【DEEP】水抜き後、付き添いが準備中に交通事故。一時失神、脱水状態と脳震盪で入院した雅駿介が経緯報告「もっと慎重になるべきでした」

　2025年12月14日（日）、東京・ニューピアホールにて夜大会『DEEP 129』の前日計量が13日14時から都内にて行われ、バンタム級で平松翔（THE BLACK BELT JAPAN）と対戦予定だった雅駿介（CAVE）が、13日の前日計量前の自転車走行中に自動車と接触事故。命に別状はないものの、頭部を強打して、一時失神したため病院に搬送され、試合は「中止」となった。 　事故後の容態が心配された雅だが、13日の21時頃に、自身のSNSで入院となった状況を報告した。 「明日の試合は事故で欠場となりました。対戦相手の平松選手ならびにTHE BLACKBELT JAPANの関係者の皆様、このような舞台を用意していただいたDEEP関係者の皆様、楽しみにしていただいたファンの皆様本当に申し訳ありません。以下、経緯説明です」と投稿した雅。 　水抜き後の計量会場には自転車で向かうつもりはなく、同伴者の車で向かう予定だったという。しかし、その直前に自転車で買い出しに出たときに事故が起きた。 「水抜き中はもちろんですが、計量会場に向かう際も複数名の同伴者に付き添ってもらい同伴者に車を運転してもらい計量会場に向かう予定でした。 　水抜きを終えて計量に向かう前に、同伴者にそれぞれ車の準備と荷物の準備をお願いして、自分は外の空気を吸いたかったのでリカバリードリンクの買い足しに自転車で出かけてしまいました。ここが本当に自分のミスでした。 　もっと慎重になるべきでした。その際に交差点で真横から車に跳ねられ転倒した時に地面に頭を打ち意識を失って、救急搬送されました。 　意識を失っていたのは数十秒程度だったようですが、最初は記憶障害もありました。今ははっきりと思い出しました。 　現在は全ての検査を終えて、脳内出血や脊椎などの損傷はなかったですが、脱水状態での脳震盪を起こしていたためそのまま入院となりました。今後の競技生活や命に別状はなかったです。 　多くの方にご心配をおかけして、試合に穴を開けてしまい本当に多方面にご迷惑をおかけしてしまいました。平松選手ならびにTHE BLACKBELT JAPANの関係者様、DEEP 関係者の皆様、ファンの皆様大変申し訳ありませんでした」 　脱水状態での事故で脳震盪を起こし、一時は意識を失ったという雅。 　同伴者やジム代表と連絡を取りながら、多くのファイターは計量会場に自力で来ることが多く、過度の水抜き後は、移動も危険が伴うことがあらためて認識された今回の交通事故となった。 　雅は、元ムエタイ3冠で21年にMMAデビュー。23年7月に平松翔に判定勝ち。11月に窪田泰斗に判定勝ち後、福田龍彌に1R TKO負け。谷岡祐樹とのムエタイvs.キック対決はバッティングによるノーコンテストも、25年3月に日比野に1R TKO勝ち。5月には窪田との再戦を2R KOに下している。MMA9勝4敗、31歳。今回の計量前の自転車走行中に自動車と接触の交通事故で欠場、試合は中止に。 　今回の平松との試合は、DEEP王者・福田龍彌が持つバンタム級王座へのコンテンダー争いとなる予定だった。