2025年6月22日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催されるKNOCK OUTのビッグマッチ『THE KNOCK OUT 2025』(U-NEXT配信)の対戦カード第三弾発表会見が、5月20日(火)都内にて行われた。
【写真】高木(左)vs.中村 U-NEXT、東京MXなどで放映されている『THE KNOCK OUT FIGHTER』から生まれた選手たちのKNOCK OUT-UNLIMTEDルールの試合が3試合組まれた。UNLIMTEDルールは通常のキックボクシングに加え、投げ、タックル、パウンド、サッカーボールキック、踏み付け、グラウンドでのヒジ・ヒザなどが認められた(MMAから寝技の攻防を省き打撃に特化したルール)究極打撃格闘技ルール。
【写真】山野邉(左)vs.中村 代々木のビッグマッチで全員がプロデビュー戦を迎える。4月の『KNOCK OUT REBELS SERIES.2』で行われた「UNLIMITED 61kg 1DAYトーナメント」で優勝した山野邉嵐(TRIBE TOKYO MMA)が平川蓮斗(和術慧舟會HEARTS)と対戦、準優勝の福里優生(クロスポイント大泉)も出場(対戦相手未定)。高木晟至(TEAM REI)は『格闘代理戦争』に出演した中村悠磨(和術慧舟會HEARTS)と対戦する。
【写真】福里の相手はまだ未定 山口元気KNOCK OUT代表は「前のシーズンで61kgトーナメントを開催して山野邉選手が優勝しました。代々木ではTHE KNOCK OUT FIGHTERに出ていた選手が中心となってUNLIMTEDの魅力を見せつけて欲しい。山野邉選手はムエタイの選手やキックボクシングの選手を当たったが、試合決定で発表となったところで断られることが3~4回あって本当に苦労して。その結果、だったらUNLIMITEDを作ってきた選手たちで代々木のお客さんの前で新しい格闘スポーツの魅力をこのメンバーで見せられるんじゃないかと思ってこのカードを組みました。
この新しい競技、キックボクシングでもないMMAでもない、新しい魅力が詰まった競技だと思っています。そのうえで倒すことを意識してもらって、MMAで活躍してまた帰ってきてもらいたいと思います。KNOCK OUTを主戦場にする選手もいればMMAの舞台で活躍する選手もいるので、この選手たちを追いかけて欲しいなと思います」と、UNLIMITEDの魅力をTHE KNOCK OUT FIGHTERのメンバーたちなら分かりやすく見せられるのではないか、との考えから5人のプロデビュー戦を組んだと説明した。
以下、会見での質疑応答。
[nextpage]
UNLIMTEDでプロデビュー戦を迎える5選手
――試合への意気込みを。
高木「相手は身長が大きいのでそこだけ注意して絶対に倒す」
中村「ぶっ倒します」
山野邉「今日まで3人相手が変わってずっとうずうずしていたので、早く試合したいです」
平川「こんな大きい大会で試合させてもらえることに感謝して、最初からKOを狙っていきたい」
福里「誰が相手でもしっかり倒せるように準備していきたい」
――対戦相手の印象とどう勝ちたいか?
高木「相手は自分よりデカいのでそこは注意して戦わないといけないが、サッカーボールキック入れてやります」
中村「相手の印象はレスラーって感じです。打撃でボコボコにしてKOします」
山野邉「相手の印象は当て勘がいいなって感じです。打撃、組み、全部で圧倒できると思うのでぶっ飛ばします」
平川「この前、トーナメントで優勝していたので強いんじゃないですか。打撃でボコボコにしちゃうと思います」
――山野邉選手と平川選手は4月のトーナメントで1回戦で負けている(山野邉は敗者復活で優勝)。その反省と改善点は?
山野邉「自分では負けたと思ってなくて。すぐ練習再開して、また負けないようにああいう長身のキックボクサー対策をしていたので次やっても倒せると思います」
平川「1Rで判定負けだったので、3Rあったら俺が倒してたろって感じです。3Rしっかり使って倒しに行きたいと思います」
――山野邉選手は優勝賞金100万円はどう使った?
山野邉「すぐ通帳に入れてPayPayに入れて少しずつ使ってます」
――福里選手はMMA経験ありだが、UNLIMITEDでやっていく?
「いろいろなところでルールの縛りなく経験を積んでいきたいと思っているので、オファーが来たら何でもやりたいと思っています」
――UNLIMITEDの魅力と自分が見せたいものは?
高木「UNLIMITEDの魅力はどの状態でも強い打撃を出し続けられること。サッカーボールキック、ヒジ、ヒザ、そこを見せていきたい」
中村「喧嘩みたいな感じなので面白い喧嘩を見せたい」
山野邉「打撃はもちろん、極めの関節がないけれど組みがあるので、倒してからサッカーボールキックやヒジや顔面ヒザでボコボコにするのが魅力かなと思っています」
平川「ダウンした後に追撃できるので、ストップまで殴って蹴って追撃できるところですね」
福里「オープンフィンガーグローブで打撃もあって、倒してそこの際での攻撃もあるので、どんな状態でも攻撃して相手を仕留めることが出来るのがこのルールの魅力だと思うので、それを体現できるようにしっかり練習していきます」
――それぞれのプロでの目標は?
高木「TEAM REIのリーダーがUFCの鶴屋怜さんなんですけれど、追いつけるようにそこが目標です」
中村「UNLIMITEDのベルトが出来たみたいなので、それを獲ってMMAに行きたい」
山野邉「自分はTRIBEに入ってから強さをずっと求めてきたので、今後も求めていきます」
平川「同じ体重で世界で一番強い男になることです」
福里「バンバン強いヤツをぶっ飛ばして、強さを求めていきたいと思います」
――自分のセールスポイントは?
高木「自分は元レスラーってことで持ち前のタックルを見て欲しい」
中村「打撃戦の中で我慢して打ち合えて、そこで勝ち切る面白い試合が出来ることです」
山野邉「自分のポイントはあまりないけれど、試合をすれば面白い試合になると思うので、自然とそれが結果につながると思います」
平川「試合の中で喧嘩できるので殴り合いをしたいです」
福里「KOできるのが自分の魅力だと思います。パンチでも蹴りでもKOで倒せる自信があるので」