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【新日本キック】江幡睦、4度目のラジャ王座挑戦へ向けて公開練習「この4年7カ月は準備期間だった。“伊原道場スタイル”で勝つ」

2019/10/15 21:10
2019年10月20日(日)東京・後楽園ホールで開催される新日本キックボクシング協会『MAGNUM 51』にて、ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者サオトー・シットシェフブンタム(タイ)に挑戦するWKBA世界バンタム級王者・江幡睦(伊原道場本部)が、15日(火)都内所属ジムにて公開練習を行った。  伊原信一会長が自ら持ったミットにミドル、ロー、ワンツーを叩き込み、前蹴りでは伊原会長を吹っ飛ばしてリングサイドにいたカメラマンを直撃するという巻き込み事故も。最後は伊原会長がダウンするお約束で公開練習は終了した。 「精神面も技術的にも体調もばっちり整っています」と、心技体が充実していると答える江幡。  王者サオトーについては「ラジャのメインも張っている選手で、1年前から見ていました。バンタム級でいい選手だな、上り詰めてくるだろうなと思っていました。同じ双子の選手だったので親近感もありましたね(江幡にも双子の弟・塁がいる)。シットシェフブンタムジムで練習した時にいましたが、お互い見ている程度と少し手を合わせたくらいでした。バッチリ接点があったわけではないですが、1カ月はいました。いいタイミングで1年越しで対戦できるのが楽しみです。実際に見ているのでイメージができるから意識はしやすいですね」と、1年前から注目していたという。 「研究もしています。ヒジが上手で、両利きで戦える。戦い方は研究していますが距離感が上手ですね。首相撲の選手ではないですが、もちろん上手です。そこでも負けないで打ち勝つ試合をしたい。過去一番強い相手じゃないでしょうか」と評する。  悲願であるラジャダムナン王座奪取へ向けてサポート体制も万全で、「スパーリングパートナーとトレーナーでタイ人が2人きています。1人は現役の選手でムエカオの選手。その2人と会長と塁でサポートをバッチリしてもらってここまで来ました」と言い、「僕のいい面も悪い面も知っているので、首相撲対策もしているし、ここでポイントを取っておこうとか戦略的なこともやっています。この1週間で整ってきているので、このままで行けと会長の指示をいただきましたし、トレーナーからもあとは調整だけと言われています」と準備は整った。 「自分のスタイルを貫いて勝ちます」と、ワンツー&ローで相手を破壊するスタイルはそのままに「もちろん倒して勝つのが大前提ですが、万が一5Rフルに戦って判定でも勝てる練習をしています。トレーナーからは倒して勝つ、判定でも負けない戦い方の両方を教えてもらっています。でも“伊原道場スタイル”で勝つ戦い方を研究してやっています」と、KOでも判定でも勝てるようにしている。  江幡がラジャ王座に挑戦するのは、2015年3月以来4度目。これまでの期間、試合があるたびにタイトル挑戦をアピールし、それがついに実った形だ。 「この4年7カ月は準備期間だったと思います。ずっと待って、待ち続けた試合だったので、ついに来たかという感じです。準備は整っている。この日のためにトレーニングをしてきました」と、全ては10月20日のタイトルマッチにあったと話す。江幡兄弟、そして伊原会長の悲願を達成することができるか。
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