2019年11月4日(月・祝)東京・後楽園ホール『RISE 135』で、RISE初参戦を果たすWMCスーパーフライ級&J-NETWORK同級王者・大崎孔稀(OISHI GYM)のインタビューが主催者を通じて届いた。
大崎は18勝4敗1無効試合の戦績を持ち、18勝の内13勝がKO勝ちという攻撃力の持ち主。パンチ、蹴り、ヒジ、ヒザいずれでもKOできる破壊力を持ち、タイ人と渡り合うテクニックも持っている。特にボディブローは強烈。9月10日にルンピニースタジアムでKO勝ちすると、10月の『KNOCK OUT×REBELS』では濱田巧に圧勝した。
今回はRISEスーパーフライ級1位&J-NETWORKフライ級王者・政所仁(魁塾)とセミファイナル(第8試合)で対戦する。
■RISEにはいい選手が多いので、僕もそういう選手とやっていけば面白い試合ができる
――今回RISE初参戦が決まりました。ムエタイ路線の大崎選手がなぜRISEのリングに上がるのでしょう?
「RISEは凄く盛り上がっているリングですし、僕はムエタイルールの試合をしていますが、ムエタイスタイルでも勝てるというのをRISEファンに見せたいと思ったので参戦することにしました」 ――これまで22戦のキャリアがありますが、ヒジなしのルールは何試合経験してますか?
「2~3試合ぐらい経験あり、今年5月にホーストカップで滉大選手とタイトルマッチで対戦した時もヒジ・首相撲なしルールでした」 ――ご自身的にはヒジなしルールでの手応えはどうですか?
「僕はそんなにヒジが得意なわけではないので、そんなにヒジなしルールが苦ではありません」 ――梅野源治選手がRISEに参戦していますが、その影響を受けたりは?
「そうですね。志朗選手もそうですが、ムエタイ系の選手でも結果を残せているので僕も続きたいと思いました」 ――梅野選手はRISEルールに慣れるために練習内容も変えていたのですが、大崎選手も練習内容を変えることは?
「今はボクシングのスパーなどパンチ中心の練習ですが、いつも通り、首相撲などのムエタイの練習もしています」 ――スパーリング中にヒジを間違えて出すことはないですか?
「それはさすがにないですが、ミット打ちの時にヒジを流れで出したくはなります(笑)。でも試合で出すことは絶対にないですね」
――梅野選手は近距離になると打ち合わずに組んでしまう癖が抜けず、RISE参戦した最初の時は組む展開が多くなりレフェリーからクリンチとして注意されることが多かったのですが、ご自身は近距離での攻防はどのようになりそうですか?
「僕も近距離だと組んだりする癖はありますが、でも今はそういう距離でもパンチを打つ練習をしているので試合の時は問題ないと思います」 ――今回、RISE初参戦でいきなり、ランキング1位の政所仁選手との対戦になりました。どういう印象がありますか?
「(石井)一成君にも勝っている(2018年8月18日、RIZINで判定勝ち)ので、ヒジなしのキックルールだったら政所選手は強いという印象はあります。5月のRISEでの田丸辰選手との試合も見たところ、うまくて強いなと思いました。いつかやるんだろうなと意識していた選手でしたが、まさかRISEでやるとは思っていませんでした」 ――どういう試合をイメージしてますか?
「軽量級らしくスピードある試合になるんじゃないかなと思ってます」 ――政所戦をクリアー後は、定期的に参戦してRISE王座も目標にあるのでしょうか。
「チャンスがあればどんどん試合をこなして、タイトルに挑戦させてもらいたいですね。政所選手が1位なので、一気にタイトルに近づくことになりますよね?」 ――ちなみに現チャンピオンの田丸選手にはどういう印象がありますか?
「9月の鈴木真彦戦を見ました。パワーのある鈴木選手が勝つかなと思っていたのですが、ほとんどの攻撃を避けていて凄く目のいい印象だなと思いました。そして、僕が階級を上げていけば、間違いなく55kg級のトップ選手の鈴木選手ともいつかやることにもなるでしょうね」 ――大崎選手が55kg級に階級を上げれば、選手層も厚いので好カードが続出ですね。
「RISEにはいい選手が多いので、僕もそういう選手とやっていけば面白い試合ができるんじゃないかなと思って楽しみですね。まだまだ先のことになると思いますが、このまま勝っていけば那須川天心選手との試合も見据えています」 ――ご自身の活躍でお兄さんの一貴選手のRISE参戦もありそうですね。
「そうですね。僕が今回勝てば、兄弟で揃っての参戦のお話も来ると思うので、そのためにもここでしっかり勝って兄につなげたいと思います」 ――今後はRISE参戦と並行してムエタイ路線もやっていく予定ですか?
「チャンスがあればどんどんやっていきたいです」