2019年11月1日(日本時間2日)米国カンザスシティで開催された『Invicta FC 38』にて、日本の村田夏南子(フリー)が、エミリー・ドゥコッティ(アメリカ)とInvicta FC世界ストロー級王座決定戦を争い、見事勝利。現RIZIN女子スーパーアトム級王者の浜崎朱加に続き、日本人2人めの同団体王者となった。
『Invicta』は北米に拠点を持つ女子MMA世界最大規模の団体で、多くのUFCファイターも輩出している。
この快挙に、中井りん(修斗道場四国)が自身のブログにて「村田夏南子選手、おめでとう御座います。愛媛県の同じ出身として、とても嬉しいですし、日本の女子格闘技の選手としても、嬉しいです。心から祝福したいです」と祝福のメッセージを送った。
中井と村田は2016年12月『RIZIN』のリングにて57.15kg契約(※今回村田は52.11kgで計量)で対戦しており、中井が3R1分16秒、リアネイキドチョークで勝利。村田の11勝1敗の戦績のうち、唯一の黒星はこの中井に付けられたものだ。
村田は中井にリベンジしたいと公言しているが、そのことは関係なく、中井はかつて対戦した村田の勝利を喜ぶ。その一方で「私の格闘技人生は妨害されてばかりでした。最近は、やっとこれからという時期に病気や怪我が多くて、前に進みにくくて苦しんでばかりです…」と苦しみを吐露する。
10月22日に東京・後楽園ホールで開催された『skyticket Presents DEEP JEWELS 26』で、中井は計量失格となったKINGレイナの代役として急きょ出場。ダイヤモンドローズ・ザ・ロケット(タイ)に1R3分20秒、腕十字で勝利した試合についても触れ、「私的には試合内容についてはイイとこ無かったです、向上を目指して毎日努力して練習に励みます」と、村田の活躍が刺激になったようだった。