2024年5月の初対戦は、ルイが判定勝ちも物議をかもした(C)ONE Championship
2025年11月16日(日)東京・有明アリーナ『ONE 173』の追加対戦カードが発表された。
ONEバンタム級キックボクシング世界バンタム級4位・秋元皓貴(EVOLVE MMA/POD)と同級1位ウェイ・ルイ(中国)の因縁の再戦が、バンタム級キックボクシング3分3Rで決定。

秋元は2019年1月からONEに参戦し、3月のヨゼフ・ラシリ戦でプロ初黒星を喫するも、その後は5連勝で2022年3月にカピタンを破りONEキックボクシング世界バンタム級王者に。2022年11月のペッタノン戦でスプリット判定負けし、王座を失ったが試合後ペッタノンに禁止薬物の陽性反応が認められたため、ペッタノンの王座は剥奪となっている。
2024年5月、約1年半ぶりの試合となったウェイ・ルイ戦で判定負け。9月のイリアス・エナッシにも判定負けで3連敗を喫したが、2025年3月のONE日本大会でジョン・リネカーを判定2-1に破り、連敗を脱出した。
散打出身のルイは、2017年2月の『K-1 WORLD GP 初代ライト級王座決定トーナメント』でK-1初参戦。1回戦で佐々木大蔵を2R KOに下すと、準決勝でクリスチャン・スペトゥクに判定勝ち。決勝で平本蓮の左ローに苦しみながらも手数を返してスプリット判定勝ち。中国人初のK-1チャンピオンに輝いた。

その後もタイトルマッチでゴンナパー・ウィラサクレックに判定勝ちするなど、怒涛の33連勝を飾るが、2018年3月の卜部功也戦で700gの体重超過。変則王座戦の末に、卜部の左ストレートを浴びて2R KO負け。キャリア初のKO負け、約3年7カ月ぶりの黒星を喫した。K-1を離れてからは、Glory of Heroes、武林風にカムバックし、2024年5月の秋元戦でONE初参戦。2025年2月にはONEバンタム級キックボクシング世界タイトルマッチで王者ジョナサン・ハガティーに挑戦したが、判定3-0で敗れ21連勝がストップした。
前述の通り、両者は2024年5月に対戦してルイが判定3-0で勝利しているが、この判定については物議をかもし、秋元自身も納得がいっていないことを常々口にし、再戦を熱望していた。



