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【RIZIN】「シェイドゥラエフは出ません」(榊原CEO)──『超RIZIN.4』対戦相手が決まらず。防衛戦は9月28日の愛知大会以降に延期。ケラモフは木村柊也の打撃で「顔にひび」

2025/07/05 09:07
 RIZINフェザー級新王者のラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)の『超RIZIN.4』出場がキャンセルされた。7月4日、榊原信行CEOがインスタライブで発表した。  フェザー級、バンタム級、女子スーパーアトム級の3階級でタイトルマッチが予定されていた7月27日(日)のさいたまスーパーアリーナ(スタジアムバージョン)大会。  フェザー級新王者のシェイドゥラエフは「やる気満々」(榊原CEO)なものの、対戦相手の調整がつかず、試合は行われないことになった。シェイドゥラエフの次戦は、9月28日の愛知IGアリーナ大会以降に延期される。  インスタライブ序盤で「シェイドゥラエフは出ません。ごめんなさい」と謝罪した榊原CEO。  当初、6月14日の『RIZIN LANDMARK 11 in SAPPORO』北海道大会のメインで木村柊也(BRAVE)に判定勝ちしたヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)が対戦相手の候補とされていたが、ケラモフが負傷。木村の打撃で「顔にひびが入って、どうしても7月末に試合は出来ない」(柏木信吾・海外事業部)という連絡があり、ケラモフの7月の王座挑戦は白紙に。  代わりに、同じ北海道大会で修斗世界王者のSASUKEを左ボディでKOしたビクター・コレスニック(ロシア)と、新居すぐるを右前蹴りでKOしたイルホム・ノジモフ(ウズベキスタン)が対戦相手として浮上したが、榊原CEOは、「僕の構想の中にはなかったんですけど、第二候補としてコレスニックに話をしたんですが、コレスニックも怪我で、(第三候補の)ノジモフに至っては、5週間の中でもう一度シェイドゥラエフと戦う体重を作ってチャレンジするのは非常に厳しいということで──(シェイドゥラエフの次戦は)タイトルマッチで行こうと思っていますので、挑戦者に相応しい選手が現状、スタンバイできないということで、(シェイドゥラエフの王座防衛戦は)延期ということにしたいと思います」と説明した。  続いて、柏木氏は状況を補足。「コレスニック選手は、LANDMARKでいいパフォーマンスをして、すごく印象を残しましたが、手と足を痛めてしまって、『ちょっと5週間で調整するのは不可能だ』ということを言われました。ノジモフ選手にも、声をかけたんですけれども、日本に1週間ぐらい残って観光をしていたことで、気を抜いてしまったということもあり、やはりこの期間でシェイドゥラエフ選手との試合の準備は難しい、という返答があったので、今、本当に社長にが言ったように、挑戦者としてふさわしい選手が現状、見当たらなかったということになります」と繰り返した。  最後に榊原CEOは、「いずれにしても、本当に無敗の、とてつもなく強いという幻想をまとうシェイドゥラエフ選手は、実際強いと思いますし、中途半端な相手と、なんとなく消化試合みたいなことをしてもしょうがないんで。シェイドゥラエフはやる気満々なんですけども、理解をしてもらって、9月28日の愛知IGアリーナ大会以降のなかでベストオポーネントを見つけて、タイトルマッチを組みたいと思いますので、ご理解のほどよろしくお願いします」と、あくまでシェイドゥラエフの次戦は、ノンタイトル戦ではなくタイトルマッチにしたいとした。  次の契約まで試合数が限られているシェイドゥラエフは、愛知大会、それとも年末に防衛戦となるか。そしてその相手は誰になるか。  なお、同日には、7.27さいたま大会で行われる「RIZIN WORLD GP 2025 ヘビー級トーナメント」準決勝2試合の組み合わせのほか、バンタム級で、ヤン・ジヨン(韓国)vs.安藤達也(日本)が追加発表されている。
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