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【ONE】計量ミスのジャービスがルンラーウィーを2R KO、ガブリエウが2年ぶり復帰のオク・レユンに判定勝ち。約2kg体重超過のエストゥピニャンがグルザダに初黒星付ける、初参戦ゲストがTKO勝ち、ナックロップは判定勝ち、フェラーリが鈴木真治を首相撲で圧倒して完勝、江崎壽がガザリアンにTKO負けで初黒星。英国サッカー出身エリオットが6秒KO! ホカゲが計量ミスのジョーンズに敗れる

2026/06/27 10:06
ONE Fight Night 442026年6月27日(土)タイ・ルンピニースタジアム※U-NEXTにてLIVE配信 ▼第9試合 ONEライト級(-77.1kg)ムエタイ 3分3R〇ジョージ・ジャービス(英国/Lumpini Crawley)[2R 1分59秒 KO] ※左フック×ルンラーウィー・シッソンピーノン(タイ/Sitsongpeenong)※ジャービスは体重超過。  ジャービスは2023年9月のONE Friday Fights初参戦ではタイのチャンナッジョンに判定負け、2024年2月はムスタファ・タクレティにスプリット判定で勝利し、8月にはリカルド・ブラボの連勝をストップした。2025年4月にムーシネ・チャフィに判定勝ちで4連勝を飾り、2025年8月にレギン・アーセルが保持するONEライト級ムエタイ世界王座に挑むも、初回KO負けを喫した。2026年3月の再起戦ではシンサムットに完勝。  ルンラーウィーは2015年にムエマラソンこといすゞカップトーナメントの70kg級で優勝、中国のEMレジェンドでは2017年に世界75kgトーナメント準優勝、2020年に77kg級王座を獲得。また、インドネシアの伝統武術プンチャック・シラットの2022年世界選手権では金メダルを獲得した。  ONEには2023年2月から参戦し、これまで6勝3敗。2026年4月にはレギン・アーセルとONEライト級キックボクシング世界王座決定戦を争ったが、判定3-0で敗れた。戦績は158勝49敗2分。  両者は2024年11月に初対戦し、ジャービスが圧倒的に試合を支配。3R1分15秒、容赦ないヒジ打ちとパンチの連打でKO勝ちした。  ジャービスはハイドレーションテスト&計量で約500グラムオーバー。そのため体重差に対する補償金をルンラーウィーに支払うことで試合実施へ合意となった。  1R、オーソのジャービスは右の蹴りから先に。サウスポー構えのルンラーウィーは左インローから。ジャービスの詰めにカウンターの左ストレートでダウンを奪うルンラーウィー。  立つジャービスに首相撲。ブレーク。左フック、右ローを当てるジャービスに腰が落ちるルンラーウィー。ブレーク。ワンツー右ヒザで詰めて組むジャービスはヒジ。ルンラーウィーもヒジを返し、組んで左ヒザ。  ブレークから組みヒザのルンラーウィーを剥がして右を会ったジャービス。詰めて右で押し込むとルンラーウィーは首相撲ヒザを返す。ダウンを奪ったのはルンラーウィーだが、ジャービスも左を当て返したラウンド。  2R、先に詰めるジャービスは右ミドル。組みヒザはルンラーウィー。右インカーフのジャービスは詰めて左右ボディ。ルンラーウィーはクリンチ。ブレーク。  詰めるジャービスは左右ボディ打ち。右ミドル。右ストレート、右ヒジ! 手を伸ばしてクリンチのルンラーウィーは回る。パワフルに右ミドルでコーナーに詰めるジャービスは右ヒジ。  さらにコーナーに詰めると、手を伸ばして首相撲に行こうとするルンラーウィー。そこにジャービスは右ボディから左フックを打ち抜くと、ルンラーウィーがダウン! ジャービスがKO勝ち。  試合後、「本来ならボーナスものだが、計量ミスで上げられない」とミッチ・チルソンから伝えられたジャービスは、「1Rはダラダラしてしまった。2Rに仕留められてよかった。父やトレーナーに感謝したい。計量ミスは申し訳ない。レギン・アーセルにリベンジを」と語った。 [nextpage] ▼第8試合 ONEライト級(-77.1kg)MMA 5分3R×オク・レユン(韓国/Team Mad/元ONEライト級MMA世界王者)[判定1-2]〇ルーカス・ガブリエウ(ブラジル/Nova Uniao Phuket)  MMA17勝5敗のオク・レユンは、2021年4月にONEに参戦。元王者のマラット・ガフロフ、元UFCライト級王者のエディ・アルバレスを長いリーチを活かした打撃で撃破。そして、同年9月にリーの王座に挑戦すると、激闘の末に判定勝利。ONE3戦目にして戴冠となった。2022年のダイレクトリマッチでリーに2R TKO負けし王座陥落となったが、2023年5月に強豪ローウェン・タイナネスに判定勝ち、復活を果たした。   24年7月の前戦で「ONEライト級MMA暫定世界タイトルマッチ」でアリビェック・ラスロフと対戦もラスロフが計量ミス。試合は実施されたが、オク・レユンが勝利した場合のみ王座を獲得できる変則王座戦となり、5R判定はラスロフが3-0で勝利で、暫定王座獲得ならず。今回は約2年ぶりの復帰戦となる。35歳。  ルーカス・ガブリエウは、ブラジル出身でタイ・プーケットへ移住し、名門ノヴァ・ウニオン・プーケット(Nova Uniao Phuket) で技術を磨いている。  23年にONE Friday Fightsから参戦。イブラヒム・シャイマノフ、クルバナリ・イサベコフに判定勝ち後、24年10月にザキムラッド・アミルジャノフに肩固めで一本勝ちで3連勝で本戦出場。25年5月のジャン・リーポン戦は薬物使用によりノーコンテストとなったが、26年2月にマゴメド・アカエフに判定勝ちで、戦績を10勝1敗(2KO・TKO/4SUB)としている。26歳。  1R、サウスポー構えのガブリエウにオーソから右インローのオク・レユン。詰めるとガブリエウはワンツーの左オーバーハンド、左ミドルを当てる。ガブリエウは左インロー。オク・レユンの右の蹴りを掴んでテイクダウンするガブリエウ。コーナーで立つオク・レユン。押し込むガブリエウはシングルレッグ、ダブルレッグでバッククリンチ。  クラッチを剥がして正対際にダブルレッグで尻をつかすガブリエウ。すぐにコーナーで立つオク・レユンは頭下げるガブリエウにヒジ。ガブリエウは持ち上げて中央側に倒そうとするが、残して突き放すオク・レユンは右。しかしガブリエウも右回りで左フックを返す。  2R、先に詰めるオク・レユン。ガブリエウはそこに左インローから組んでダブルレッグへ。左小手で差し上げるオク・レユン。ガブリエウは右で差して押し込み。オク・レユンはコーナー背に凌ぎ、突き放す。オク・レユンの右にガブリエウは左ヒザ。左ミドル。オク・レユンは右インカーフ。右回りのガブリエウを追うオク・レユンはワンツーから組んでボディロックテイクダウンでマウント。中腰で前に落としたガブリエウ。パウンドを入れてバック、おたつロックでリアネイキドチョークへ!  ロープに上半身が出ながら腰をずらして胸を合わせようとするオク・レユンだが、そこにおたツイスターを合わせたガブリエウ! 右脇で挟んで絞めるが、オク・レユンは凌ぐ。ゴングにオク・レユンは少し這いながらコーナーから出る。  3R、左ハイから左ストレートでシングルレッグも、切るオク・レユン。がぶりサイドを奪うと、ガブリエウはいったん亀から再び仰向けになりハーフに。  後転から抜けてシングルレッグでレッスルアップのガブリエウは立ち上がり。押し込みダブルレッグでオク・レユンに尻を着かせる。オク・レユンは立ち上がるが、そのままダブルレッグテイクダウンからオク・レユンの立ち際に背中に乗る。ボディトライアングルも振って前に落としたオク・レユンはパウンドは入れられず。ゴング。  判定は2-1に割れて、ガブリエウが勝利。コーナーのマルロン・サンドロの祝福を受けた。 [nextpage] ▼第7試合 ONEフライ級(-61.2kg)キックボクシング 3分3R×アキフ・グルザダ(アゼルバイジャン)[判定0-3]〇ジョハン・エストゥピニャン(コロンビア)※エストゥピニャンは体重超過。  グルザダは2024年7月から『ONE Friday Fights』に出場し、初戦で安本晴翔にキックボクシングルールで勝利を収めている。その後はムエタイルールでサミンダンやプンルアンからKO勝ち、ショーン・クリマコから判定勝ち、2025年10月にはジャオスアヤイから勝利を奪い5戦全勝。TEAM CHINGIZ ALLAZOVの一員。  エストゥピニャンは2025年1月の『ONE 170』に初参戦し、フレディー・ハガティーから右ストレート、右フックで2度のダウンを奪って勝利した。3月の2戦目もアリ・サルドエフに判定勝ち。優れた身体能力からトリッキーに繰り出す攻撃が持ち味。9戦全勝の快進撃を続けていたが2025年6月の内藤大樹戦で初黒星。11月のブラック・パンサー戦でも敗れ連敗中。  計量でエストゥピニャンは約2kgオーバーしたため、グルザダに賠償金を支払うことで試合実施へ合意した。  1R、エストゥピニャンの左ハイにグルザダは軸足蹴りを合わせる。グルザダがワンツーを打つとエストゥピニャンは左ハイを合わせる。頻繁に構えをスイッチするエストゥピニャンだが、グルザダは構わずパンチからローのコンビネーションを決める。  グルザダが右ボディストレートからのテンカオ。エストゥピニャンは前蹴り、右カーフ。グルザダも右カーフを返す。右のテンカオを綺麗に突き刺すグルザダは、決まらずも後ろ廻し蹴り。エストゥピニャンも負けじと後ろ廻し蹴りを放つ。  2R、グルザダのパンチに合わせて左ハイを狙うエストゥピニャン。グルザダはエストゥピニャンのローに右ボディストレート。左右に構えをスイッチして左右ローを蹴るエストゥピニャンにグルザダは右ストレート、左右のインロー。グルザダのテンカオにはエストゥピニャンが飛びヒザを返す。一気に前へ出て攻撃するエストゥピニャンだが、グルザダは下がりながら上手くかわす。  エストゥピニャンの右ハイが浅くヒット。すかさず右を大振りしていくエストゥピニャンだが、グルザダはジャブを出しながら離れる。前へ出るエストゥピニャンがワンツー、グルザダは右インロー、右ストレート。  3R、エストゥピニャンが手数を増やしてアグレッシブに攻めるが、つかんでのヒザを見舞ってしまい注意を受ける。エストゥピニャンが右打ち下ろしのカウンターをヒット、グルザダは右ヒザとボディへのワンツー。エストゥピニャンが右カーフ、グルザダがワンツーを連打するとエストゥピニャンは左ハイ。  前に出たエストゥピニャンの右ストレートがクリーンヒット。グルザダは左カーフを蹴り、エストゥピニャンの突進に左フックを合わせようとするが、勢いづいたエストゥピニャンはハイキック、後ろ蹴り、飛びヒザ、ジャンプしての右ストレートと大技を連発。激しく攻めるエストゥピニャンが左ボディ、ワンツー、さらにセンチャイキック。最後は胴廻し回転蹴りも放って試合を終了した。  判定3-0で体重超過したエストゥピニャンが勝利を飾り、飛び跳ねて大喜びした。 [nextpage] ▼第6試合 ONEフェザー級(-70.3kg)ムエタイ 3分3R〇チャーリー・ゲスト(英国/Impact MMA/Tiger Muay Thai)[2R 2分08秒 TKO] ※3ノックダウン×サム・フィッツジェラルド(ニュージーランド)※ゲストは体重超過。  ゲストは16歳で単身タイに渡ってムエタイジムで練習を積み、16歳でプロデビュー。2005年10月にISKAムエタイ世界ライトミドル級(-72.5kg)王座に就いた。フィゲレードはWBCムエタイのニュージーランド スーパーウェルター級王者で世界14位。191cmの長身を誇る。  計量でゲストも約2.3kgオーバーし、体重差分の補償金をフィゲレードに支払うことで試合実施に合意した。  1R、フィッツジェラルドは長いリーチから左ボディ、左右ボディ、右カーフ。ゲストも右フックから左ボディを返す。ゲストの右フックからの左ボディに下がるフィッツジェラルドは、スミスが詰めてくると首相撲に捕まえてのヒザ。押しヒザも入れる。  離れるとフィッツジェラルドが右ボディストレート、これにゲストが下がる。フィッツジェラルドは左ボディ、左三日月でボディを攻め、ゲストは右カーフと左ボディ。  2R、ゲストはジャブを打ちフィッツジェラルドが打ち返してくると左右フックの連打。右のカウンターを決めると一気にラッシュをかけ、左右ボディ、左フックでダウンを奪う。立ち上がったフィッツジェラルドにスミスが襲い掛かり、フィッツジェラルドもヒジで反撃するが右ストレートでダウン。  ラッシュをかけるゲストがフィッツジェラルドをコーナーへ詰め、連打を見舞う。フィッツジェラルドもヒジを返そうとしたが左右フックを浴び、右フックでマットに沈んだ。  ONE初陣をTKO勝利で飾ったゲストは「ずっとサポートしてくれる奥さんに感謝します」と勝利者インタビューに答えた。 [nextpage] ▼第5試合 ONEバンタム級(-65.8kg)ムエタイ 5分3R〇ナックロップ・フェアテックス(タイ/Fairtex Training Center)[判定3-0]×ジェイコブ・スミス(英国/Bad Company/Thaifist)  ナックロップはK-1に来日経験があり、2022年9月に朝久裕貴と対戦してKO負け。タイのテレビマッチで活躍し、激しい試合をするムエタイ選手として知られている。2023年1月にONE初参戦、3連勝をナビル・アナンにストップされたが、その後はデッドゥアンレックやムアンタイ、タギール・カリロフ、プンルアンなどに勝利した。しかし、2025年6月にジャオスアヤイ、11月に内藤大樹、2026年2月にフライ級からバンタム級に階級を上げてパンリットと対戦した試合まで3連敗中。  スミスは初参戦となった2022年5月の『ONE 157』でロッタンと対戦も判定負け。2023年12月に『ONE Fight Night 17』でボルター・ゴンサルベスにヒザ蹴りでKO勝ちしてONE初勝利を収めたが、前戦は2024年4月にデニス・ピューリックに判定で敗れた。11月、ONEフライ級ムエタイ世界タイトルマッチで再びロッタンに挑むも、体重超過したロッタンに判定で敗れた。今回はそれ以来のONEでの試合となる。諦めない姿勢を持つ、激しく攻撃的なファイター。  1R、スミスが右ローで先制し、ジャブを突きながら前へ出ての右ロー。ナックロップはじりじりと距離を詰めての左ミドル、スミスは右ローを返していく。ナックロップの右ミドルをキャッチしたスミスは右ストレート、下がったナックロップへ一気に距離を詰めたスミスだが、そこへナックロップがカウンターのジャブ。ダウン気味に倒れたスミスだが、これはノーカウント。  再び前に出るスミスは右ボディストレート、ナックロップがミドルを蹴るとキャッチしてコカす。ナックロップもつかまれるとパンチを連打するがコカされる。ナックロップが組んでヒザを蹴ると、スミスは足を掛けてコカすがこれは反則。2度の注意を受ける。前へ出て右ボディストレートを打つスミス。  2Rもナックロップの右ミドルをキャッチしてくるスミス。それでもナックロップは右ミドルを蹴り続ける。スミスが近付くとナックロップは右の縦ヒジから首相撲に持ち込んでのヒザを連打。首相撲になるとスミスは右アッパーを打つが、ナックロップのヒザをもらう。  離れ際にスミスが左ヒジ、すかさずナックロップもワンツーとヒジの連打。首相撲で完全にペースをつかんだナックロップ。スミスはナックロップをロープに押し込んでヒザを蹴り返す。ナックロップのヒジでスミスは右目上から流血。ゴングが鳴った後もパンチを放ってしまったスミス。  3Rが始まってすぐ、スミスが伸ばした左手の指がアイポークになってしまい一時中断。再開後、すぐに首相撲に持ち込むナックロップ。ナックロップが右ストレートから右ミドル、そして首相撲からのヒザ。スミスも右ストレートで反撃するが、すぐに首相撲に捕まってしまう。  ナックロップが左ヒジから右ストレート、スミスは自分から組み付いて左ヒジを打つが、離れ際にナックロップが右ストレート。左右ミドルを蹴って来るナックロップにスミスは右ストレート。ナックロップは飛びヒザをボディに突き刺し、スミスは組み付く。スミスの腕を脇に抱えて動きを封じるナックロップ。  判定3-0でナックロップがスミスを封じ込んだ形で連敗から脱出した。 [nextpage] ▼第4試合 ONEフェザー級(-70.3kg)サブミッション・グラップリング×ファブリシオ・アンドレイ(ブラジル/Melqui Galvao)[判定1-2]〇オーウェン・ジョーンズ(英国)※ジョーンズは計量ミス。  柔術世界王者の“ホカゲ”ファブリシオ・アンドレイは、ブラジル・マナウスで生まれ育ち13歳でブラジリアン柔術と出会い、その才能を瞬く間に開花させた。卓越した身体能力と技の吸収力を武器に、若くしてトッププロたちと肩を並べて練習を重ね、色帯時代から世界大会で結果を残していく。  青帯、紫帯で世界王座を獲得し、茶帯ではヨーロピアン王者に輝くなど、異例のスピードでキャリアを積み重ねた。そして2020年、満を持して黒帯を取得。以降はエリートシーンの常連として、その名を確固たるものにしていく。  2021年のIBJJF世界選手権決勝で元世界王者ジャミル・ヒル=テイラーを極め切り、金メダルを獲得したことで、“ホカゲ”の名は世界中に知れ渡った。その後もIBJJFヨーロピアン選手権、ブラジレイロ、ADCC南米トライアルなど、名だたる大会で次々とタイトルを獲得。  25年4月にONEサブミッショングラップリングデビュー。アシュレイ・ウィリアムズに判定勝ち後、CJIにも出場。10月のONEでエドゥアルド・グランゾットに判定勝ち。26年2月の前戦では、ジョアン・ペドロ・ブエノ・メンデスに判定勝ちで3連勝中。Melqui Galvao所属。26歳。  対するオーウェン・ジョーンズは、Apex Jiu-Jitsu Atlanta所属の21歳。  英国出身のプロ柔術選手で、紫帯の頃からプログラップリングサーキットで活躍。23年に紫帯でADCCヨーロッパ予選66キロ級(145.5ポンド)で優勝し、プログラップリング界に躍り出た。その後、ADCC本大会(24年)で4位入賞。北ロンドンのApex Jiu-Jitsu Academyに所属するジョーンズは、B-Team(米国テキサス州オースティン)やLos Bandidos(英国ロンドン)といった有名クラブでもトレーニングを積んでいる。リバースクローズドガードを得意としている。  10代前半の頃、妹がADHD(注意欠陥・多動性障害)と診断されたことで両親が妹のADHDに対処するため、地元の柔術クラブに通わせることにし、オーウェンも精神的な支えとして参加した。2017年10月、当時彼は13歳だった。  当初は妹を応援するために練習していただけだったが、柔術はすぐに彼のスポーツ活動の中心となった。15歳になる頃には、オーウェンはスクラムハーフだったラグビーを辞め、グラップリングの技術に専念することを決意し、今日の成功に至る。  ジョーンズは計量失敗。スタンドから。アンドレイは足払い。ジョーンズも立ちレスリングに付き合う。右腕を掴んで引き込み狙いのジョーンズをさばくアンドレイ。  再びスタンド。跳びつき十字を狙うアンドレイにトップからパス狙いのジョーンズ。下のアンドレイはキムラクラッチ。外したジョーンズにアンドレイが上に。  右の外がけからアンドレイの右足にストレートフットロックのジョーンズ。内ヒールに切り替えキャッチ。ヒザを抜くアンドレイ。片足を踏みながらパスへ。戻すジョーンズはバック狙いから足首をつかむも、抜くアンドレイ。  ハーフから左足首をとらえストレートフットロックのアンドレイ。インサイドサンカクからヒザを抜くアンドレイはパス狙いから左手首を掴んで右足を顔にかけて一気に腕十字! キャッチコール。ヒジは抜けているジョーンズは後ろを向いてからガードに戻す。  トップ攻めのアンドレイ。ガードから足首を掴み、トーホールド狙いのジョーンズ。連続パスアタップのアンドレイに、足効かせるジョーンズ。  ともにキャッチ1回ずつ。判定はスプリットに割れ、2-1でジョーンズが勝利。前回のリベンジを果たした。 [nextpage] ▼第3試合 ONEストロー級(-56.7kg)MMA 5分3R〇カレン・ガザリアン(アルメニア/Shahmuradyan Fight Club)[1R 終了時 TKO]×江崎 壽(日本)  江崎はMMA7戦無敗。北海道・ALMA FIGHT GYM BASE所属、柔術をバックボーンに持つ寝技師で、11月の『GRACHAN78』で村松竜眞に2R 腕十字で一本勝ち。26年3月にKROSS×OVER王者の渋谷カズキに判定勝ち。  ガザリアンは、ロシアのアマチュアMMA Worldで連勝後、19年にプロMMAデビュー。25年8月の前戦『Naiza FC 76』では、キルギスのキリシベック・ウルル・ドロンベックを相手にバックフィストをかわされテイクダウンからバックを奪われるも、正対して力強いパウンドを叩きこみ、最後はマウントパンチ連打でTKO勝ち。26年4月のONEデビュー戦で箕輪ひろばに1R リアネイキドチョークで一本負け。  1R、ともにオーソドックス構え。打撃で立ち合わず組む江崎だが、ガザリアンのアッパーを被弾。パンチにガードを固めるが下を向いてしまう。ダブルレッグから引き込んだ江崎は左でオーバーフックから腕十字。  ヒジを抜いたガザリアンのパウンドを掴んでスイープで上に。サイドから脇差しパウンド。トップの江崎は鼻血も。頭突きで脇をすくいキムラ狙いも、抜けたガザリアンが体を離す。  シッティングガードで近づく江崎に付き合わないガザリアン。スタンドを命じられる江崎。打撃をせずに近付き、跳びつき十字気味みに引き込んだ江崎はそのままマウント。三角を狙うが外すガザリアンがパウンドでゴング。江崎は這ってコーナーに戻る。  2R、コーナーに座ったままの江崎。左目がふさがっている。試合を続けられず。1R終了時、TKOでガザリアンがONE初勝利を飾った。 [nextpage] ▼第2試合 ONEバンタム級(-65.8kg)ムエタイ 3分3R〇フェラーリ・フェアテックス(タイ)[判定3-0]×鈴木真治(Fujimakick Muay Thai Gym)  鈴木は2005年に藤原ジムからプロデビューし、40戦以上のキャリアを持つ大ベテラン選手。様々な団体に出場してトップ選手と拳を交え、2018年11月に開催されたシュートボクシング世界トーナメントS-cupでは決勝進出を果たしている(決勝は棄権)。ヒジ打ちやローキックを駆使する粘り強いファイトが持ち味。  2022年から2023年4月にかけて行われた「ROAD TO ONE ムエタイ」ウェルター級トーナメントで優勝。2023年9月の『ONE Friday Fights 32』でスーブラックに2R、左アッパーでKO負けを喫したが、2024年3月の『ONE 169』でハン・ズーハオに左フックでダウンを奪い判定勝ちした。2025年2月には隻腕ファイターのジェイク・ピーコックにTKO負け。12月、計量オーバーで臨んだドミトリー・コフトゥン戦で判定負けと連敗中。  イタリアの高級車メーカーの名をリングネームにしたフェラーリは2016年頃からラジャダムナン&ルンピニーの両スタジアムで活躍。2018年に7チャンネルスタジアム認定ライト級王者となり、2019年にはアマチュアムエタイ世界選手権のIFMAにて-63.5kg級で銅メダルを獲得。2019年3月のルンピニースタジアム認定スーパーライト級タイトルマッチではクラップダムに敗れて獲得に失敗。 2021年にはタイのスポーツ・ライターズ・アソシエーションが選定するファイター・オブ・ザ・イヤーに輝いた。ムアンタイ、ヨードレックペット、リッテワダから勝利を収め、ONEには2022年9月に初出場。連敗から4連勝を記録したが、直近3試合は2敗1無効試合と調子を落としている。ONEでの戦績は5勝4敗1無効試合。  1R、鈴木がジャブから奥足への左ロー、フェラーリが右インローを返すとそれがローブローに。すぐに再開。ボディへジャブを打つ鈴木にフェラーリは右ストレートを返す。奥足への左ローを狙う鈴木に右ストレートを狙い撃ちにするフェラーリは、鈴木の右ローにも合わせてくる。  圧をかけて前に出てくるフェラーリが右ミドル。鈴木はジャブを突き続ける。鈴木も右フック。フェラーリは右クロスをヒットさせると首相撲に持ち込み、ヒザから押し倒す。フェラーリの左ミドルに鈴木は右ロー。残り10秒で鈴木が右ストレート、フェラーリはすぐに組んでヒザを打った。フェラーリが有利な展開。  2Rも前に出てくるフェラーリに鈴木は右ロー、グッと距離を詰めるフェラーリは右ストレートから首相撲、そしてヒザの連打。コーナーに詰めると右ヒジも見舞ってくる。逃げられない鈴木は左ヒジをもらう。かなり不利な状況に。ようやく離れるとフェラーリは右ミドルを何度もヒットさせ、右ヒジ、右ストレート。  強烈な右ボディストレートを突き刺すフェラーリ。余裕が出てきたか、飛びヒザ蹴りや二段飛び蹴りも繰り出す。鈴木はボディを狙いに行くが、フェラーリは右クロス。前蹴りで鈴木を転倒させる。左テンカオから組み付いて正面からヒザを連打で突き刺す。かなり一方的な展開に。  3R、前に出ながらスピードのある右ミドル、右ハイを放つフェラーリに、鈴木は右ローで応戦する。右ハイを連発するフェラーリ。鈴木はワンツーを打つがフェラーリはテンカオと組んでのヒザ。組み際のヒザで鈴木が倒れ、立ち上がるのが遅かったためダウンをとられる。  勢いに乗ってヒジ、ヒザで攻め込むフェラーリ。鈴木は消耗のためかスリップする。攻め込むフェラーリが左ヒジでダウンを追加。さらに首相撲からのヒザで畳み込むフェラーリ。鈴木は右ストレートで反撃もフェラーリの左フックからの左ハイで倒れる。そこでゴング。  フェラーリが首相撲で完全にイニシアチブを握り、判定3-0の完勝を収めた。 [nextpage] ▼第1試合 ONEヘビー級(-120.2kg)MMA 5分3R〇ポール・エリオット(英国/Akurei MMA Academy/TFT)[1R 0分06秒 KO] ※左ハイ→パウンド×リーガン・アップショー(米国/Elevation Fight Team)  英国の工業都市ミドルズブラで生まれたエリオットは、サッカー界で大成すると期待されていた。実際、彼は地元のプロスポーツチームであるハートリプールとミドルズブラでプレーしていた。しかし、15歳で初めてキックボクシングを体験したことで全てが変わり、彼は自分がサッカー場にふさわしくないことに気づいた。  両親の支えもあり、エリオットはキックボクシングの階段を駆け上がり、大学の学業に専念するため一時的に競技から離れたものの、最終的には格闘技の世界に戻ってきた。しかし、2017年には総合格闘技(MMA)に転向することを決意し、アマチュアの強豪たちを次々と打ち破った。  プロ転向後も状況はほとんど変わらず、英国のMMAシーンで4勝0敗の戦績を積み上げ、対戦相手全員を1ラウンドで破った。怪我によってキャリアはやや停滞したが、それでもONE Championshipは巨漢と契約し、既に層の厚いヘビー級部門に加えた。英国初のONEヘビー級MMA世界チャンピオンになることを目指している。Akurei MMA Academy / TFT所属。33歳。  アップショーはキック出身で、アマチュアMMAで1勝。Elevation Fight Team所属。今回がMMAデビュー戦となる。28歳。  1R、サウスポー構えのエリオット。オーソのアップショー。中央に近づいた両者。エリオットが左を伸ばしながらいきなり左ハイ! アップショーは右でガードしたかに見えたが、その後頭部に巻いた足の甲がヒット。後方に倒れたアップショーにパウンドで飛び込み1発。  エリオットが6秒TKO勝ち。試合後、サッカー出身のエリオットは両股を水平に開脚する柔軟性を見せた。
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