(C)全日本空道連盟
着衣で行うアマチュア総合格闘技、「空道(くうどう)」。その階級別全日本選手権が5月12日(日)に愛知県武道館で開催される(全日本空道連盟主催「2019北斗旗全日本空道体力別選手権大会」)。
2018年末開催の世界選手権後、初の全日本選手権だけに、選手の顔ぶれも大幅に入れ替わり、次代を担う新進気鋭の若いファイター達が続々と登場することが期待される。
新元号となっての初代チャンピオンの座を争うこの大会、 全国5地区での予選大会は3月に開催され、現在、エントリーを受付中。空道連盟への団体・もしくは個人での加盟申請を行なえば出場が可能だ。
空道はアマチュア武道の大会のため、主催者側が積極的にアピールすることがないが、全日本選手権や国際大会の入賞者には、稽古用具や武道奨励金の授与がある。
世界選手権では、2014年は各階級優勝50万円、準優勝30万円、3位20万円、2018年は各階級優勝30万円、準優勝15万円、3位5万円の武道奨励金が授与されている。
また、国際空道連盟は、WADA(世界アンチドーピング機構)、JADA(公益財団法人日本アンチドーピング機構)傘下で活動するアンチドーピング委員会を有しており、主要大会において、いわゆるドーピング検査を行っている。
昨年末の世界選手権においても「世界選手権優勝者のうち2名、その他出場全選手から2名を無作為に選び、大会終了後に採尿し、検査を機関に委ねている」とのこと。WADA・JADA管轄レベルのドーピングコントロールにおいては、サンプルを保存し、検査技術の発展に伴い、随時チェックを重ねていくため、検査機関側から「問題なし」というような発表がされることはなく、違反が検出された場合のみ、通達が行われている。
また、各地区体協(体育協会)への空道連盟の加盟が重ねられており、2025年開催の青森国体(国民体育大会、新名称:国民スポーツ大会)において空道がデモ競技として実施されることが決定している。
なお、BS11(無料放送)にて、4月28日(日)26時~27時30分(深夜2時~深夜3時30分)に昨年末の世界選手権の試合映像放映をメインとした番組がオンエアされる予定だ。