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【PANCRASE】濱田巧「必ず決着」vs.大塚智貴「PANCRASEへの思いを見せる」、リベイロvs.山崎蒼空「勝ち方で立ち位置が分かる」、合島大樹「あがきたい」vs.神部篤坊「爆発できる」、ネオブラ決勝も=11月9日(日)ニューピア昼

2025/11/08 19:11
 2025年11月9日(日)、東京・ニューピアホールにて昼夜で開催される『PANCRASE 358』『PANCRASE 359』(U-NEXT配信)の公開計量が8日、都内にて行われた。昼の部『358』メインで行われる「フライ級王座戦」に臨む、濱田巧(THE BLACKBELT JAPAN)と大塚智貴(CAVE)はともに計量をパス。 ▼キング・オブ・パンクラス・チャンピオンシップ・フライ級 5分5R(王座決定戦)※選手名からインタビュー濱田 巧(THE BLACKBELT JAPAN)1位、2022年NBT同級優勝 5勝1NC 56.55kg大塚智貴(CAVE)3位、2021年NBTストロー級優勝 8勝5敗1NC 56.6kg  第9代王者・伊藤盛一郎の王座返上により、濱田と大塚による第10代王者決定戦が組まれた7月立川大会。互いに譲らず1Rずつを取り合った3R、濱田の偶発性のバッティングにより大塚の左目が塞がり、試合続行不可能に。この試合に全てを賭けていた両者にとって、残酷かつ無念のノーコンテストという結果に終わった。  2023年11月の初対決は濱田の判定勝利、2度目の対戦はまさかのノーコンテスト。3度目の対戦となる完全決着戦。キックボクシング時代に2度タイトルマッチに挑むもベルトに手が届かなかった濱田。PANCRASE一筋、ベルト戴冠に執念を燃やす大塚。結果はもちろん、試合内容にも注目が集まる新王者誕生の大一番。  2023年11月の初対決は、ストライカーを思われた濱田が組みの強さも見せて判定勝利。2度目の対戦は、大塚が打撃で初回を獲り、2Rも自ら組みに。バックを落とされ下になった大塚に濱田がポジション奪い、濱田のラウンドに。3Rは、前蹴りの濱田に大塚はボディ打ちも濱田の偶発性のバッティングにより、大塚は左目が開かない状態となり、試合はノーコンテストとなっていた。今回は、3度目の対戦となる完全決着戦となる。 濱田「必ず決着つけてベルト巻きます。応援よろしくお願いします」大塚「僕のPANCRASEへの思いを見せます。僕がチャンピオンになります」(※両選手会見コメント) [nextpage] ▼フライ級 5分3Rラファエル・リベイロ(ブラジル/ボンサイ柔術)8位 8勝4敗 56.8kg山崎蒼空(マッハ道場)12位、2024年NBT同級優勝 7勝 57.3→57.15kg リベイロ「(日本語で)皆さんこんにちは。ラファエル・リベイロです。明日よろしくお願いします。ありがとうございます」 フライ級でプロ7戦無敗の山崎蒼空(マッハ道場)と、昨年7月に濱田にスプリット判定で惜敗したハファエル・ヒベイロ(ボンサイ柔術)がランキング戦。  PANCRASE初参戦となった24年7月大会では、濱田巧戦にスプリット判定で涙を飲んだリベイロ。25年4月立川大会では、眞藤源太を肩固めで沈め、その実力を証明した。  対するは、24年のネオブラッドトーナメント決勝戦で岸田宙大を下し、ネオブラ王者に輝いた山崎。25年はBREAKTHROUGH COMBATに参戦し、ベ・ジョンウ、ザヒド・アフメドを撃破し、現在無傷の7連勝中と世界を見据える。同じ日に新王者が決定するフライ級。その首を狙う両者がランキング戦で激突。 山崎「(国際戦で)これといって変わったものは感じなかった。リベイロはタイトルマッチ付近の選手。自分の立ち位置が分かる」 「(再計量も時間内にパス)先ほどクリアしましたが、そんだけしっかり体を作り込んできたっていう証なんで、楽しみにしていてください。 (会見で)PANCRASEに参戦するのは1年ぶりになるんですけど、1年前とは全く違う自分を今回見せられるんじゃないかなと、すごく自分でも楽しみにしています。もともと8月にBreakthrough Combatで試合が決まってたんですけど流れちゃって、試合がなくなったところへPANCRASEさんからリベイロ選手とっていうお話をいただいたんで、“強い奴とやれるなら、ぜひお願いします”ということで今回決まりました。試合当日は思い切り楽しんで、リベイロ選手と熱い戦いを繰り広げたいと思います。前回8月に試合が決まってたんですけど、その試合は流れてしまって、今度は強い外国人選手を用意していただいて、自分の力を試す機会を与えてもらったんで、自分の力を証明するだけだなと思っています。相手の印象は、ランキングは8位なんですけど、濱田(巧)選手との試合を見ても分かる通り、タイトルマッチ付近の選手だと思ってるんで、この勝ち方で自分の立ち位置が分かると思ってます。(ここまでの国際戦の経験が活きる?)そうですね。外国人選手だからといって、これといって変わったものは感じなかったので、特に今回のリベイロ選手に対して何か自分が気負うこととかは全くなくて、自分の力を出せば圧倒的な試合になると思ってます。(「3年以内にUFC」の目標は変わらず?)はい、もちろんです」 [nextpage] ▼バンタム級 5分3R合島大樹(ROOTS)8位 12勝10敗2分 61.55kg神部篤坊(ABLAZE八王子)12位 7勝1敗 61.6gk  24年5月に6年ぶりに復帰し、小原統哉、安藤武尊に2連勝を飾った合島。前戦3月大会では、久々のPANCRASE復帰となった後藤丈治に1R KO負けを喫した。  対するは当初、前田浩平が対戦相手だったが、前田が負傷欠場。その前田は砂辺光久、増田大河に連勝後、バンタムに階級を戻した梅原規祥戦で完封勝利を収めてランカー入りを果たしたが、前戦7月大会では、Fighting NEXUSからの刺客・神部篤坊に1R TKO負けしていた。  前田の欠場を受け、前田に1R TKO勝ちした神部が代打出場を果たすことに。4月大会で小原統哉を肩固めで葬ったのに続き、7月立川大会で前田を強烈なパウンドの連打でマットに沈めた神部は、参戦後2連続一本勝ちでランキング入りを果たした。キャリアで勝る合島が多彩な打撃テクニックで神部を退けるか。Fighting NEXUSでの実績を引っ提げ、PANCRASEに乗り込んできた神部がさらにランキング上位に浸食を果たすのか。 合島「神部選手、直前のオファーを受けてくれてありがとうございます。また若手が相手なんで、飲み込まれないように、もうちょっとだけあがきたいと思います」 神部「こちらこそ、あの、急遽で対戦相手変わったんですけど、受けてくれてありがとうございます。明日はやっとこのストレスから解放されて爆発できるんで、応援よろしくお願いします。 (会見で)急遽オファーをいただきありがとうございます。PANCRASE3戦目ですが、しっかりフィニッシュして、上位ランカーへの手土産に持って行こうと思っています。相手(合島)の印象は、ベテランなんで、うまくステップと圧力をかけてくるような印象。フィニッシュ力もある。僕もオフェンス面で言ったら結構強いと思ってるんで、自分も勝負勘に関しては自信を持っています。相性としては、僕の方が有利かなと思ってます。その理由としては、相手はベテランで年齢的な問題もあるし、僕の方がフレッシュなぶん回転も速いし、インパクトというか初撃の速さも自分の方が上だと思ってるので、僕の方が有利だと思ってます」 [nextpage] ▼フェザー級 5分3R糸川義人(TURNING POINT MMA)11位 2022年NBT同級優勝 4勝5敗 65.95kg清水博人(DOBUITA)2025年NBT同級優勝 6勝1敗 65.5kg  本来ならこの日、ネオブラッドトーナメント優勝をかけてトミー矢野と戦うはずだった清水。矢野の怪我により不戦勝での優勝が決定。その清水に、ランカーとの対戦が用意された。  相手は2022年ネオブラ王者の糸川。現在、栁川唯人、敢流に2連敗中だが、そのタフネスさとハートの強さには定評がある。  ネオブラッドトーナメントでは、一回戦と二回戦でベストKO、準決勝戦では福里凱亜を相手にベストバウトを獲得と常に外れなしの試合をする清水。  小森真誉戦以来の勝利を手にし、存在感を示したい糸川にとっても不足のない相手と言える。 糸川「しっかり倒して勝ちたいと思います。応援お願いします」 清水「面白い試合になるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」 [nextpage] 【プレリミナリーファイト】 ▼バンタム級 決勝戦 5分3R佐藤ゆうじ(ボンサイ柔術)61.4kg 4勝1敗 ※1回戦で小間駿史に一本勝ち、2回戦で木本海人に一本勝ち、準決勝で木村耀人に一本勝ち白井誠司(和心會)61.5kg 4勝1敗 ※1回戦で平澤宏樹に判定勝ち 佐藤「まずは自分を支えていただいているたくさんの人に感謝したいと思います。ここまでいろんな困難もあったんですけど、神様に導かれた人生。この決勝もそうですけど、今後もすごいいろいろ楽しみですので、皆さん今後も期待してください」 白井「ここまで来れたのは、運が強いところもあると思うんですけど、まあ、ここまで来たからにはネオブラ獲りに行きたいと思っています。佐藤選手、お願いします」 [nextpage] ▼フライ級 決勝戦 5分3R柴山鷹成(G-face)57.1kg 5勝2敗 ※1回戦で藤野武に判定勝ち、2回戦で高橋克佳に一本勝ち、準決勝で田中亮祐に判定勝ち本川ハルアキ(リバーサルジム横浜グランドスラム)56.9kg 2勝 ※1回戦で降旗健太郎に一本勝ち、2回戦で齋藤楼貴に判定勝ち、準決勝で谷村泰和が負傷欠場で不戦勝 柴山「決勝戦、打倒極、しっかりすべてで完封して勝利して、来年のランカー戦にアピールしたいと思います。応援よろしくお願いします」 本川「あっという間に決勝戦来たんですけど、いつもとやることは変わらないんで、明日は応援よろしくお願いします」 [nextpage] ▼ストロー級 決勝戦 5分3R渋井宏行(THE BLACKBELT JAPAN)52.5kg 3勝 ※1回戦で髙橋梨王に一本勝ち、準決勝で田畑翔太に判定勝ち氏原魁星(ボンサイ柔術)52.45kg 4勝4敗 ※1回戦で森田祥平に一本勝ち、準決勝で日向優希に一本勝ち 渋井「絶対勝って優勝します」 氏原「相手もめちゃめちゃ強いグラップラーってことで、僕もグラップラーなので、蛇みたいにネチネチした試合をしまくろうと思います。よろしくお願いします」 ※※フェザー級 優勝清水博人(DOBUITA)※1回戦で長佳輝にTKO勝ち、2回戦で目怒頑丈にTKO勝ち、準決勝で福里凱亜にスプリット判定勝ち※トミー矢野vs.清水博人のフェザー級決勝戦は、トミーが怪我により試合をキャンセルした為、清水の優勝に。トミー矢野は1回戦で柿原昇汰に一本勝ち、2回戦で星野柊哉に一本勝ち、準決勝で田口翔大にいずれも1R 一本勝ちしていた。 [nextpage] ▼フライ級 5分3R平賀丈一郎(総合格闘技道場 CROWN)※プロデビュー 56.6kg大鹿烈毅(ALMA FIGHT GYM PUGNUS)※プロデビュー 56.75kg  プレリミナリーのフライ級では、元Krushフライ級王者・大鹿統毅の弟・烈毅がプロMMAデビュー。大鹿烈毅は24年6月の『RISE Nova』全日本トーナメント60kg級で優勝などキックボクシングで全国アマチュア3冠を達成。石渡伸太郎率いるPUGNUSからプロMMA初戦に臨む。  対する平賀丈一郎(総合格闘技道場CROWN)は粕谷優介の愛弟子。2025年東関東選手権Sクラスルールトーナメントバンタム級Aで優勝を果たしている。 平賀「しっかり勝ちに行きます。以上です」 大鹿「必ず勝つので応援よろしくお願いします」
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