2025年8月23日(土)東京・後楽園ホール『Krush.179』の記者会見が、6月30日(月)都内にて行われた。
今大会から開幕する「第5代Krushフライ級(-51kg)王座決定トーナメント」の出場メンバー8名が発表され、トーナメント組み合わせの抽選会が行われた。1回戦は次の組み合わせに決定。
▼第5代Krushフライ級王座決定トーナメント・一回戦第1試合 3分3R延長1R安尾瑠輝(K-1ジム心斎橋チームレパード)渡部 蕾(KNOCK OUTクロスポイント大泉)
▼第5代Krushフライ級王座決定トーナメント・一回戦第2試合 3分3R延長1R吉川仁清(WIZARDキックボクシングジム)大久保世璃(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)
▼第5代Krushフライ級王座決定トーナメント・一回戦第3試合 3分3R延長1R有馬大翔(K-1ジム福岡チームbeginning)海凪(RAUSU GYM)
▼第5代Krushフライ級王座決定トーナメント・一回戦第4試合 3分3R延長1R上遠野寧吾(POWER OF DREAM)東虎之介(ALONZA ABLAZE)
トーナメントの組み合わせが決まったところで、質疑応答となった。
<質疑応答>
――渡部選手は最後で選ぶことが出来なかったが、どんな気持ち?
渡部「嬉しいです(笑)」
――逆に安尾選手は1番を引いた気持ちは?
「まさか自分が引くとは思わなかったので、えっ、マジかと思いました」
――1回戦で決まった対戦相手の印象は?
安尾「いろいろ動画を見ていてみんな強い選手なので、誰と当たっても強いのでしっかりと頑張らないとなって思っていたので、渡部選手と決まっても同じ気持ちで。しっかりと勝って2回戦も勝って、決勝でも勝ってベルト手に入れたい」
渡部「試合はけっこうガツガツ来る印象です。会見の時は天然だなって感じです」
吉川「ただの(大久保琉唯の)弟だなと思っています」
大久保「気持ちは強いけれど隙が多い選手だと思っています」
有馬「海凪選手は同じジムの石郷と1回戦っているので、その借りを俺が返してやろうかなと思っています」
海凪「特に印象はないんですが、石郷選手と同じジムなので計量オーバーだけは気を付けてください」
上遠野「パンチが上手いかなと思っていて、噛み合うかなと思って選びました」
東「パンチが強くて噛み合うと思いました」
――トーナメントのその枠を選んだ理由は?
安尾「1番だったので1番最初の1番前のAを選びました」
渡部「選べなかったです(笑)」
吉川「安尾選手がいたんですけれど、まだやるには早いと思って空いていたところに行きました」
大久保「自分もほぼ選べなかったけれど、吉川選手と安尾選手を比べた時に吉川選手の方が噛み合うと思って選びました」
有馬「自分、赤が好きなので、赤(コーナーが)3回あるAを取られたので赤が2回あるEにしました」
海凪「安尾選手が多分一番強いと思うんですけれど、今の実力では勝てないので反対側だったらどこでもよかったので決勝で強い選手でも耐えられるように反対側のブロックを選びました」
上遠野「1回戦でやりたくないと言われたのでやりたくなっちゃいました(笑)」
東「安尾くんはやりたくないと思っていたので、自分は青コーナーばかりなので全部青のHにしました」
――東選手は、やりたくないと言っていた相手が来た時はどう思った?
東「やりたくないと言ったけれど、(上遠野の)試合はめっちゃ好きで。試合をしたらめっちゃ面白いと思います。1回戦ではやりたくないって言っただけです。試合するとなったら頑張ります」
――安尾選手は最後まで誰も隣に来なかったが、どう思っていた?
安尾「誰も来てくれなくて悲しかったです」
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――自分は、これだけは他の7人よりも絶対に優っていると思うものは?(気持ち以外で)
安尾「試合を見てもらえれば分かるけれど、どこかで自分の爆発力でまとめいくところだと思います」
渡部「自分は派手に倒せるのでそこを見て欲しい」
吉川「倒せるパンチ」
大久保「組み際の体幹の強さが自分の一番強いところだと思っています」
有馬「蹴りのバリエーションは誰にも負けないので、試合でしっかり出せるように頑張ります」
海凪「見た目は俺が一番派手かなと思っています」
上遠野「ボクシングスキルとパンチ力は一番あると思っています」
東「名前の威圧感」
――今回はワンデーではないが、トーナメントで勝つには“運”が必要だと言われている。最近ツイてるなと思ったラッキーエピソードはある?
安尾「さっきの、まさか1を獲るとは。ラッキーでした(笑)」
渡部「このトーナメントが決まったことですかね。ちょうどお風呂を出た時に電話がかかってきて。それがこの話だったのでそれが一番ラッキーですね」
吉川「おみくじで大吉が出たこと」
大久保「引く順番が8番目だったので、残り物には福があると思ったら、まさかの7番で。ある意味ラッキーかなと思います」
有馬「会見で東京に来たんですけれど、やることが無くて何をしようかと思って池袋にいたんですよね。池袋を歩いていたら自分はアニメが好きなんですけれど、ちょうど『BLEACH』のポスターが貼ってあって。ショッピングモールで『BLEACH展』があるって、めちゃくちゃ興奮しましたね。それで『BLEACH展』だけじゃなく、もうちょっと歩いたら『ダンダダン展』ってまた別のアニメがあったんですよ。1日で2つアニメフェス制覇してきました」
海凪「さっきのくじ引きの順番を決めるじゃんけんが、僕だけチョキで全員パーで。全員倒したのでトーナメントでも全員倒します」
上遠野「こんなに早くベルトが獲れるチャンスが来てラッキーだなと思います」
東「上遠野くんと同じです」
――Krushのベルトへの想いは? 東「フライ級はK-1にないですけれど、夢がK-1王者なのでその第一歩かなって感じなので必ず獲ります」
上遠野「ジムの強い先輩たちはみんな獲ってきているので、自分も当たり前にこのベルトを獲りたいと思います」
海凪「3歳からKrushを見て育ってきたので、絶対にKrushのベルトを獲りたいです」
有馬「ベルトを巻いたことないので巻いて気持ちよくなりたいです」
大久保「一番最初にこのベルトを巻いたのが兄なので、自分も巻かないと意味がないと思っています」
吉川「つい最近まで(同門の)大夢が持っていてジムに置いてあったベルトなので、僕がジムにベルトを戻して来ようかなと思います」
渡部「自分はKNOCK OUTの選手なので本当はKNOCK OUTのベルトが欲しかったんですけれど、このチャンスがきてモノにしたいなって思ったので。いったん獲ろうかなって感じです」
安尾「51kgのベルトがK-1になくて、51kgの一番上がKrushのベルトなので、欲しいなと思って戦ってきたのでしっかり獲りたいと思っています」
――宮田プロデューサーに質問で、KNOCK OUTの渡部選手を抜擢した理由は?
宮田P「今回フライ級を決める時に、ここに入れなかったフライ級の選手もいるんですけれど、渡部選手のことはそれなりにリサーチさせてもらっていて。こういうトーナメントでいかがでしょうかと提案させていただいたところ、すぐに整えていただいて。KNOCK OUTのクロスポイント大泉は外代表がアツい方でいい選手をたくさん育てているんですよ。それで外さんのところの渡部選手にKNOCK OUTから出て欲しいと僕の方からリクエストしました。調整して出していただけたので嬉しく思っています。彼が外から入ってきてくれることでメンバーが引き締まった改めて思います。1回戦で本命と言われている安尾選手とぶつかるのも運命というか大注目になったので、本当に楽しみです」
――準決勝、決勝はこの選手と戦いたいというのは?
渡部「準決勝は大久保世璃が上がってきてほしい。アマチュアで負けていてやり返したいので。決勝は上遠野選手が上がって来るんじゃないかなって直感っす」
安尾「一度吉川選手とはやっているので大久保選手が上がってきてほしいのかな。決勝は誰か分からなくて…上遠野選手で」
大久保「順調にいけば準決勝は安尾選手、決勝は上遠野選手になるんじゃないかなと思っています」