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【新日本キック】防衛戦の老沼隆斗「前回負けて全てが生まれ変わった」、挑戦者・濱田巧「あとはベルトを獲るだけ」

2019/10/29 14:10
【新日本キック】防衛戦の老沼隆斗「前回負けて全てが生まれ変わった」、挑戦者・濱田巧「あとはベルトを獲るだけ」

新日本キックのリングでREBELSのタイトルマッチ、老沼(右)が濱田の挑戦を受ける

2019年12月8日(日)東京・後楽園ホールで開催される新日本キックボクシング協会『SOUL IN THE RING CLIMAX』の記者会見が、10月28日(月)都内にて行われた。

 REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王者・老沼隆斗(STRUGGLE)が、濱田巧(team AKATSUKI)の挑戦を受けて2度目の防衛戦に臨む。


 老沼は空手仕込みの多彩な蹴り技で2018年6月に王座に就き、REBELS軽量級のエースとして君臨。12勝(5KO)2敗1分の戦績で、2018年2月にREBELSに参戦してからは無敗の快進撃を続けていたが、9月の新日本キックで元日本フライ級王者・泰史(伊原道場本部)にKO負けして連勝がストップ。今回が再起戦となる。

 挑戦者の濱田はREBELS軽量級のトップ戦線で活躍し、8月の『K.O CLIMAX 2019』では蓮沼拓矢からバックハンドブローでダウンを奪って勝利している。ひとつの引き分けを挟んで6戦負けなしと絶好調だったが、10月の『KNOCK OUT×REBELS』で国内トップクラスの実力者・大崎孔稀に惜敗して連勝がストップ。同じく今回が再起戦となった。


 濱田は「新日本で試合をやらせてもらいますが、去年からREBELSに参戦して、そこから4連敗。リーグ戦でも勝てなくて地獄の底まで落ちてもうダメかなと思ったんですが、それでも試合を組んで下さり、このままでは終われないと思い5連勝してここまでやってきました。あとはベルトを獲るだけです」と、地獄の底から這い上がってきたとコメント。

 迎え撃つ老沼は「濱田選手とは過去2度試合していますが、自分も連勝して来て濱田選手も連勝してきてお互いレベルアップしているので、過去にやった濱田選手と同じとは思っていないので新鮮な気持ちで心を入れ替え、しっかりベルトを守りたいと思います」と、過去に勝利していることは考えないと気を引き締める。


 今回は新日本キックのリングでREBELSのタイトルマッチが行われることになったが、濱田は「元々12月にPANCRASE×REBELSをやる予定で、そこでタイトルマッチをやりたいと思っていました。それが場所が変わっただけなので、やることは変わらない。去年7月に一度新日本に出させてもらって、新日本の会場の雰囲気がいいと応援してくれる人が言っていて、盛り上がっていたし、面白かったのでまた出たいないと思っていました。前回以上の面白い試合をしたいです」と、臨むところ。

 老沼は「自分はREBELSのメインイベンターとして試合がしたいので、防衛戦はREBELSでやりたかったのは少しありますが、新日本さんは素晴らしい団体で昔から見ていた伝統ある団体なので、そこでやらせてもらえるのは期待感の表れだと思っています。そこも責任を持ってREBELS代表として新日本のリングも盛り上げますし、REBELSも盛り上げる。ここでしっかり防衛していきたい。しっかり勝って上のステージへ行けるように頑張りたいと思います」と、両団体を盛り上げたいと意気込む。

 お互いに前戦で負けてのタイトルマッチになることについて、濱田は「日本トップクラスの大崎選手とやらせてもらったんですが、見てる側はボコボコにされていた感じだと思いますが僕は最後まで諦めなかった。もっとガンガン行けたらという後悔があります。最近の老沼選手の試合を見ると倒しに行っているのがあって。前は距離を取ってきれいに戦うイメージだったんですが、この前の試合を見たらKO狙いに行っていてカッコいいなって、チャンピオンだなって。チャンピオンらしく倒しに行く姿をカッコいいと思っています。次はどう来るか分かりませんが、自分は対策としては自分らしくスタミナを使って、という戦い方をしたい」と、老沼が負けたのは倒しに行った結果なので評価は落ちないとした。

 一方、老沼は「連勝してきて試合勘もつかんできたところでKOを意識してずっと組み立ててきて、一歩踏み出せない葛藤もあって。モチベーションも上がったり下がったりがありました。でも前回負けて全てが生まれ変わった。今まで積み上げてきたものは関係なく、ベルトを狙いに行く気持ちで試合をしたいと思っています」と、気を引き締めて挑戦者のつもりで立ち向かうと語った。

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