2019年10月22日(火・祝)東京・後楽園ホールで開催される『skyticket Presents DEEP JEWELS 26』の前日計量が、21日(月)都内にて昼12時30分より行われた。
メインイベントのDEEP JEWELSアトム級タイトルマッチ5分3Rで対戦する、王者・前澤智(リバーサルジム 立川 ALPHA)と挑戦者・富松恵美(パラエストラ松戸)は共に47.5kgで計量をパス。
2018年12月に第6代DEEP JEWELSアトム級王座に就いた前澤は今回が初防衛戦。今回はいつもの“勝負スパッツ”であるスヌーピーのスパッツではなく、デニムパンツ風のスパッツで登場。これは「今日のこのパンツは今、被災地にボランティアで行っている友だちが送ってくれました」ものだという。
計量を終えた前澤は「昨日、ジムの会員さんがこのベルトに向かって“チョモ(前澤の愛称)のところにちゃんと帰って来るんだよ”と言ってくれました。明日はジムの姉弟子のKAIさんと、一緒に勝とうねと約束をしました。明日、戦う全選手が誰かの支えを受けて、誰かのために戦うと思います。私もジムのみんな、ファンの皆さんに支えられてここまでやってこれました」とメッセージ色の強い挨拶。
続けて「富松さんの奏でるロックは……」と話したところ、富松から「メタルです」とのツッコミ。それまで硬い表情だった前澤も途端に表情を崩し、「メタルは激しくて爆音でしょうけれど、私はそれに負けず自分のMMAを踊り続けたいと思います」と笑顔で話した。
対する富松は「3度目の正直でこのベルトを獲る事と、前澤チャンピオンには以前負けているのでそのリベンジを果たして、後楽園ホールのメインで記憶に残る素晴らしい試合で一本勝ち、明確な勝ちで前澤選手にリベンジしたいと思います。パラエストラ千葉ネットワークが20周年ということで、さらに勢いを乗せるベルト獲得を必ず達成します」と、王座奪取へのアツい気持ちを語った。
前澤と富松は2017年2月に対戦し、前澤が3R1分24秒、リアネイキドチョークで一本勝ちを収めている。2年8カ月ぶりの再戦で両者はどんな進化を見せるか。当時は新宿FACEのセミファイナルで行われた両者の試合は、今回、“聖地”後楽園ホールのメインイベントで、女子アトム級王座を賭けて行われる。