キックボクシング
レポート

【DEEP☆KICK】井上大和が挑戦者決定トーナメントで優勝、原田闘鬼がTKO勝ちでトーナメント決勝へ進出

2026/01/29 19:01
【DEEP☆KICK】井上大和が挑戦者決定トーナメントで優勝、原田闘鬼がTKO勝ちでトーナメント決勝へ進出

DEEP☆KICK ZERO 26
2026年1月25日(日)大阪・176BOX

▼メインイベント DEEP☆KICK-55kg挑戦者決定トーナメント決勝 3分3R延長1R
○井上大和(NJKF TOKEN KICKBOXING GYM)
判定3-0 ※30-29×2、30-28
×田中恒星(FASCINATE FIGHT TEAM)
※井上大和がタイトルマッチ挑戦権を獲得


「やったぞ~っ」ヒーローインタビューで保井広輝(LoTgym)への挑戦権を手にした井上大和(NJKF TOKEN KICKBOXING GYM)は涙を潤ませながら絶叫した。以前からポテンシャルの高い選手として期待されながら、ここ一番というときに星を落とすことが多かった。過去に2度トーナメントに出場しながら、いずれも初戦で敗退。これまでの5勝(1KO)5敗という凡庸なレコードも、井上が持っていない男であることを如実に物語っていた。


 対照的に田中恒星(FASCINATE FIGHT TEAM)は8勝3敗と勝ち越しており、KO率も高い(63%)選手として知られていた。ランキングは井上の方が上(1位)ながら、過去の実績から判断すれば、「田中有利」という声が多くても不思議ではない。しかし、井上は3度目の正直にかけていた。


 1R、右ミドルキックを軸にローも繰り出し、試合のリズムを掴む。中盤にはワンツーをクリーンヒットさせ、場内を大きくどよめかせる。終盤にもパンチの連打を浴びせ、いつもとは違う自分をアピールした。


 続く2R、田中はボディフックを口火に打ち合いにも挑み、試合の流れをひっくり返そうとするが、逆に井上は右ハイキックで田中を脅かす。2Rが終わった時点でのオープンスコアは2者が20-19で井上を支持していた。


 3Rも井上のペースは落ちない。右に特化した攻撃で田中に反撃の余地を与えず、試合終了のゴングを鳴らした。ジャッジは30-29(×2)、30-28で三者とも井上。


 試合後、3月に井上の挑戦を受けることになった保井がリングイン。「トーナメントが始まったときから一番レベルが高い選手だと思っていたので、やると思っていました。3月8日はほかにもタイトルマッチがあると思うけど、井上選手との一戦が一番レベルが高い試合になると思う」と予告した。


 王者からのエールを受けた井上は「3月8日も頑張るのでよろしくお願いします」と話をしたまではよかったが、王者と目が合うと「保井さん?」とアンビリーバブルな一言。すぐに「メインでやりたい」とごまかしたが、場内は笑いの渦に包まれていた。舞台は大阪。ボケで終わるなんて、新年早々縁起がいい。

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