やっぱりMMAは上が有利(朝倉)
ともに勝利に自信を見せたクレベルと朝倉。
この公開練習後、朝倉は『【喧嘩祭り拡大版SP】榊原社長に呼び出されました 2025』に出演。あらためてその自信の根拠について語っている。
「心境はもう楽しみですね。いつもとの違いとかはなくて、特に“リベンジ”とかじゃなく“大きな一戦”ってだけでしかないなって感じ」と再戦への気負いはないという朝倉。
クレベルが「レベルアップした」と評した前戦で朝倉は、鈴木千裕を再三テイクダウンし、下からの仕掛けをカット。トップから削って、鈴木を疲弊させて判定勝ちした。
その戦略を対クレベルでも使うのは危険では? という見方には、「全然そう思ってないです」ときっぱり。「やっぱりMMAは上が有利なんで。引き込んできたらタダで終わらせないですよ。もうクレベルが“こうやって三角に入れてる”とか、そういう癖を全部研究してきたんで」と、あらためて「クレベル対策で穴を5つくらい見つけた」発言の真意を説明。
同番組内で「朝倉未来有利」と予想している斎藤裕の発言を聞くと、「斎藤選手がクレベルと戦った時にすごい、まあ斎藤選手はクレベルの癖をそれこそ見抜いていて。寝技の対応とか、勉強になりましたね」と、2023年大晦日に3R ダースチョークでクレベルが一本勝ちした斎藤戦のフィニュシュ前の3Rまでに、斎藤がクレベル攻略方法を見せてくれていたとした。
『榊原社長に呼び出されました』では、自身が既定路線のクレベル戦の勝利後についても問われた朝倉は、「皆さんが(自分と)誰との試合を見たいかじゃないですかね。『平本蓮と見たい』っていうのか。シェイドゥラエフ、ケラモフ……俺はもう盛り上がれば誰でもやりたいし、“誰かから逃げてる”とかないんで」と、ファンが望む相手と戦いたいという。
その前にクリアすべきハードルが、今回のクレベル・コイケとの再戦だ。
「とりあえず今、マジ強いんですよね、俺は。練習しててそれを見せたいです。楽しみですよ」と最後にも「楽しみ」と語った朝倉は、4年の進化をいかに見せつけるか。





