ラジャダムナンスタジアムの人気興行である『RWS』(C)RWS
2026年2月24日(火)、ムエタイの二大伝統のひとつラジャダムナンスタジアムにて「80執念記念式典」が行われ、同スタジアムのウォラサック審判部長がルール改定を発表したことを、ムエタイの情報をSNSで提供している『Muay Thai Super Fight』が伝えた。
それによると、5R興行もラウンド毎の採点が徹底され、ジャッジペーパーはラウンド毎に回収されるようになるという。

【写真】外国人選手も多く参戦しているRWS。今回のルール改定は外国人選手にとってもやりやすい環境となるだろう
これは公にはなっていないが、場内のギャンブラーたちの賭け率がジャッジに影響しているとの説から来るもの。例えばギャンブラーたちが赤コーナーの選手が優勢だとしている時に、青コーナーへ優勢の点数を付けるとジャッジが叩かれてしまうことから、審判たちがギャンブルの流れを考慮して採点しているのではないか、との疑いがあるためだ。
また一説によると、ラウンド毎の採点は付けておらず、ギャンブルの流れを見て最終的に49-48などの採点を付けている(ムエタイの採点は49-48が多く、差がついた場合は49-47であることが多い)との疑いもあるため。
さらに、採点基準に関しても、攻撃やダメージのみではなくあくまでディフェンスも含めたムエタイであることが改めて確認された。

【写真】かつては女人禁制で女性はリングに触れることも許されなかったが、近年は女子の試合も当たり前に
また、金的攻撃やファウルを判断するVAR(ビデオ判定)も双方が要求できることになったという。これまでは、ローブローでダウンしても「(故意と見なされなければ)ちゃんとディフェンスしなかった方が悪い」との解釈で、ダウンやKOとなっていたが、ビデオ判定を要求できることでここも大きく変化するところだ。
ラジャダムナンスタジアムの人気興行『RWS』は、いち早く3R制(トラディショナルムエタイは3分5R)の導入、オープンスコアの実施など近代化を進めていたが、今回のルール改定によってラジャダムナンスタジアムで行われるムエタイ興行の全てが、これまでのムエタイとは変わってきそうだ。



