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元K-1ヘビー級の武蔵が引退から10年を記念して格闘技&ロックフェスティバルを開催

2019/11/28 18:11
2020年1月13日(月・祝)東京・豊洲PITにて、元K-1ヘビー級日本人エースの武蔵が『MUSASHI ROCK FESTIVAL2020』を開催することを発表した。 『MUSASHI ROCK FESTIVAL』(通称ムサフェス)は、格闘技とロックの“絆”をテーマに掲げたイベントで、武蔵が現役引退した2009年10月にZEPP TOKYOで引退を記念して開催され、武蔵は実弟のTOMOとK-1ルールで兄弟対決を行った。LIVEには「LOUDNESS」や「SEX MACHINEGUNS」「マキシマム ザ ホルモン」ら一流アーティストが出演し、ひとつの会場で格闘技とロックが体感できる過去に例をみないイベントとして大成功を収めている。 2004年12月、東京ドームで行われたK-1 WORLD GPの決勝戦でボンヤスキーと戦う武蔵 武蔵は日本人K-1ヘビー級ファイターとして、K-1初期から佐竹雅昭と共に活躍。正道会館空手をベースに、1995年9月にプロデビューすると、K-1 GP'96でベスト4に進出。1999年10月には先輩・佐竹に判定勝ちして名実ともに日本人ヘビー級のトップに立ち、K-1 WORLD GP 2003・2004で2年連続準優勝を収めた。2009年9月のジェロム・レ・バンナ戦が最後の試合となり、2010年4月に引退。  今回、引退から10年を迎えたメモリアルイヤーに再び“絆”をテーマに「テレ・マーカーpresents MUSASHI ROCK FESTIVAL2020」を開催する。  会場を「バトルステージ」「ライブステージ」と分け、バトルステージには、武蔵が現役時代に激闘を展開したK-1レジェンドでK-1 WORLD GP94・95・98年制覇のピータ-・アーツ、K-1 WORLD GP97・99・00・02年優勝のアーネスト・ホーストが参加し、武蔵を含め、3人のレジェンドが推薦する魂を受け継いだホープたちが対戦。  MA日本ヘビー級王者・山下力也(道真会館)は、アーツ推薦のバダ・フェルダオス(オランダ)と対戦。  山下は愛媛県で空手の修行に励みながらキックのリングに上がり続ける25歳。12月15日にはホーストカップ名古屋大会でホーストカップ初代日本ヘビー級王座決定戦に挑む。一方のフェルダオスはドージョー・ピーターアーツに所属するスリナム系の22歳。2018年6月の『RISE 125』に初来日すると、RISEヘビー級王者・清水賢吾(極真会館)を初回KO。9月のタイトルマッチでの再戦は判定で敗れたが、最後まで清水を苦しめた。  元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王者T-98(クロスポイント吉祥寺)はイリアス・ボカユア(オランダ)と対戦。  ボカユアはスリナム系オランダ人で、今年5月のホーストカップ名古屋大会ではMA日本スーパーウェルター級王者・真樹親太郎(真樹ジムAICHI)を初回KOに葬っている。  迎え撃つT-98は“ムエタイゴリラ”の異名を持ち、パワーと頑丈な身体を活かした戦いぶりでこれまで数々のタイトルを獲得。2016年6月には日本人5人目となるラジャダムナンスタジアム王座を奪取した。また、同年10月にはタイのラジャダムナンスタジアムに乗り込み、KO勝ちで日本人初の現地での防衛にも成功。今年は2月にNJKFのエースYETI達朗に判定勝ち、8月のKNOCK OUTでは新日本キックボクシング協会の斗吾にTKO勝ちしたが、11月のKNOCK OUTでプライチュンポンに判定負けを喫した。  そして新人時代から武蔵兄弟の指導を受ける元ホーストカップ日本スーパーライト級王者・麻原将平(PFP)も出場を志願。ピエトロ・ドウリャ(オランダ)と激突する。スリナム系オランダ人のドウリャはA-1世界王者で、日本ではREBELSのリングで活躍。2016年3月の初来日では不可思とドロー、6月にはRISE三階級制覇王者の裕樹に判定勝ち。2018年8月には梅野源治に敗れている。フィジカルの強さがあり、サウスポーから繰り出す左ミドルと左右フックを得意とする。  麻原は、今年5月の名古屋大会でブラジル王者ファブリシオ・ザカリアスにKO勝利したが、7月のRISE大阪大会ではNKB王者の高橋一眞に判定負け。10月のホーストカップではMA日本ライト級3位・元氣から判定勝ちを収めた。  また、ライブステージでは「Do As infinity」「OLEDICKFOGGY」「SEX MACHINEGUNS」「coldrain」「10―FEET」が参加を予定。  プレスリリースによれば「今イベントにおきましてロックファンと格闘技ファンの融合によりさらなる熱狂を生み出せると考えております。また、イベントの背景に武蔵自身がK―1を含む立ち技系格闘技の再興と将来を担う若いファイターに新たな戦いの場を提供ししのぎを削り最強を目指すリングを復活させたい思いが込められております」と、イベントの趣旨が説明されている。  チケット一般販売は12月14日から。公式サイトでは先行受付中。 【Battle Stage 対戦】 ▼63kg契約 3分3R麻原将平(PFP)ピエトロ・ドゥリャ(オランダ) ▼72㎏契約T-98(クロスポイント吉祥寺)イリアス・ボカユア(オランダ) ▼ヘビー級山下力也(道真会館)バダ・フェルダオス(オランダ)
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