2025年11月16日(日)東京・有明アリーナで開催される『ONE 173』の一部カードが6月23日、会見にて発表された。同大会は、3月23日にさいたまスーパーアリーナで開催された『ONE 172』に続き、今年2度目の日本上陸となる。
会見後の囲み取材でチャトリ・シットヨートン代表は、RISEとGLORYを揶揄する発言をしたことが海外メディアで報じられた件について、「あれは翻訳のミス」と弁明した。
チャトリ代表はメディアとの会合にて質問を受け、他プロモーションとの共同プロモーションの可能性について聞かれると「GLORYとRISEは小さなプロモーションだ。ONEは最大の格闘技団体なのに、なぜ彼らにスポットライトを当てるのか?」と、GLORYとRISEを「スモールプロモーション」と称したという。
そのことが海外メディアで伝えられ、伊藤隆RISE代表は6月20日の記者会見にて「私もニュースで拝見しました。彼とは先月日本に来た時に会って、今後RISEに関してそういうことを言わないという約束をしました。あの時も彼はマスコミに切り取られて、引き出されて言ったので僕は悪くないというようなことを言っていたんですね。今回も切り取られたのか分からないですけれども、言ったことは事実だと思います。
他所のイベントを下げて自分が上がるようなことを言うのは、ONEの関係者も契約している選手も望んでいないと思うんですよ。何の意味があるのかなと。もしチャトリが刀を抜きたいのであれば我々も刀を抜く準備を整えます。彼は日本人の母親の血が入っているはずなので、日本の言葉で言うと『弱い犬ほどよく吠える』。その言葉をプレゼントします」と怒りのコメント。同席したマーシャル・ゼラズニクGLORY CEOも「彼は自分の言葉に責任を持つべきだと思います」と不快感を露わにしていた。
そのことを伝えられたチャトリ代表は「タイ語で話して英語に訳して日本語に翻訳されていく中で話が逸れてしまった。私の気持ちは全然違う。RISEは大好き、リスペクトしています。伊藤さんは私の友だち。RISEは日本でナンバーワンのキックボクシング団体です。100%。世界の絶対トップです。伊藤さんもトップ。それが私の本当の気持ちです」と、事実と違うという。
しかし、「GLORYは?」と聞かれると「GLORYは…GLORYです」と語るにとどまった。