2025年6月21日(土)神奈川・横浜BUNTAI『RISE WORLD SERIES 2025』の前日公開計量&記者会見が、20日(金)横浜市内にて行われた。
会見の中では、ONE Championshipのチャトリ・シットヨートン代表がRISEとGLORYを揶揄する発言をしたことが海外メディアで報じられた件について、伊藤隆RISE代表とマーシャル・ゼラズニクGLORY CEOに質問が飛んだ。
チャトリ代表は今週初めに行われたメディアとの会合にて質問を受け、他プロモーションとの共同プロモーションの可能性について聞かれると「GLORYとRISEは小さなプロモーションだ。ONEは最大の格闘技団体なのに、なぜ彼らにスポットライトを当てるのか?」と、GLORYとRISEを「スモールプロモーション」と称したという。
今年3月のONE日本大会において、チャトリ代表は海人vs.グレゴリアンが中止になった際も「海人はスモールプロモーションで戦うべきだと思う」と日本の大会を揶揄したことがあり、過去にRISEに対して批判的なコメントをしたこともあった。
今回の件について伊藤代表は「私もニュースで拝見しました。彼とは先月日本に来た時に会って、今後RISEに関してそういうことを言わないという約束をしました。あの時も彼はマスコミに切り取られて、引き出されて言ったので僕は悪くないというようなことを言っていたんですね。今回も切り取られたのか分からないですけれども、言ったことは事実だと思います。
他所のイベントを下げて自分が上がるようなことを言うのは、ONEの関係者も契約している選手も望んでいないと思うんですよ。何の意味があるのかなと。もしチャトリが刀を抜きたいのであれば我々も刀を抜く準備を整えます。彼は日本人の母親の血が入っているはずなので、日本の言葉で言うと『弱い犬ほどよく吠える』。その言葉をプレゼントします」と、怒りが伝わるコメント。
ゼラズニクCEOも「今回の状況につきまして私はとても興味深いと思っています。なぜなら、前にも同じ状況を私は見てきました。彼が本当に思っていることを言っているのか分かりませんが、自分の言葉には責任を持たなければいけません。本当に思っていることだとしても、言ってはいけない言葉はあります。マスコミのせいだとして、どんなに彼が自分は悪くないと言っても、彼は自分の言葉に責任を持つべきだと思います」とした。
また、同会合でGLORY世界フェザー級王者ペットパノムルン獲得について聞かれたチャトリCEOは「ペッチとGLORYの契約が切れ次第契約したい」とも発言。
ペットパノムルンが今回の約1年間にわたって行われる「GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(-65kg)STANDING TOURNAMENT」に出るのかと聞かれると、ゼラズニクCEOは「ペッチはこのトーナメントに出るかという質問に関して、その答えはイエスと答えたい。彼が出たい気持ちがあるのであれば自分たちは出す決心はついています」と、ペットパノムルン次第ではあるがGLORYとしては出場させる方向性であることを話した。