MMA
インタビュー

【RIZIN】フィニッシュ勝利で目指すは6月・地元大会で王座戦。神龍誠「チャンピオンになって、おばあちゃんにハグしに行きたい」「ATTでスパーしたパントージャは──」=4月12日(日)福岡

2026/04/07 14:04
 2026年4月12日(日)にマリンメッセ福岡で開催される『RIZIN LANDMARK 13 in FUKUOKA』。  フェザー級王者のラジャブアリ・シェイドゥラエフが久保優太の挑戦を受け、後藤丈治がバンタム級王者ダニー・サバテロに挑戦する2大タイトルマッチが予定されるほか、フライ級戦では神龍誠(アメリカン・トップチーム)が、エンカジムーロ・ズールー(南アフリカ/CIT Performance Institute)と対戦する。  2025年末のヒロヤ戦で勝利し、今年初戦を迎える神龍誠に本誌がインタビューした。 対戦相手のズールーは「ちゃんと強いと思います」  2025年にRIZINフライ級ワールドグランプリで優勝した扇久保博正が王座に就き、26年に入ってからはRIZINが『vs世界』をテーマに打ち出したことから、PFLなど海外団体からも選手が参戦するなど群雄割拠のRIZINフライ級。  そんな中、2月に行われたカード発表会見で強くタイトルマッチをアピールしたのは神龍誠だった。  21勝5敗、25歳の神龍は確実にRIZINフライ級トップ戦線を走ってきたものの、これまで堀口恭司や扇久保博正、元谷友貴と常にベテラン勢の壁に阻まれるようにベルトに手が届かずにいた。  しかし2025年9月、フライ級GPでの元谷戦での敗北をきっかけに新たな環境で成長するため堀口ら世界トップ選手が多く所属するアメリカン・トップチーム=ATT行きを決断。  1カ月の練習期間を経て正式にATT所属となり、迎えた大晦日のヒロヤ戦では完封と言える勝利を収めたが、試合後の会見でATT修行の成果を聞かれると「全然出せなかった」と答え、反省しきりだった。  あれから3カ月、2度目のATTでの長期トレーニングにより神龍は様々なことを吸収してきたという。 「技は毎回増えていきます。本当に毎日一個ずつ増えていくレベルで教えてもらえるんですけど、全部は覚えられないので、5~6個覚えたものを日本に持ち帰って徹底的に練習します」と、日本でも反復練習で身に沁み込ませている。  新たな技術の習得に加えて、フィジカルの強い対海外勢への免疫もついた。 「アメリカはみんなフィジカルが強いから、フィジカルは組んでるだけで多分強くなってるんですよね。あとはガチスパーみたいなのを週2回やるので、そういう意味では試合慣れもするし、寝技は結構伸びるんじゃないかな」とフィジカル面、精神面での成長も実感しているという。  そして今回は神龍を指導してくれるコーチも出来た。元UFCファイターのスティーブ・ブルーノだ。「(言葉をスマホで)日本語に翻訳して、カタコトで教えてくれて。打ち込みの時とかに『もっと強くやれ、相手はお前の攻撃に耐える力があるから』とか『心は熱く、頭は冷静に』って」というブルーノコーチの熱血指導に「それだけ熱くやってくれたら僕も返したくなるし、できた時に喜びを一緒に分かち合いたい」と、神龍も呼応するように練習に打ち込めたという。  そして今回の対戦相手であるズールーと過去に対戦経験がある堀口恭司からもアドバイスをもらったという。現在、堀口は右手を骨折しているため共に練習は出来ていないが「対策というよりは気を付けることを聞きました。あとは『いつも通りやれば大丈夫じゃない?』とは言われました」と太鼓判をもらったと語る。  変則的な打撃を武器に、新井丈をスタンディングでKOし、堀口をグラつかせたズールーを「ちゃんと強いと思います。リーチが長くて独特なリズムがあるし」と評価する神龍。荒々しいファイトスタイルについては「荒く来たら雑だと思うんでそこに組んで行ったり打撃を合わせたりしようと思います」と対応に自信をのぞかせた。  カード発表時の会見では「この試合は通過点なんでしっかりフィニッシュする」と宣言していた神龍だが、その先に見据えるのは6月6日(土)に開催される『RIZIN LANDMARK 14 in SENDAI』でのタイトルマッチだ。 「6月の仙台大会で僕がチャンピオンになるんで。ってなると逆算してここはフィニッシュしてタイトルマッチをアピールしなくちゃいけないなって思うんで」とフライ級王者・扇久保博正への挑戦のため、結果だけでなくインパクトのある勝利が必要だと語った。  地元である宮城県仙台市での大会への出場が実現した時には、応援に来て欲しい人がいるという。 「おばあちゃんも呼ぼうと思っていて。おばあちゃんは僕の試合を見たことがないんですよ。新幹線で東京に来たりもあまりできないんで、仙台大会で僕がメインでチャンピオンになったら、親孝行じゃないけどできるなって。(チャンピオンになって)ハグしに行きたいですね」と家族への想いを語った。  地元大会での戴冠という目標のため、今回求められるのは圧倒的な勝利。ATT所属となり肉体的にも精神的にも進化を遂げた神龍がズールー相手にその成果を見せつけ、王座へと前進するか。 [nextpage] 神龍誠、ATTでパントージャとスパー「僕より強い。あと2、3回の合宿で追いつきたい」(公開練習) 「(公開練習でファンとタッチボクシングを披露し)タッチゲームはよくやりますね。目慣らしとか身体を温める時にやります。みんな(ジムで)やるんじゃないですかね。 (ATTでの練習での変化は?)肉体的には多分結構強くなったと思うんすね。その同じ階級でもあっちはデカいし、結構(階級上の)バンタム級の人と組んできたんで、フィジカル面とか、あとガチスパーみたいなのは、試合と近いスパーリングもしてきたんで、そこら辺は強くなっていると思います。 (孤独との戦いは?)まあ、孤独は孤独すよね。1日も早く帰りたくて、なんか終わるたびに、こう1日終わった、終わったみたいに(チェックマークをつけて)なんか刑務所みたいな感じで書いてました。 (練習相手は?)堀口さんは怪我していて練習はできなかったんですけど、ご飯連れていってもらったり、ズールーの対策とかちょっと教えてもらったりしました。パントージャ選手ともスパーリングしました。5分3R、ガチガチでやったりとか、いい経験させてもらいました。 (自分との力量差は?)感じました。やっぱ強いスよね。僕よりは強いです。まだそこに追いつかないといけないんで。死にものぐるいで頑張んなきゃなって思ってます。練習内容はあんまり言うと良くないじゃないですか。言わないんですけど。 (あとどれぐらいで追いつけるなと?)どうなんスかね……。あと2、3回の合宿で追いつきたいですね。(最後に意気込みを)今回の試合必ずフィニして、6月の仙台大会、僕、フライ級のタイトルマッチ必ずやるように持ってくんで、応援よろしくお願いします」
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.343
2026年3月23日発売
4.29『ONE SAMURAI』でロッタン相手に引退試合に臨む「最強最後の武尊」。現役18年の軌跡に迫る永久保存版。日本人初UFC世界王者へ「平良達郎vs.ヴァン」徹底解説、秋元強真の強さとは何か?
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント