2026年の構想を語った朝倉未来CEO
2025年12月14日(日)さいたまスーパーアリーナ コミュティアリーナで開催された『BreakingDown 18』の大会終了後、朝倉未来BreakingDown CEOが囲み取材で総括を行った。

大会を振り返り、「中国対抗戦っていうのは、政治的にもいろいろな問題があると思いますが、実際にやってよかったなと思います。中国の選手たちがめちゃめちゃ強くて、(BDが)負け越したっていう形になるんですけれど、今日は最高戦力とは言ってもチャンピオンはもう2人出てないので、またもう一回やってもいいんじゃないかなと思います。微妙な判定も多かったですし、中国勢の方も本当の意味で納得していない人もいるだろうし。また次につながる大会だったなと思います」と、3-2で中国の勝利となった対抗戦の第2弾もやりたいとする。
「でも、BreakingDownの選手のレベルがだいぶ上がってるなっていうのは思いましたね。本当に中国勢の実績は凄い選手ばっかりですよ。そういう選手もいる中で善戦したんじゃないかなと思いました」

ベストバウトには「細川くんと賢民とか面白かったですね」と、第19試合のライト級ワンマッチMMAルールで行われた細川一颯vs.賢民をあげた。
「2人とも別の日で(自分と)一緒に練習しているので、どっちが勝つかなと思って見てたんですよね。本当にハイレベルな攻防も見れたし。賢民はまだ21だったと思うので、ここからどんどん強くなっていくと思います。今後もっと頑張ってほしいという気持ちもあるし。MMAの(寝技)10秒ルールじゃなかったら勝敗が変わってたかもしれないなみたいなこと思ったりするんでね。凄いベストバウトだったなと」
次回大会の『BreakingDown 19』は2026年3月20日(金・祝)愛知・IGアリーナでの開催が正式発表され、なぜ名古屋を開催地に選んだのかを聞かれると「大阪は成功しましたと。大阪大会をやった時は5000席ぐらいのチケットがほぼソールドアウトになったんですね。今まで東京でしかやってこなかったんですけれど、地方だったら初めて足を運ぶお客さんもいると思うという中で、不良の多い地域でやっていこうっていう考えでして。横浜とか福岡、名古屋、大阪が僕のインスタのフォロワーの地域別で見ると多かったんですよね。それで、その名古屋でやることにしました」と説明。

選手からも開催して欲しいとの要望があった福岡大会も「もう6月か9月にやろうと思っています。だから来年はもう東京は1回だけかなと思います。あとは全部地方大会になると思います」と、本戦のナンバーシリーズは日本各地で開催していくと明かす。
その理由は「さっきも言った通り、地方でやったら初めて足を運べるお客さんもいると思うので、それがビジネス的観点でいうと、初めて会場に行った体験としてBreakingDownって楽しいなって思った人が増えれば、東京大会でその後に開催しても足を運んでくれる人が増えるんじゃないかなという考えです」と説明し、「その地域でやる時は、その地域の選手は使いやすいじゃないですか。お客さんを呼びやすいと思います。そういう発掘的な目的もありますね」と、各地の選手発掘の意味もあるとした。
名古屋大会では「大阪vs.名古屋は組もうと思ってて。だから7vs.7とかになるかもしれないですけれど。昔から、地下格闘技が盛んだった時代から大阪と名古屋ってずっと揉めてて。昔からのものなので、凄く熱くなるんじゃないかなとは思ってますけれど」と、大阪vs.名古屋の喧嘩自慢対抗戦を考えているとする。

また、全試合終了後に行われた溝口勇児BreakingDown COOによる飯田将成への挑発についてコメントを求められる、「飯田さんも多分出てくると思っていて。僕の個人的な予想なんですけれど。飯田さんもあのまま終わる人じゃないと思ってて、溝口さんに対して本当にイラついてると思うし、溝口さんも別に飯田さんに本当にイラついてるので、見ている人たちが見たいカードだなっていうのはある。名古屋大会といったら岐阜(飯田の出身地)が近いんですよ。そこでぜひね、溝口さんvs.飯田さんは組みたいなと思っています」と、実現させたいと語った。



