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【INVICTA】米国で愛されキャラの村田夏南子が王座戦に向け「自分の実力が世界に通用するということを証明する大切な試合」

2019/10/31 13:10
【INVICTA】米国で愛されキャラの村田夏南子が王座戦に向け「自分の実力が世界に通用するということを証明する大切な試合」

Invicta FCのスタッフとともにマスク姿でブリッジする村田(C)RIZIN FF/Invicta FC

2019年11月1日(現地時間・日本時間2日)米国カンザスシティで開催される「Invicta FC38」にてInvicta FC世界ストロー級タイトルマッチに臨む村田夏南子(フリー)が30日、現地入り。メディアデーにて撮影や質疑応答に応じた。

小雪がちらつくカンザスシティで、ポスターへのサイン、ビデオ録り、試合コスチュームに着替えての撮影などに臨んだ村田は、桜庭和志ゆずりのサクマシン=カナコマシンのマスクを着用してのブリッジも披露。

公式撮影が終わると、そこにInvicta FCの女性スタッフも参加。「用意していた」というマスクをかぶり、カナコマシンとともにブリッジして記念撮影を行っていた。

シャイな村田は口数が多い方ではなく、日本ではそのユニークさが伝わりにくいことも多々あるが、米国では好きなことを好きなように表現する村田の姿が、その強さとともに個性として受け容れられている。

米国デビュー戦を一本勝ちで飾った6月の試合後のケージインタビューでは、「この階級でレスリングとサブミッションで誰か敵う相手は?」と問われ、コーナーマンのキリアンコーチから「ノー(いない)」の声を聞くと、真面目な表情を作り、低い声で「ノー。ノー、ノー」となぜか3回、回答。解説陣も「彼女は可笑しい、ユニークだ!」と絶賛するインパクトを村田は、試合同様に米国MMAファンに残している。

今回のメディア向けインタビューでは、「アメリカではレスリングを活かすための打撃練習をしているので、そこを見てもらえたらと思います。隙があればどんな局面でもフィニッシュを狙って、極める所は極めに行くし、殴れる所は殴りに行きたいです」と、かつて全日本選手権を制した得意のレスリングを軸に、全局面でフィニッシュを狙いに行くことを語ると、目標とする選手について、「精神面で浜崎朱加選手、パフォーマンスは桜庭(和志)選手、技術はヘンリー・セフード選手を目指しています」と、浜崎の鉄のメンタル、桜庭の魅せる姿勢、そして北京五輪フリースタイル55kg級金メダリストにしてUFC二階級同時王者のレスリングを活かしたMMAを参考にしていることなどを語った。

「この試合は日本人で2人目の世界チャンピオン(※2015年7月に浜崎朱加がInvicta FC世界アトム級王座獲得)になる事と、自分の実力が世界に通用するということを証明する大切な試合です」と、力強く宣言した村田。

対戦相手のエミリー・ドゥコッティ(米国)は、これまでMMA8勝5敗の戦績で、過去には適正階級より一つ上のフライ級でBellator女子世界王者イリマレイ・マクファーレンとタイトルマッチを経験している強豪だ。

村田はメディア対応後、日本のファンに向けて、「今日の公式スケジュールが全部終わりました。外は凄く寒いです。体重はあと少しなので、動きの確認をしながら少し動いて、あとは寝て、しっかり明日の計量に備えたいと思います」と語り、最後の減量に向けて調整に向かった。快挙なるか、試合まであと2日だ。

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