(左から)竜哉、朝陽、士門、右はRWSで勝利した安部(写真はゴング格闘技2025年11月号より)
2025年12月19日(金)タイ・ルンピニースタジアム『ONE Friday Fights 137』(U-NEXT配信)が豪華大会になる。
強敵デッドゥアンレック・ワンコンオームMBK(タイ)vs.吉成士門(エイワスポーツジム)の注目の一戦、タワンチャイ・PK・センチャイ(タイ)vs.リウ・メンヤン(中国)を始め、クラップダム、スーブラック、サムエー、ジョー・ナタウットとムエタイのスーパースターたちが総出場。
さらに、士門と同門のエイワスポーツジムの精鋭である奥脇竜哉と品川朝陽の出場も決まった。

竜哉・エイワスポーツジムこと奥脇竜哉は日本人として8人目のラジャダムナンスタジアムのタイトルを獲得するなど、同門の吉成名高に負けじとムエタイで輝かしい実績を積んでいる。昨年9月のWBCムエタイ世界フライ級王者決定戦でシヴァラット・ウォー リンティダを1RボディブローでKOしベルトを獲得。初参戦となった8月22日の『ONE』ではヌラペットに2RKOで勝利し、インパクトを残した。10月には元ラジャダムナン王者ウェウワーオを圧倒してWBC王座の初防衛に成功している。

今回はONEアトム級(-52.2kg)ムエタイ3分3Rで、ペット・スアンルアンロッドヨーク(タイ)と対戦。ペットはまだ19歳で身長168cm。2024年2月の『ONE Friday Fights』初参戦ではTKOで敗れたが、その後はタイ人選手を相手に4連勝4KO(全て2RでのKO)と破竹の快進撃を続けている。竜哉とは激しい一戦となりそうだ。

朝陽・エイワスポーツジムこと品川朝陽は、これまでMA日本キックボクシング連盟フライ級王座、ムエサイアム・イサーン バンタム級王座、ルンピニー・ジャパン スーパーバンタム級王座、WBCムエタイ世界同級王座、IMCインターナショナル・フェザー級王座、IPCC世界同級王座、WMCアジア・フェザー級王座など数多くのタイトルを獲得。

2019年9月に『ONE Japan Series』に出場してKO勝ち、2020年9月にも『Road to ONE』に出場して勝利を収め、ONEとの契約を獲得。2021年12月のジョセフ・ラシリ(※後のONEムエタイ世界ストロー級王者)戦ではKO負けを喫したが、2022年11月のルイ・ボテーリョ戦では判定勝ちで初勝利を収めた。その後、試合がなかなか組まれなかったことから2023年7月にONEとの契約を解除し、BOMやRWSなどで戦ってきたが、2025年6月に約2年ぶりのONE復帰でペットプーパーに判定勝ちした。
今回はONEストロー級(-56.7kg)ムエタイ3分3Rでデーングリアングライ・シンマーウィン(タイ)と対戦。デングリアングライはONE FFの常連選手で6勝5敗。オムノーイスタジアム認定ライト級王者のサウスポーで、2024年6月の『KNOCK OUT』に初来日、小笠原瑛作に判定負けしている。
エイワスポーツジムの総大将・吉成名高は、ONEアトム級ムエタイの初代世界王者に就いた。士門、竜哉、朝陽も連勝で続いて本戦契約なるか。



