2025年6月6日(金)タイ・ルンピニースタジアム『ONE Friday Fights 111』(U-NEXT配信)に、今週も日本人選手2名が出場する。
第1試合のフェザー級MMA5分3Rで、松田征也(Blue Dog Gym)がビラル・フセイン(パキスタン)と対戦。
警視庁で柔道をやってきた松田は、一時は競艇選手を目指すも、MMAファイターに定めて、GRACHANで3連勝後、2024年3月の『ONE Friday Fights 57』で初参戦し、ミハイル・グリツァネンコに判定勝ち、初陣を飾った。
11月の『ONE Friday Fights 87』ではルシ・ハジエフ(ブルガリア)を判定3-0で下し、ONE2連勝。MMA5連勝を飾っていたが、2025年3月の『ONE Friday Fights 101』にてカルロス・アルバレス(フィリピン/Team Lakay)に17秒でアナコンダチョークを極められてONEでの初黒星を喫した。初出場のフセインを相手に再起なるか。
第3試合のキャッチウェイト(45.36kg契約)キックボクシング3分3Rには、シュートボクシング日本女子アトム級王者のMISAKI(TEAM FOREST)が初参戦。ラン・ロンシュー(中国)と対戦する。
MISAKIは2016年3月にプロデビュー。2017年12月に寺山日葵を破ってJ-GIRLSミニフライ級王座に就いた。2020年8月にはぱんちゃん璃奈とREBELS-BLACK女子46kg級初代王座決定戦を争うも判定負け。2021年に入ってからは的確性を重視したファイトスタイルにチェンジし、12月のSB日本女子アトム級王座決定戦で勝利して王座に就いた。
2022年12月にはRISEで宮﨑小雪との女王決戦、2023年2月には小林愛理奈と対戦もいずれも敗れる。6月にホンヨックに初回KO勝ちして再起を飾ると、11月にK-1のチャン・リーからダウンを奪って勝利するなど3連勝を飾ったが、6月の『ムエタイスーパーファイト』でキャリア初のヒジありムエタイルールに挑んでムエタイ強豪モンクットペットに敗れた。12月のミネルヴァ認定ピン級王者・撫子との王者対決は判定勝ち。戦績は24勝(5KO)10敗1分。
4月にジム後輩の小桐冬華が『ONE Friday Fights 103』に出場し、セコンドとして現地に行ったMISAKIは「ONEはすごかった。めちゃ羨ましくてめっちゃ出たかった。私も! ここで暴れ倒して日本人やべええぇって、会場のお客さんがドン引くような試合したい」と、自分もONEのリングに上がりたいとSNSに綴っていた。
また、余談ではあるが、現地ではONEアトム級MMA王者スタンプ・フェアテックス(タイ)に「よく似ている」と言われ、ジムでは3度間違われたそうだ。
対戦相手のロンシューは19歳、2025年1月の『ONE Friday Fights 93』でONE初出場。フィリピンのイスライ・エリカ・ボモガオに判定負けしている。
MISAKIは6月1日(日)愛知・岡崎市竜美丘会館ホールで開催された『S-BATTLE NEXT HEROS 2025』のリング上で、「相手のラン・ロンシュー選手は中国人選手で強いと思いますが、大きい舞台で日本、愛知、SBの強さを見せて倒して帰ってきます」と意気込みを語っている。