MMA
ニュース

【UFC】“8月決戦”先陣を切るのは中村倫也! フレッチャー相手に再起戦。同日メインで平良達郎。9日・風間敏臣、16日・朝倉海が続く=8.2『UFC Fight Night』

2025/06/26 13:06
【UFC】“8月決戦”先陣を切るのは中村倫也! フレッチャー相手に再起戦。同日メインで平良達郎。9日・風間敏臣、16日・朝倉海が続く=8.2『UFC Fight Night』

(C)GONG KAKUTOGI/Watanabe Daiki

 2025年8月2日(日本時間3日)米国ネバダ州ラスベガスのUFC APEXにて開催される『UFC Fight Night: Albazi vs. Taira』に、中村倫也(アメリカン・トップチーム)の出場が決定。ネイサン・フレッチャー(英国)と対戦することを中村が自身のSNSで発表した。

▼バンタム級 5分3R
中村倫也(日本)9勝1敗(UFC3勝1敗)
ネイサン・フレッチャー(英国)9勝2敗(UFC1勝1敗)

 中村は、フリースタイルレスリング61kg級で2017年U-23世界選手権優勝などの実績を残し、2021年にプロMMAデビュー。2022年の『ROAD TO UFC』優勝を経てUFCと契約し、RTU決勝での風間敏臣戦を含め、ファーニー・ガルシア、カルロス・ヴェラを相手に3連勝。MMA9連勝をマークしたが、2025年1月の『UFC 311』でムイン・ガフロフに判定負け。キャリア初黒星を喫した。MMA9勝1敗、30歳。

 直前で構えが定まらないなかガフロフに敗れ、日本、そして米国フロリダで次戦に向けて作り直してきた中村はいかに7カ月ぶりの試合に向かうか。今回はAPEXでいつもより小さめのオクタゴンとなる。


(C)Zuffa LLC/UFC

 対するネイサン・フレッチャーはMMA9勝2敗(UFC1勝1敗)の27歳。パディ・ピンブレット率いるNext Generation MMA Liverpool所属で、キャリア初期は桜庭スパッツを愛用していた極め技師。身長は170cmで中村と同じながら、リーチが178cmと4cm中村を上回る。9勝中、1KOと7つの一本勝ちをマークするグラップラーで、4つのリアネイキドチョーク、2つの肩固め、1つの三角絞めが決まり手でトップ、バック、ボトムからも極めを持つ。

 Cage Warriorsで活躍後、24年3月のTUFに階級上のフェザー級で出場したが初戦でカーン・ オフリに判定負け。24年9月のUFC APEX大会でリトアニアのジギマンタス・ラマスカとフェザー級で対戦し、2Rにボディロックテイクダウンからサイド、マウント、肩固めで一本勝ち。


(C)Zuffa LLC/UFC

 25年3月のUFCロンドン大会で本来のバンタム級に落として9勝2敗(UFC1勝2敗)のケイラン・ロクラン(アイルランド)と対戦。初回にロクランにテイクダウンを奪われるも、2Rにフレッチャーがシングルレッグから軸足を刈ってテイクダウン。ケージ際の立ち上がりにダブルレッグで手を着かせて背中に乗ってボディトライアングル。背後からパンチでラウンドを取り返した。

 しかし、3Rにダブルレッグテイクダウンから立ち上がりをコントロールされると、がぶりから体を入れ替え、バックフィストをヒット。さらにジャブも突き、ロクランを出血させるも、ジャッジはロクランを支持し、スプリット判定で敗れている。

 サウスポーの中村に対し、フレッチャーは基本はオーソドックス構えもスイッチも使い、ジャブ、右を突いてのシングル・ダブルレッグテイクダウンからのグラップリングで勝負しトップ、バックからの極めのみならず、下からの三角絞めも得意とする。

 一方で、テイクダウンディフェンスは50%と際立って高いわけでもなく、ハーフガードから潜ってシングルレッグでレッスルアップ。バッククリンチからのグランビーロールなど、ポジションを取られてからのスクランブルに注意が必要だ。

 中村はスタンドの立ち位置を制して左を突き、いかにテイクダウンに繋いでスクランブルさせずに押さえ込んで削るか。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント