イベントの火付け役として期待されていたオープニングマッチの『喧嘩三番勝負』(C)RIZIN FF
2025年7月27日(日)さいたまスーパーアリーナ『超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り』の大会終了後、榊原信行RIZIN CEOが総括を行った。

冒頭では、オープニングファイトの「喧嘩三番勝負」について触れ、「真夏の格闘技の祭典ということで、選手を鼓舞する意味も込めて本当に喧嘩して欲しいなという想いを込めて喧嘩祭りとつけさせていただきましたが、最初の『喧嘩3番勝負』誰も喧嘩せず、なんだよって感じで。タカナクイの該当者は無しということにさせていただきます。行きたくないとかって言ってるヤツがいるらしいですけど、いやいや、そもそもお前喧嘩してないし、という感じで。タカナクイはそのままキャリーオーバーさせていただければと思います」と、副賞であった南米の喧嘩祭り『タカナクイ 5泊7日の旅』は該当者無しと発表。

拳にバンデージのみを巻き、殴る・蹴ることのみが許されるタカナクイは、どちらか先に倒れたら負け、数分経っても決着がつかない場合は審判達が割って入り、引き分けとなるという喧嘩両成敗的な役割も持つ喧嘩祭り。
『喧嘩三番勝負』の6名の中から「勝つ・負けるに関わらず“一番喧嘩した人”」に、タカナクイに参加できる5泊7日の旅が副賞なのか罰ゲームなのか分からないが贈られることになっていた。

「本当に早い時間から気持ちを作って、他で言えば大雅選手、貴賢神もそうだし、直樹にしても、メインを飾ってもおかしくない戦績とキャリアの選手たちが午前中の早い時間から凌ぎを削るという祭りならではのラインナップでスタートさせていただきましたが、夏の喧嘩祭りとしてオープニングをもう少しど派手な喧嘩でテンポよく行けたらなと。
これはもう本当にプロモーターのエゴでしかないんですけど、そんな思いでイライラしながらというかですね、もう1時になっちゃうじゃんみたいな感じに思いながら見ておりました」と、思ったような展開にはならなかったと振り返った。
選手としては、タカナクイに行かずに済んでホッとしているかもしれない。



