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【ONE FF】本田ななかが2戦連続欠場から1年1カ月ぶりの再起戦、佐藤界聖が2度目の出場、メインにヨードレックペット

2025/06/17 14:06
 2025年6月20日(金)タイ・ルンピニースタジアム『ONE Friday Fights 113』に、今週も日本人選手2名が参戦する。  第3試合のキャッチウェイト(-53.97kg)キックボクシング3分3Rで、本田ななか(TRY HARD GYM)がザイネブ・タンジ(モロッコ)と対戦。  本田は空手をバックボーンに持ち、2023年8月にKROSS×OVERでプロデビュー。2023年12月、登島優音に勝ちデビューから3連勝でKROSS OVER女子フライ級初代王座決定トーナメントを制して王座に就いた。2024年5月にはRISEに初参戦し、11戦のキャリアを持つ花田麻衣に勝利。しかし、10月の2度目の参戦では減量による体調不良で計量時間になっても会場に到着することが出来ず、不戦敗となっていた。  2025年1月の『ONE Friday Fights 94』でONE初参戦が決まっていたが、練習中のスパーリング後に頭痛を感じ、数日治らず吐き気もあったため病院へ行くと脳震盪と診断されてドクターストップ。2試合続けての欠場となってしまった。そのため今回が約1年1カ月ぶりの復帰戦となる。 【写真】ONE FF初参戦ではルディ・ダ・シウバに敗れるも善戦した佐藤(C)ONE Championship 第4試合のキャッチウェイト(-71.2kg)ムエタイ3分3Rでは、佐藤界聖(PCK連闘会)がアユーブ・エルカドラウィ(モロッコ)と対戦。  佐藤は仙台の元・聖域統一ウェルター級王者で、3月の『新日本キックボクシング協会』で大谷真弘とドロー(佐藤が1.3kgオーバーで減点2&グローブハンディ)、5月の『HOOST CUP KINGS NAGOYA 15』では匡志YAMATOに判定負けを喫した。動き続け、蹴り続ける運動量の多いスタイルで右カーフ、左ミドル、右フックと攻撃を散らす。女子キックボクサーの佐藤 “魔王” 応紀の息子。  2024年12月の『ONE Friday Fights 90』でONEに初参戦し、ルディ・ダ・シウバと対戦。善戦するも、17歳とは思えないシウバの試合巧者ぶりに判定負けを喫した。本田と同じくモロッコ人選手を相手にONE初勝利を目指す。  また、今大会のメインにはヨードレックペット・オー・アトチャリア(タイ)が登場。ドンキング・ヨータラックムエタイ(タイ)とフライ級ムエタイ3分3Rで対戦する。 “ザ・デストロイヤー”ことヨードレックペットはラジャダムナンスタジアムでライト級(2015年と2017年)とスーパーライト級(2021年)の2階級制覇、ルンピニースタジアムでも2017年にライト級王者となり、2大スタジアム王座を同時に保持した。2015年12月にラジャで梅野源治と対戦してTKO勝ちしたが、2016年10月の日本での再戦では判定で敗れラジャ王座を奪われた。2018年4月のKNOCK OUTでは初代王者・森井洋介にTKO勝ちしてKNOCK OUTライト級王座を奪取。同年にはタイのスポーツ界で権威のあるサイアムスポーツ社認定のタイ・スポーツ大賞のムエタイ部門でMVPを獲得している。  ONEには2023年7月の『ONE Friday Fights 2』から参戦し、4連勝(3KO)するもムアンタイ、タギール・カリロフに連敗。2024年6月のコムアウット戦で連敗を脱出したのも束の間、8月にコンスックに敗れた。11月のプンルアン戦ではダウンを奪われるも3Rに逆転KO勝ち。1月31日の『ONE Friday Fights 95』ではジャオスアヤイに2RでKO負け、3月のONE日本大会では吉成士門に判定負けを喫している。戦績は90勝38敗3分(KO数は不明)。  ドンキングは24歳。2024年3月からONE FFに出場し、これまで4戦全勝(3KO)の好戦績をマークしている。ヨードレックペットにとっては背水の陣となる。
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