2025年12月30日(火)東京・国立代々木競技場第二体育館『MAROOMS presents KNOCK OUT.60 ~K.O CLIMAX 2025~』(U-NEXT配信)の対戦カード発表記者会見が、11月11日(火)都内にて行われた。
KNOCK OUT-UNLIMITEDフェザー級王座決定戦3分3R延長1Rとして、カルロス・モタ(ブラジル)vs.有川直毅(K-PLACE)が決定。
モタは2016年7月にMMAでプロデビュー。ブラジルで8連勝後、2019年11月から『LFA』に参戦。同大会のフライ級王者になっている。さらに2022年8月には『UFC Fight Night』にも参戦を果たした(判定負け)。2024年12月のKNOCK OUTに初来日し、UNLIMTEDルールで栗秋祥梧に判定勝ち。2025年6月に古木誠也にKNOCK OUT-BLACKルールで初回KO負けを喫したが、8月のUNLIMITEDでは中村悠磨に判定勝ち。MMA戦績8勝2敗。
有川は2017年3月に『ZST』でプロデビュー。2019年4月よりPANCRASEに参戦し、2023年4月にコルトン・キエルバサにTKO勝ち。12月には伊藤盛一郎とフライ級暫定王座決定戦を争ったがTKO負けとなった。2025年9月にKNOCK OUT初参戦でUNLIMITED -57.0kgトーナメント優勝を果たした。元PANCRASEフライ級2位。MMA戦績は8勝5敗1分。
モタからは「今回の王座決定戦が決まり、とても嬉しく興奮している。初戦でベルトを持った相手を倒して以降、私はすでにKNOCK OUTのチャンピオンのように感じている。今回全てを出してベルトを持ち帰るつもりだ。有川、覚悟しておけ。お前が今まで見たことがないものをリングで見せよう。ファンのみんな、間違いなく最高の試合になるから私の試合は瞬き厳禁で。12月30日を楽しみにしてくれ」とのメッセージが読み上げられた。
トーナメント優勝後、さっそくタイトルマッチのチャンスを手にした有川は「最高の舞台で最高の相手と戦えるということで最高の刺激を、そしてベルトを持ち帰れるように楽しい試合をするので注目しておいてください」と、ギラギラした目で挨拶。
「モタ選手は元UFCファイターっていうことで、僕もMMAから来たのでMMAの選手が目指す最高峰の舞台で戦っていたのはリスペクトしていますが、これはUNLIMITEDルール。僕のUNLIMITEDの適応の方が強いかなってところを見せたいと思います」と自信のコメント。
MMAファイター同士となるが、MMAで対戦するのとは意識が違うかと問われると「MMAの時よりは、より打撃に特化できると思ので、攻撃全てで僕の方が上かなと思います」と、打撃なら自分の方が上だとする。
UNLIMITEDルールをやってみた感想については「MMAと似たところはタックル行って、タックルのフェイントとかから打撃を当てる攻防が多いと思うんですけれど、そこは凄く似ていると思った。一番違うのはブレイクが早いので、MMAだと抑え込んでポイントを取りに行く選手が多いと思うんですけれど、UNLIMITEDだと抑え込んでからいかに攻撃的なポイントにもつながるような姿勢をとれるかが違うのかなと思って、凄く面白いなと思いました」と答えた。
一度やってみて「多分これ、僕のためのルールかなと思っちゃったので。もっとタックルと打撃を混ぜられるように。トーナメントはほぼほぼキックボクサーを相手に戦ったんですけれど、そこでも打撃がある程度通じたと思うのでその打撃と、僕は意外とレスリングも出来るのでそこを今回モタに見せたいと思います。楽しみにしていてください」と、自信満々の微笑みを浮かべて語った。