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【修斗】宝珠山桃花vs.高田暖妃、IL高本千代vs.嶋屋澪に加え、アマ修全日本王者・徳本望愛がプロデビュー。世界ランカー平田彩音が柔術黒帯アジア王者・井上智子とグラップリングで激突など5試合追加=6月14日(土)女子修斗公式戦『COLORS vol.5』新宿

2025/06/06 10:06
 2025年6月14日(土)東京・新宿FACEで開催される女子修斗公式戦『COLORS vol.5』の追加5カードが発表された。 ▼女子アトム級 5分2RヒヤマNFC(NFC)徳本望愛(THE BLACKBELT JAPAN)  まずは2024年の全日本アマチュア修斗選手権ストロー級を制した徳本望愛(THE BLACKBELT JAPAN)が、今回待望のプロデビュー戦を迎える。  全日本選手権の決勝戦では8月に行われた『COLORS Vol.3』でトライアウトで戦った片山智絵との再戦となったが、下からの腕十字を極めて涙の戴冠。先にデビューを果たしている同門のerikaと共にTHE BLACKBELT JAPANが女子2階級制覇を果たした。  そんな“期待の新星”徳本と戦うのがヒヤマNFC。今までに本名の檜山美樹子で戦ってきたが心機一転、今大会から改名することとなった。プロとしての経験値はヒヤマNFCが圧倒的に有利。胸を貸すヒヤマNFCがプロの洗練を浴びせるか、それともインフィニティリーグ初戦で勝利を収めたerikaに続きTHE BLACKBELT JAPAN女子が2連勝となるか? ▼COLORSグラップリングマッチ 51kg契約 8分1R平田彩音(BURST)井上智子(ストライプル茨城)  そして、平田彩音(BURST)のグラップリングでの参戦が決定。平田は2024年インフィニティリーグ女子アトム級にエントリーし、2025年の3月に韓国で行われた『BLACK COMBAT』では豪快なKO勝利を飾り、更に成長した姿を見せている。  対戦相手は柔術の強豪・井上智子(ストライプル茨城)。井上はIBJJF全日本マスター選手権三連覇をはじめ、黒帯でエントリーした2024年のIBJJFアジア選手権でも優勝するなど輝かしい戦歴を持つ。2024年5月のLevel-G サブオンリーでは、柳仙香に判定勝ちしたことも記憶に新しい。  今回はノーギでの参戦となるが両選手の身長差は20cm以上あり、リーチでは井上が有利。平田もMMAはもちろん柔術、グラップリングなど様々なルールにチャレンジしており、強豪・井上を相手にどんな試合を見せるか。 ▼トライアウトルール 女子バンタム級 3分2Rte-a(AACC)鈴木 舞(寒天ファイトスピリットジム)  その他にもAACCからte-aがCOLORS初参戦を果たす。DEEP JEWELSで豊富な試合経験を誇るte-aが胸を貸すのが、東海地方から世界と戦える選手育成を標榜している寒天たけしの愛弟子の鈴木舞(寒天ファイトスピリットジム)。寒天自身もアマチュア修斗全日本3位、元HEATバンタム級王者と様々な団体でその実力者振りが認知されており、弟子の鈴木がどんなファイトを見せるか。 ▼トライアウトルール 女子ストロー級 3分2R安田詠美(BURST)深井志保(N★TRUST) ▼COLORSグラップリングマッチ 54kg契約 8分1R植田 咲(AACC)奥田愛加(N★TRUST)  そして、徳本望愛と同じく2024年の全日本アマチュア修斗選手権ストロー級に出場し、3位の安田詠美(BURST)が三重のN★TRUSTから初参戦となる深井志保とトライアウトで対戦。また、深井と同門の奥田愛加(N★TRUST)はAACCの植田咲とグラップリングで対戦する。  スタートから2年を数え、今大会に出場する選手で旗揚げ戦に出場していたのは宝珠山桃花のみとなった。その宝珠山と“JK空手ガール”高田暖妃(AACC)、インフィニティリーグ2025 高本千代(高本道場)vs.嶋屋澪(SISU MMA&BJJ)と女子戦線の未来を担う新たな顔ぶれも揃った同大会に注目だ。 【既報カード】 ▼女子ストロー級 5分2R宝珠山桃花(赤崎道場A-SPIRIT)高田暖妃(AACC)  6月14日(土)新宿FACE大会で5回目の開催を迎える女子修斗公式戦“COLORS vol.5”。  まずは世界ストロー級2位の宝珠山桃花(赤崎道場A-SPIRIT)とデビュー2戦目で大抜擢となる高田暖妃(AACC)の一戦が決定。元プロシューター赤崎勝久を師に持つ宝珠山は2019年に全日本アマチュア修斗選手権で優勝。2021年のプロデビュー以来、“修斗の女子”を支え、その一方で保健師としての顔を持つ二刀流(私のオンとオフ スイッチインタビュー 二つの世界を生きる「戦う保健師」。その理想の姿とは )。“COLORS”の旗揚げからコンスタンスに試合を重ねており、昨年8月以来久々の登場となる。  対するは現役女子高生の高田暖妃(AACC)は幼少期より習い始めた実戦空手で格闘キャリアをスタート。ジュニア修斗でも実績を残し、昨年12月の“COLORS vol.4”で満を持してプロデビュー。韓国のチョン・チャヒョンを相手に1Rは得意の蹴りをベースにあわやKO勝利かと思われたが、チョン・チャヒョンも脅威の粘りを見せドロー。デビュー戦が国際戦というプレッシャーのかかる中、現代MMAにアジャストさせた戦いで“女子格闘技界の逸材”としてその片鱗を覗かせた。その期待値からデビュー2戦目でキャリア勝るランカーの宝珠山との一戦が決定した。  “博多の女はもてなし上手で気が強い!”その容姿とは裏腹に気持ちを全面に押し出すファイトスタイルが信条の宝珠山だけに高田との打撃戦は望むところ。7.21後楽園ホール大会でストロー級世界王者・藤野恵実とパク・ポヒョンのタイトルマッチが決定しており、ネクストチャレンジャーが誰になるのか⁉重要な意味を持つ一戦と言えるだろう。 ▼インフィニティリーグ2025 女子スーパーアトム級 5分2R高本千代(リーグ初戦/高本道場)嶋屋 澪(リーグ初戦/SISU MMA&BJJ)  そして、5.18ニューピアホール大会で始まったインフィニティリーグ2025女子スーパーアトム級。“本命”と目されていた元DEEP王者・村上彩(修斗GYM東京)が元RISE王者・erika(THE BLACKBELT JAPAN)の打撃の前に判定負けを喫し波乱の幕開けとなった。 女子格闘技のトップを渡り歩いてきた村上彩とerikaはお互いのこだわりを見せ、とてつもない死闘となった。そして今大会での第1節2戦目では高本千代(高本道場)と嶋屋 澪(SISU MMA&BJJ)が激突。奇しくも高本が“組み”、嶋屋が“打撃”とこちらもお互いのこだわりが垣間見える一戦となった。キャリアは村上とerikaには及ばないが、この二人を超えなければ優勝は見えてこない。チャンスを活かすも殺すも自分次第。先ずは初陣でどんな戦いを見せるのか? 
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