タイソン・フューリーの自伝「TYSON FURY Fighting Shadows」より
プロボクシングの元WBA・IBF・WBO世界三団体統一王者タイソン・フューリー(イギリス/31歳)が、年内にもMMA(総合格闘技)デビュー戦を行うと発言。米国の複数のメディアが報じている。
フューリーは父親の手ほどきで12歳からボクシングを始め、非合法の素手で殴り合うベアナックル・ボクシングも経験。オリンピック出場を目指していたが叶わず、プロ転向を決めて2008年12月にプロデビュー。2015年11月、三団体統一ヘビー級王者ウラジミール・クリチコを破り、三団体統一王者となった。
その後は数々のトラブルや引退騒ぎなどを起こしたが、2018年6月に復帰。TKO勝利を収めると同年12月にはWBC世界ヘビー級王者デオンテイ・ワイルダーと対戦して引き分けた。
2018年12月のワイルダー(左)戦ではフューリーが300万ドル、ワイルダーが400万ドルのファイトマネーを稼いだ(写真は試合のポスターイメージ)
最初の報道では、フューリーがコナー・マクレガーとトレーニングする予定であることが確認され、本人から「全てが計画通りに進めばMMAデビュー戦が今年中に行われるかもしれない」とコメント。このニュースをフューリー自身がリツイートし、マクレガーも「レッツゴー」とツイート。
また、イギリスのスポーツ専門チャンネル『Sky Sports News』のインタビューにも、フューリーは「年内のMMAデビューを望んでいる」と答えており、MMA転向は本気のようだ。
ただし、フューリーは2016年10月に自身のSNSで引退を表明するも、各メディアが一斉に報じた3時間後に引退を撤回した前科もある。
ボクシング界の大物がデビューするのは、UFCか、Bellatorか、それともRIZINなのか。
"We may see Tyson Fury have his MMA debut this year"@Tyson_Fury has announced he wants to make his MMA debut this year, and may even be trained by @TheNotoriousMMA. pic.twitter.com/QJnZf3Eiq0
— Sky Sports News (@SkySportsNews) October 27, 2019