LFSワールドトーナメント出場を前にISKA世界王者を迎え撃つ白鳥(C)RISE
2025年8月2日(土)東京・大田区総合体育館『ABEMA presents RISE WORLD SERIES 2025 TOKYO』にて、SuperFight!のスーパーライト級(-65kg)3分3R延長1RでISKAフリースタイルルール世界ウェルター級王者アンディ・ターランド(イングランド/Tornado gym)と対戦するRISEスーパーライト級王者・白鳥大珠(TEAM TEPPEN)のインタビューが主催者を通じて届いた。
ONE Championshipにも多くの強豪を送り込んでいる、タイのVenumトレーニングキャンプで1カ月間の武者修行を詰んできた白鳥。そこで身に着けてきたものとは。
ワクワクを周りに与えたい
「良い感じです」
――夏バテはしてませんか?
「1カ月タイに行っていたので、向こうの方が暑くて暑さ慣れは十分してきたので、日本に帰ってきてから暑いと思うことはないですね。バリバリ元気にやっています」
――タイで1カ月にわたる武者修行を行うことは前々から決めていたんですか?
「3月のタイトルマッチが終わって、そこでトーナメントのシード枠が決まったじゃないですか。そこに向けてやっていこうと思っていたんですけど、最初はヨーロッパに行ったことがなかったので『2~3カ月そっちで練習するか』という話もあったんですけど、前回行ったタイのジムが海外勢も集まっている所だったので、そこが1番良いかなという事で1カ月行ってきました」
――改めてそのジム名と場所を教えていただけますか?
「Venumトレーニングキャンプというのがパタヤにあるんですけど、ヨーロッパ勢だったりONEで活躍しているタイ人の選手が多いジムです。そこでスパーリングの日だったりミット中心の日だったり、結構みっちりやってきました。同じ階級から上の選手が多くて、スパーリングも決まった相手ではなくて、指名制で『次やろうよ』って感じでみんなが言ってきてくれたのですごく良い練習でしたね」
「そうですね。モテてしゃーないっすね(笑)。でも最初ロシア勢の選手とコーチから標的にされているのかなと思っていて。コーチから『次こいつとやってくれ。次はこいつだ』って言われてみんなガチで来るんですよ。ヘッドギアも付けていないし、試合並みの危ないパンチがあったんですけど、スパーリングが終わると皆んな『ありがとう』って感じだったんですよね。向こうも俺のことを知ってくれていて、それで同階級でスパーリングパートナーとしてやってくれていたのがすごくありがたかったですね」
――スパーリングで試されていたんですね。
「試されているし、なめられるわけにはいかないし、向こうもガチで来るし。お互い良いパンチを入れたりもらったりしていて、クラっとした時もあったんですけど、試合の感覚で出来ました。こっちもなめられるわけにはいかないから、やられたらやり返す。その日やられたら次やる時にはやり返すって感じでやっていました」
――その1カ月にわたるタイでの練習で、変わった自分を発見する事はできましたか?
「1カ月行ったから具体的にどこが変わったとかではなくて、“自分に足りない部分”っていうのが海外の選手と手合わせした時に分かったりとか、見ていて分かったり得たことはありました。“生物的強さ”だったり、“荒々しさ”だったり、ちょっと自分にも足していっても良いのかなと思いました。スパーリングだからこそ『倒されてもいいや』という感覚で、今までなかった自分を出して練習してみたりして、それが試合でどうなるかというのはやってみないと分からないんですけど、1カ月で得られた事は多いですね」
――そうしたら今回の対戦相手のアンディ・ターランド選手は、元々ウェルター級で1階級上の選手ですけど、臆する部分はないですね。
「ないですね。外国人慣れもしましたし、体が強い選手も沢山いたので、大きい選手と沢山練習できたのは収穫として大きいかなと思います」
――トーナメントを控えている身ですが、今回の1戦のテーマというのはどんな内容になりますか?
「トーナメントの1回戦の予選が始まっていますけど、昨年の12月のトーナメント以上のワクワクを周りに与えたいです。そう言った試合を8月2日に見せたいので、今までと違った怖さを取り入れた白鳥を見てほしいです。だから11月のシードで決まっている試合に向けてワクワクさせる試合をするだけですね」





