンディング王者の岡田侑己(日本)の一戦は、波乱の幕切れとなった。序盤からヒット&アウェイで仕掛けた岡田だったが、自身が放った右の下段蹴りがジマンタスの蹴りと交錯。岡田は負傷により担架でコートを後にすることとなり、ジマンタスが準決勝進出を決めた。 [nextpage] ▼男子準々決勝第3試合×渡辺和志(世田谷・杉並支部)判定0-5〇アントン・ジマレフ(カザフスタン支部)  続く試合では、渡辺和志(日本)とアントン・ジマレフ(カザフスタン)による、WFKO世界大会王者同士の一戦が展開された。序盤から和志が回転の速い突きで攻め込むと、ジマレフも突きや狙いすましたヒザ蹴りで応戦。打ち合いの中で和志がダウンし、VAR審査が行なわれた。当初はジマレフの肩が和志の顔面に当たったとして、ジマレフに注意1が与えられ、試合が再開。本戦は0-0の判定となった。しかしその後、主審からVAR審査の判定結果に誤りがあったことが申告され、ジマレフの技有りが認められたため、ジマレフの勝利となった。  [nextpage] ▼男子準々決勝第2試合×遠田竜司(東京江戸川支部)判定0-5〇アンジェイ・キンザースキー(カザフスタン支部)  初戦を突破した遠田と、海外選手初の全日本大会王者となったアンジェイ・キンザースキー(カザフスタン)による注目の一戦。キンザースキーは独特の間合いから上段への蹴りを放ち、接近戦ではヒザ蹴りで主導権を握る。遠田も突きや下段蹴りで反撃を試みるが及ばず、キンザースキーが本戦5-0で勝利を飾った。 [nextpage] ▼男子準々決勝第1試合〇エヴェンタス・グザウスカス(リトアニア)延長戦 判定4-1×渡辺優作(世田谷・杉並支部)  男子二回戦の初戦では、過去に2度対戦しているエヴェンタス・グザウスカス(リトアニア)と渡辺優作(日本)が火花を散らした。優作はグザウスカスの蹴りをかわしつつ、強烈な突きを叩き込んでいく。本戦は一進一退の攻防が続き引き分け(判定1-0)となり、勝負の行方は延長戦へ。延長開始早々から猛攻を仕掛け、中盤にも突きの連打を見せるなど、攻めの姿勢を崩さなかったグザウスカスが、判定4-1で準決勝に進出した。 [nextpage] ▼男子1回戦〇遠田竜司(東京江戸川支部)判定5-0×マシエ・マズール(ポーランド支部)  第13回世界大会でも拳を合わせている両者による対決は、遠田が開始から全開で攻め立てる。遠田が下段蹴りの連打で見せ場をつくると、マズールもボディへの突きやヒザ蹴りで応戦。最後は「竜司」コールに乗って遠田がラッシュを仕掛け、本戦5-0で勝利を収めた。 [nextpage] <女子> ▼女子決勝〇鈴木未紘(厚木・赤羽支部)最終延長戦 判定3-0×藤原桃萌(福岡支部)※鈴木が優勝。  女子決勝戦は過去5戦と、幾度となく闘いを繰り広げてきた鈴木と藤原が激突した。ここ最近は本戦決着が続いてきた両者だったが、今大会では藤原が力強い攻めを見せ、闘いは延長戦へ突入する(本戦は1-0で鈴木に旗1本)。延長でもコート中央での激しい打ち合いが展開され、互いに死力を尽くして突きと蹴りを打ち合っていく。最後は鈴木が中段への蹴りを交えて手数を増やし、鈴木が最終延長3-0でKCC2連覇と10大会連続優勝を達成した。  鈴木は決勝後のインタビューで、「本当にたくさんの方々の支えがあって、きつい時も乗り越えることができました。このような私たち選手が輝ける、夢のような舞台を開催していただきありがとうございました。空手は自分の人生そのものだと思います。これからはひとりでも多くの方々に新極真会の強さを知ってもらえるように、自分自身もっともっと強くなっていきたいと思います」とコメント。英語で世界に向けてのメッセージも発信した。 [nextpage] ▼女子準決勝第2試合×網川来夢(福岡支部)判定0-4〇鈴木未紘(厚木・赤羽支部)  続く準決勝第2試合では、網川と鈴木が激突した。ひとつ前の試合で脚を負傷していた網川だったが、強靭な精神力で鈴木に立ち向かう。鈴木は左右の突き、ヒザ蹴り、下段蹴りを軸に多彩な技を見せ、本戦4-0で網川をシャットアウト。藤原の待つ決勝へと歩を進めた。 [nextpage] ▼女子準決勝第1試合×目代結菜(東京城南川崎支部)最終延長戦 判定1-4〇藤原桃萌(福岡支部)  女子は日本勢がベスト4を独占した。目代と藤原による準決勝第1試合では、互いに一歩も譲らず本戦0-0、延長1-1と拮抗した展開となる。目代は突きやヒザ蹴り、藤原は力強い下段蹴りや突きを軸に熱戦を展開する中、接近戦での下突きの応酬を藤原が制圧。最終延長4-1で決勝進出を決めた。 [nextpage] ▼女子1回戦第4試合×リリ・メゾ(ハンガリー支部)判定0-4〇鈴木未紘(厚木・赤羽支部)  ヨーロッパの中量級で無類の強さを誇るリリ・メゾ(ハンガリー)と、ディフェンディング王者である鈴木未紘(日本)が一回戦で相まみえた。鈴木は左右の突き、下段蹴り、ヒザ蹴り、下突きなどで猛攻を仕掛け、メゾに付け入る隙を与えない。メゾも攻撃を返すがいずれも単発となり、勢いのまま鈴木が本戦4-0で勝利を収めた。 [nextpage] ▼女子1回戦第3試合〇網川来夢(福岡支部)判定3-1×アリーナ・オシペンコ(カザフスタン支部)  藤原と同じく、前回大会3位の網川来夢(日本)とアリーナ・オシペンコ(カザフスタン)が対峙した。本戦開始早々、網川は突きで距離を詰めていく。オシペンコは前蹴りや突きの連打で攻め立て、双方に注意が課されるほど試合はヒートアップ(オシペンコに注意1、網川に注意2)。本戦は0-1で引き分けとなり、延長戦は網川が打ち合いを制圧。判定3-1で接戦をものにした。 [nextpage] ▼女子1回戦第2試合×アネタ・メスカウスキエネ(リトアニア支部)判定0-4〇藤原桃萌(福岡支部)  本大会最年長の40歳・アネタ・メスカウスキエネ(リトアニア)と、前回大会3位の藤原桃萌(日本)が初戦で激突した。藤原は左右の突きの連打、下突き、強烈な下段蹴りと持ち味を存分に発揮して攻勢に。アネタも下突きや胸への突きで反撃に出るが、本戦終盤に藤原のギアが一段上がる。最後まで攻め切った藤原が、本戦4-0で勝利を手にした。 [nextpage] ▼女子1回戦第1試合×ブリジタ・グスタイタイテ(リトアニア支部)判定0-5〇目代結菜(東京城南川崎支部)  女子一回戦は、前回大会準優勝のブリジタ・グスタイタイテ(リトアニア)と目代結菜(日本)の試合で幕を開けた。前回大会の一回戦でも同カードが実現しており、その際は目代が敗戦している。今大会では目代がフットワークを交えて積極的に攻め、下突きを軸にした攻撃で反則を取られることなく試合を進めた。突きとヒザ蹴りで猛攻を仕掛けるグスタイタイテを振り切り、目代が本戦5-0で二回戦に進出した。 [nextpage] <男子>優勝:アンジェイ・キンザースキー(カザフスタン)準優勝:アントン・ジマレフ(カザフスタン)第3位:エヴェンタス・グザウスカス(リトアニア)第3位:パウリウス・ジマンタス(リトアニア) <女子>優 勝:鈴木未紘(日本)準優勝:藤原桃萌(日本)第3位:目代結菜(日本)第3位:網川来夢(日本) (写真&レポート提供:新極真会)
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