アジアにも広く目を向けるダナ・ホワイトUFC代表。日本人選手の起用もあるか
世界最高峰の総合格闘技団体『UFC』は、新たな人材を発掘する『ダナ・ホワイトのコンテンダーシリーズ』のアジア版を2020年にアジアの選手を対象として行うことを発表した。
UFC代表のダナ・ホワイト氏の名前を冠したこのシリーズは、若手、ベテラン、UFCに参戦経験ある・なしを問わずスカウトされた選手同士が戦い、ホワイト氏の評価を得ればUFCと契約できるというファイトショー番組だ。アジア版の開催は今回が初。上海に開業されたUFC PERFORMANCE INSTITUTE(MMAに関する多方面の専門研究、イノベーション、トレーニングセンターを併設)で行われる。
上海のUFC PERFORMANCE INSTITUTEは本場ラスベガスの同施設をしのぐ世界最大規模
ホワイト代表は「私の仕事の中で気に入っているもののひとつが将来有望な才能を発掘することです。現在、アジア以上に潜在的なMMAの才能を見つけられる場所は世界のどこにもないと考えています。私たちはダナ・ホワイトのコンテンダーシリーズを通して、そういったファイターを発掘し、成長させ、コンバットスポーツにおいて最大のステージでパフォーマンスする機会を与えたいと思っています」とコメント。
アメリカ版と同様に、アジア版デイナ・ホワイトのコンテンダーシリーズは男性および女性のアスリートが対象。番組ではUFCにある全11階級を特集することになっており、試合結果は選手のプロ戦績にカウントされる予定。
アメリカでのシリーズからはバンタム級のショーン・オマリー(10勝0敗)、ヘビー級のグレッグ・ハーディ(5勝1敗)、女子フライ級のメイシー・バーバー(8勝1敗)などがUFCキャリアを歩み始めている。
試合のスケジュールや形式などは後日発表。また、参加者についても追って公表予定となっている。上海が舞台だけに中国人選手が中心となりそうだが、日本からの参加も期待したいところだ。