2025年7月13日(日)福岡・マリンメッセ福岡B館『K-1 DONTAKU』の追加対戦カードが、6月17日(火)都内にて行われた記者会見で発表された。
-56kg契約3分3R延長1Rで、大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)と紫苑(KIZUNA田川本部道場)が対戦する。
大久保は、2022年6月の『THE MATCH 2022』で那須川天心の弟・龍心に勝利。9月は初代Krushフライ級王座決定トーナメントを制し、プロ4戦目にして王座に就いた。2024年7月と9月の「K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント」では準決勝で玖村将史を破る番狂わせを演じたが、決勝で金子晃大にKOで敗れた。12月にはKrush王者の璃明武を破っている。2025年2月、JTTからの刺客・竹見浩史郎をKO。5月に永坂吏羅との対戦が決まっていたが、永坂が規定時間内に計量をクリア出来ず不戦勝となった。戦績は11勝(1KO)2敗。
紫苑(しおん)はK-1甲子園2019西日本予選 -55kg優勝、第2代KPKB(九州プロキックボクシング)スーパーバンタム級王者で戦績は9勝(5KO)4敗1分。K-1 GROUPには2020年11月から出場し、3勝(1KO)4敗1分の戦績。
大久保の相手に抜擢した理由を、宮田充K-1プロデューサーは「今大会のテーマとして、九州のファイターにどんどん出て欲しい。福岡大会は久々なので。そこで九州同士でなくトップで活躍している選手との激突を見せたい」と説明した。
大久保は「今回の試合は、この間の5月31日の試合がなくなって7月に決まったんですけれど、年内にベルトを巻くためにも絶対に落とせない試合。求められているのは、圧倒的なKOだと思います。ここをKOで勝って、必ず年内にベルトを巻きたいです」と意気込みを語った。
<質疑応答>
――相手の印象は?
「うまい選手だなと思いました。スピードが速いなと。でも怖さはないです」
――福岡大会への出場をアピールした理由は?
「一番はこの間の試合がなくなって、ファンのみなさんだったり僕自身もそうですけど、試合を待ってくれている人が多かったので。一番早く試合をしたいなというのがあったので、アピールしました」
――前回は永坂吏羅選手が計量失格になったが、その後のXでの発言をどう思っていたのか?
「単純にムカつきましたね。なんだ、こいつとかありました。まあ、そういう人もいるなと(苦笑)」
――もう一回、組まれたら?
「もう、やりたくないんじゃないですか。トラウマになっているんじゃないですかね」
――もし組まれたら試合はやる?
「まあ全然、大丈夫です」
――池田幸司選手が金子晃大選手に勝って、ダイレクトリマッチでのタイトル挑戦をアピールしているが。
「でも、池田は次やったら勝てないです。100%言えます。僕が今年中に金子選手にリベンジして、ベルトを巻くことを宣言します」
――池田選手が金子選手からダウンを奪った試合は、どう見たか?
「まぐれです。まぐれのパンチが入っただけです」
――池田選手が「俺は金子に勝ったんだぞ」とアピールしていたが。
「まぐれです!」
――2回目はない?
「2回目はない。勝負の世界なので絶対はないけど、あれはまぐれです」
――池田選手に言いたいことは?
「俺が獲るから、お前じゃねえぞ!」
――池田選手と金子選手のタイトルマッチが組まれたら?
「それは運営が決めることだけど、欲を言えば僕が先でもいいんじゃないかなと。でも池田選手が勝っているんで、それも仕方ないかなと思いますけど。金子選手に勝ってもらって、年内に僕が勝ってベルトを巻くことが理想です」
――55kgが群雄割拠になった現状をどう見ているか。
「金子選手が王者で、1位が僕」
――池田選手は?
「まぐれです」
――今回は、今までの対戦相手と比べると戦績が下だと思うがモチベーションは?
「僕は格落ちだと思っていなくて。それを思っていると足をすくわれてしまう。オファーを受けた時からモチベーションは高いです」
――相手はビッグチャンスをものにするために必死でくることが予想されるが。
「地元で恥をかかせてやりますよ。倒します」