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インタビュー

【RIZIN】背中の腫瘍が悪化して緊急手術、帰って来たビクター・コレスニック「SASUKE戦では私がスタンドでフィニッシュする」

2025/06/12 19:06
【RIZIN】背中の腫瘍が悪化して緊急手術、帰って来たビクター・コレスニック「SASUKE戦では私がスタンドでフィニッシュする」

コンディションは万全、完全復活を力こぶでアピールするコレスニック

 2025年6月14日(土)北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ『RIZIN LANDMARK 11 in SAPPORO』に出場する選手の個別インタビューが、12日(木)札幌市内にて行われた。

 RIZINフェザー級(66.0kg)5分3Rで、修斗世界フェザー級王者のSASUKE(MASTER JAPAN TOKYO)と対戦するビクター・コレスニック(ロシア/Tiger Muay Thai/Kuznya)が出席。試合前の意気込みを語った。

美しいフィニッシュを決めたい


――現在の心境は?

「皆さん、こんにちは。こうやって日本に戻ってくることが出来てとても嬉しいです。長い休みを余儀なくされましたけれども、こうやってまた戦えることを嬉しく思っています。今回は減量もまあと1kg減らすぐらいしか残っていません。今日は朝ごはんもしっかり食べることができました。コンディションもいいです」

――今回対戦するSASUKE選手の印象は?

「SASUKE選手はとても良いファイターだと思います。強い選手だと思います。打撃も出来ますし、レスリングもグラウンドでの戦いも秀でていると思います。なので、私との試合はとても良い見応えのあるものになるかと思います。ただ私はフィニッシュをぜひ決めたいと思っています」

――そのフィニッシュまでの試合の展開はどのようにイメージしている?

「もちろんノックアウトでフィニッシュを決めたいと思っています。SASUKE選手がグラウンドでの戦いが得意ということで、グラウンドに持ち込みたいと思っているでしょうけれども、それに対して私はスタンドで決めたいと思います」

――Serbian Battle ChampionshipとOpen Fighting Championshipでフェザー級王座を持っていたが、今も保持している?

「2つともRIZINと契約した時にベルトはもう剥奪されていると思います。私が今狙っているベルトは一つだけ。RIZINのベルトです」

――タイガームエタイジムではどれくらいの練習を?

「今年1月に2カ月間、タイガームエタイジムに行ってトレーニングをしました。その後、一度国に帰って、この試合を控えてまたタイガームエタイジムで練習しました。昨日で1カ月となりました。なので今年に入ってからは通算3カ月タイガームエタイジムで練習しています」

――いつから行くようになった?

「最初にタイガームエタイジムで練習を始めたのが18歳か19歳ぐらいの頃でした。その頃タイで試合があったので、それをきっかけにクラブで練習を始めて。それ以降、今に至るまで10年間、毎年現地でタイガームエタイでトレーニングをしています」

――RIZINのチャンピオンベルトはいつまでに獲りたい?

「今後というのは考えているところなんですけれども、今の時点では目前に控えた試合、そして目前に控えた対戦相手に集中したいと思います。ですので、試合の後にそれをお話できるかなと思います」

――SASUKE選手は去年、タイガームエタイに練習に行ってたが会ってはいない?

「私は会っていません。タイガームエタイでは多くのファイターたちが練習していますので、彼とは会う機会はありませんでした」

――昨年11月に武田光司選手との試合がキャンセルとなった。どんなことがあった?

「緊急手術を去年11月に受けました。減量をしている中で、多分免疫が少し下がってしまったからだと思うんですけれども、背中の腫瘍、良性の腫瘍なんですがそれが悪化してしまいました。試合の直前になって悪化してしまいましたので、RIZINに今回は出られないということで連絡をしました。その連絡をした次の日には手術を受けました」

――今はその影響はもうほとんどない状態?

「良性の腫瘍が原因となっていたものなんですが、すでに完全に取り除きまして、今はすっかり回復をしています。戦う準備はできています。そのためのトレーニングも、この半年間やってきました」


【写真】2024年4月の前戦、中原由貴にハイキックを見舞うコレスニック

――世界中の様々な舞台で戦ってきたコレスニック選手にとって、RIZINの素晴らしいと思う点は?

「第一に言えるのは、長年私がファンだったPRIDEという団体がありました。そこから続いて、今このRIZINという団体ができて、そこで戦う機会をもらえるということがとても私にとっては光栄なことだと思っています。実際に多くの大会にこれまで出場してきましたけれども、レベルが違うんじゃないかと私は感じています。

 特に、日本で私を応援してくれるファンの皆さんが、すごく増えてきているということがとても嬉しいです。今回もこの試合が発表される前から多くのファンの人が『次の試合はいつやるんだ?』といろいろコメントをくれました。ロシア語でも英語でも日本語でも、そういうコメントいただいていて。発表されるまでは秘密にしなければいけなかったんですが、そういう応援サポートの声がとても嬉しかったです」

――そんな日本のファンたちに2日後はどんなファイトを見せたい?

「ファンの皆さんの記憶に残るように、全力で試合に臨みたいと思います。実際、今ロシアでも日本でも私のファンが増えてきています。ですので、彼らにきちんと覚えてもらえるように、美しいフィニッシュを決めたいと思っています」

――練習仲間のノジモフ選手からは、SASUKE選手の強さをどのように聞いている?

「特に何も聞いていません。練習は一緒にしていましたけれども、私も特に自分から聞くことはしませんでした。これまでRIZINの選手だと、金原選手とは一緒に練習をしたことがあります」

――現王者のシェイドゥラエフ選手もタイガームエタイで練習することがった。これまで接点や練習したことは?

「彼を見かけたことはあります。ただ、一緒に練習したことはありません。シェイドゥラエフ選手は自分のチーム、私も自分のチームがありますので、別々で練習をしていました。ダウトベック選手も見かけたことはありますが、同じように一緒に練習をする機会はまだありません」

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