公開練習は数秒間のシャドーで終わらせた鹿志村(C)RIZIN FF
2026年7月18日(土)広島グリーンアリーナ『RIZIN LANDMARK 15 in HIROSHIMA』に出場する選手たちの公開練習が、3日(金)都内にて行われた。
RIZINバンタム級(61kg)タイトルマッチ 5分3Rで、王者ダニー・サバテロ(米国・アメリカントップチーム)に挑戦する鹿志村仁之介(BatlleBox)は、1人で現れると軽くシャドーをしたのみで観覧していたファンへサイン色紙15枚をプレゼント。完全に手の内を見せなかった。
「さすがにタイトルマッチって思い入れはあるんですけれど、普段の練習・調整はいつもと変わらず上手くいってる印象です」と、2週間後の試合へ向けて順調な仕上がりだという。
練習の中でサバテロの強さが気になるのか、極めるイメージは固まって来たかと問われると「練習環境の中でサバテロの強さがどうこうは全く分からない。僕の技術のスキルアップは常にしていってるので、今回もバチっと極められると僕は思っているのでそれを信じて頑張ろうと思います」と、極められるとの自信をみせる。
作戦を組み立てるのか、向かい合った時のフィーリングを大事にするのか、どちらかと聞かれると「それはどっちも大切だと思うんですけれど、今回に関しては戦略をちゃんと練って、自分がどういう風に戦いたいかを明確にしてから試合に臨む方がいいと思っていて。今回はそれにしっかり取り組んでいる感じです」と、今回は戦略を綿密に練る方向性だと答える。
先に公開練習を行った太田忍はサバテロの勝利を予想、それは聞いていなかったという鹿志村だが「勝敗予想は人それぞれだと思うので気にならないです。僕は自分を信じているので勝ちに行きます」と、他人が何を言おうと気にならないとした。
逆に、『RIZIN.54』の記者会見では同じくサバテロと対戦経験のある佐藤将光と後藤丈治が、それぞれ鹿志村が極めて勝つのは「ワンチャンある」と予想。
そのことについて鹿志村は「ぶっちゃけ、ワンチャンなところもあると思います。それは間違いなくて。今の僕のキャリアと相手のキャリアを見てもワンチャンと見られることは分かるし、僕自身もそのワンチャンスに懸けようとの想いは凄く強いので、そのワンチャンスをモノにして僕はベルトを巻こうと思っています」と、自分も同じ気持ちだとする。

【写真】「我らのヒクソン・グレイシーなので今日は大切なこのTシャツを着てきました」と鹿志村
ということは、試合のペース自体はサバテロのペースで進むことを覚悟しているのかとの質問には「ペースをどっちが握るかは始まってみないと分からないので、僕が勝つんだったら1Rでフィニッシュする、それが一番明確な勝ち筋だと思っているので1Rフィニッシュを狙いに行こうと思っています」と、勝負は1Rだと明言した。
最後にはサバテロへ向けて「どうも、ビッチです。どっちがビッチか分からせてやる試合にするので、ちゃんと準備して。俺も準備するから、よろしくお願いします」とのメッセージを残した。
鹿志村は、DEEPバンタム級暫定王者。12勝中10勝が一本勝利という柔術ベースのグラップラー。25年6月にRIZIN初参戦で、スタンドも極めも強い後藤丈治とのハイレベルな攻防の末に判定負け。9月のDEEP日中対抗戦では大将を務め、YFUの刺客マジシャンを相手に1R一本勝利。RIZIN2戦目の11月には柔道ベースの安井飛馬を相手にバック、腕を狙い続ける目まぐるしい寝技の攻防を制して、キャリア初となる判定勝利で2連勝。26年3月には48歳のベテラン・所英男との新旧寝技師対決で、1R66秒、アナコンダチョークで絞め落とし、レジェンド越えを果たす。
26年5月のDEEPでは、平松翔とバンタム級暫定王座をかけて対戦。平松の右インローをヒザでカットすると相手が続行不可能となり、1R16秒で負傷TKO勝利による暫定ベルトを獲得した。26年は現時点で2試合をこなしながらもリング/ケージにいたのは合計1分22秒。DEEPの暫定王座を背負ってRIZIN王者サバテロに挑戦する今回、打撃&レスリングのノンストップでプレッシャーをかけてくるサバテロを相手に、下になるのも厭わず、自身のフィールドに持ち込みスイープでポジションを奪えるか。3カ月強で二団体制覇を成し遂げるつもりだ。











