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レポート

【修斗】フライ級・中池武寛が岡田嵐士を初回パウンドアウト、エキシで矢地が住村に寝返り皇治絞める、インフィニティリーグ→キャッチウェイトで黒部が友利琉偉を初回TKO、旭那が田口をRNCで失神一本勝ち、友利幸汰が牧ヶ谷からダウン奪う判定勝ち、瀬戸口が左ヒザKO勝ち

2025/05/18 12:05
 2025年5月18日(日)プロ修斗公式戦『PROFESSIONAL SHOOTO 2025 Vol.3』ニューピアホール大会(ABEMA配信)の第1部(12時30分開始)が開催された(※第2部 試合リポート)。前日計量が17日に行われ、メインにスライドしていたウェルター級戦(-77.1kg)が岩﨑大河の大幅体重超過により、試合は中止となっている(※公式計量動画)。  なお、「能登半島復興支援チャリティー スペシャル エキシビションマッチ」として、住村竜市朗(TEAM ONE)と対戦する皇治(TEAM ONE)に援軍が加わり、矢地祐介(フリー)が皇治とタッグ。約12年ぶりに矢地が修斗参戦も最後は矢地が皇治をチョークでタップさせて終了。  エキシ後、坂本一弘サステイン代表から、7月21日後楽園ホール大会での仕切り直しの暫定王座決定戦・住村竜市朗 vs. ソーキが決定したことが発表された。   また、第5試合前に参戦選手として、青野ひかるがケージイン。「私の夫は渡部修斗で、父は初代修斗初代ウェルター級王者です。私もアマチュア時代に修斗で戦ってきました。私には修斗の遺伝子が流れています。修斗アトム級のチャンピオンベルトを家族の元に持ち帰れるように頑張ります」とコメントしている。 [nextpage] プロ修斗公式戦『PROFESSIONAL SHOOTO 2025 Vol.3』速報 5月18日(日)ニューピアホール第1部(12時30分開始) ▼フライ級 5分3R〇中池武寛(パラエストラ小岩)56.5kg[1R 2分51秒 KO] ※パウンド×岡田嵐士(リバーサルジム新宿Me,We)56.4kg  これまで7戦6勝その全てをフィニッシュ勝利で飾っている“スーパー高校生”中池武寛(パラエストラ小岩)が、3月の後楽園ホール大会に続き連続参戦。  修斗で5連勝後、2024年11月にシモン・スズキに初黒星を喫した中池は、2025年3月に下田洋介をギロチンチョークに極めて再起を果たしており、再び連勝街道に乗るか。17歳。  対戦相手の岡田嵐士(リバーサルジム新宿Me,We)は、2019年のITFテコンドー選手権大会「男子ジュニア2段トゥル(型)の部」で銀メダル。  プロ修斗で中村悠磨、シューティング ガイコツにRNCで連続一本勝ちすると、2024年7月には、中池が唯一黒星をつけられたシモンにも判定勝ちしており、3月大会では蓮池勇太にも判定勝ちで4連勝中の23歳だ。  この一戦によってフライ級の勢力図は大きく変動することは間違いない。また同日の第2部には、そのシモン・スズキも参戦を予定している。 岡田 今回、相手がランカーでランキングに入ったので、自分は明日チャレンジャーとして全力で喰ってやろうと思っているので、明日は練習してきたことを全力で出し切って倒したいと思います。応援よろしくお願いします。 中池 明日は全局面で圧倒します。以上です。  1R、オーソドックスの中池に岡田はサウスポー。中池がワンツーからタックルへ。ケージ際で膝を着いた岡田の顔面にパンチを入れつつテイクダウンを狙う中池。  岡田がケージを使って立つが、ケージに押し込む中池。離れ際に右を放った中池。岡田もローを返すが、中池が詰めて左右のパンチを入れる。左がヒットし岡田ダウン!  タックルで凌ごうとする岡田の頭部にパウンド連打。足にしがみついたまま動きが止まった岡田を見てレフェリー止めた!  1R2分51秒、中池がKO勝ち。  中池は「まず、KO出来てうれしいです。次回また、すぐ試合をやりたいんですけど、強い相手を当ててもらったらいつでもやります」とコメント。大会MVPも受賞し、ボーナスが授与されることを告げられると「貯めてどこかに行きたいなと思います」とはにかみながらコメントした。 [nextpage] ▼能登半島復興支援チャリティー スペシャル エキシビションマッチ─住村竜市朗(TEAM ONE)─皇治(TEAM ONE)&矢地祐介(フリー)  能登半島復興支援チャリティー スペシャルEXマッチ2分2R。  開始前に住村の頬を張った皇治。住村は苦笑い。まず住村 vs. 矢地でスタート。タックルから担ぎ上げた住村がテイクダウンするとバックに回る。腕十字に入るが、矢地が外して上を取る。ケージの外から皇治が「スベってるぞ、おもんないぞ」と野次を飛ばす。今度は矢地がタックルに入る。スクランブルから住村がバックに回り、腕十字を狙ったところで1R終了。  皇治がケージインして2R目がスタートするかと思われたが、皇治は「まだ俺とやるのは早い」と矢地に連戦させようとする。そのまま住村 vs. 矢地でスタート。  住村のタックルからスクランブルでロールする両者。矢地が腕十字を狙いながら「覚えとけよ皇治この野郎」と叫ぶ。矢地の腕十字で住村がタップすると、皇治コールに押されて皇治がケージイン。住村を攻める皇治だが、矢地は「美味しいとこを取ろうとしてないか? なんか気に食わねえな」と言うと、住村のバックについた皇治にリアネイキドチョーク。皇治がタップしてゴングが鳴らされた。  矢地「『皇治この野郎』って感じでね。能登半島のチャリティーということで、修斗さん、皇治くんからお願いされたので、少しでも力になれたらなと思い参戦しました」  皇治「楽しかったですか? 良かったです。坂本代表が僕の会社まで来てくれて、すごい熱い男だなと思ったので協力したいと思ったのと、僕の仲間の住やんの試合がなくなったので、住やんの力にもなりたいと思って参戦しました。みんな知らないと思うんですけど、4月に報道があって。フェラーリを引っくり返してしまって。みんな知らないと思うんですけど。社会に迷惑かけたんで、チャリティーで社会貢献させてもらいたいなと」  坂本代表がケージインすると、皇治は「修斗のベルトを取りたいです。それは冗談ですけど、僕の相棒(住村)にタイトルマッチを組んでもらえないですか」とコメント。  坂本代表より、7月21日後楽園ホール大会での仕切り直しの暫定王座決定戦・住村竜市朗 vs. ソーキが決定したことが発表された。 [nextpage] ▼インフィニティリーグ2025ストロー級→52.6kg契約 5分2R〇黒部和沙(TRIBE TOKYO MMA)52.2kg ※試合前に黒部に勝ち点2[1R 4分20秒 KO] ※パウンド、ヒジ×友利琉偉(パラエストラ小岩)※53.1kg 体重超過→52.6kg 【インフィニティリーグ2025 ストロー級】・旭那拳(THE BLACKBELT JAPAN)・マッチョ・ザ・バタフライ(総合格闘技道場コブラ会)・黒部和沙(TRIBE TOKYO MMA)・田口恵大(RISING SUN)・友利流偉(パラエストラ小岩) ※友利の体重超過により、黒部戦はインフィニティリーグ公式戦としては行われず、黒部和沙に勝ち点2が与えられる。  インフィニティリーグストロー級では、ベテランのマッチョ・ザ・バタフライ(総合格闘技道場コブラ会)、“練馬長南組のニューカマー”黒部和沙(TRIBE TOKYO MMA)の世界ランカー3名に対し、昨年度新人王準優勝の田口恵大(RISING SUN)、そして毎回大熱戦となる友利流偉(パラエストラ小岩)の2名が抜擢された。  世界ランカー3名に下剋上を挑むルーキーの田口と友利。いよいよ戦乱の幕が開くインフィニティリーグは、5.18ニューピアホールで開幕する。2025年はどんなドラマが生まれるか。 黒部 自分は沖縄の試合以降、半年ぶりの試合になるんですけど、この半年間で確実に成長していると言えるんで、めっちゃ楽しみです。その姿を皆さんに見せるのがめっちゃ楽しみなので、応援よろしくお願いします。 友利 計量を失敗してしまって申し訳ありません。時間内に落としてきます。  友利の体重超過により、黒部戦はインフィニティリーグ公式戦としては行われず、黒部和沙に勝ち点2が与えられる。  1R、両者オーソドックス。カーフの蹴り合い。黒部のカーフキックで足が流れる友利。黒部タックルへ。テイクダウン。ハーフで固めた黒部。。黒部の首に腕をギロチンに巻いた友利だが、黒部がヴァンフルーチョークに。肩で首にプレッシャーを掛けていく。苦しげな表情を見せた友利だが外れた。ケージで体を起こそうとする友利にヒジを入れる黒部。下からホールドする友利だが、クラッチを切った黒部がパウンドを落とす。足を超えてマウントに。黒部が右のヒジを連打!連続で入りレフェリーストップ!  1R4分20秒、黒部KO勝ち。  リングアナから、インフィニティリーグの試合であれば勝ち点5のところ、勝ち点2のみであることを告げられた黒部は、「5ポイントだと思ったんですけど2ポイントみたいで。でも実力の差は見せられたかなと。友利選手も、高校生ながらめちゃめちゃ気合入っていてとてもいい選手だと思ったんで、これからのインフィニティリーグも一緒に盛り上げられたらなと思ってます」とコメントした。 [nextpage] ▼インフィニティリーグ2025ストロー級 5分2R〇旭那 拳(THE BLACKBELT JAPAN)52.2kg[2R 3分31秒 リアネイキドチョーク]×田口恵大(RISING SUN)51.8kg  昨年末に新世界王者・田上こゆる(BLOWS)の誕生で新たなフェーズに突入したストロー級(-52.2kg)インフィニティリーグも海千山千の兵が出揃った。  今年のメンバーの筆頭は田上と世界王座決定戦を争い敗れた旭那拳(THE BLACKBELT JAPAN)が復活の狼煙を上げる。  なお、今年からインフィニティリーグの得点が変更された。これまでは1R一本 or KO勝利で最大で4点を獲得となりっていたが、今年からは5点に拡大。そして判定勝ちはこれまで2点となったいたが、これを判定の票数がそのまま加点されることとなった。3-0のユナニマス判定は3点、2-0のマジョリティ、2-1のスプリットでは2点が与えられる(引き分けはこれまで同様、両選手に1点が加点)。  従って判定の場合は完全に勝ち切る内容でないと3点の獲得はできない。毎年1点の違いが順位に大きく影響するインフィニティリーグ。「いかに早く、いかに多く」勝つかだけでなく、判定でもジャッジの支持を完全に得る内容でないと生き残れない過酷なものとなった。  ここで勝ち切る事で未来へのチャンスが約束される修斗の名物企画。新たな得点方法の導入により、2025年はさらに大荒れになるか。 旭那 去年タイトルマッチを落としちゃったんですけど、ここからまた再スタートで復活して、インフィニティ初戦もバチッと勝って今後につなげたいと思います。応援お願いします。 田口 相手は格上なんですけど、バチバチの試合をしてKOします。  1R、両者オーソドックス。間合いを詰める田口。旭那のタックルに対しスクランブルで上を狙う田口。旭那はボディロックで起き上がりなおもテイクダウンを狙う。田口が内股で投げを狙うが、もつれて上になった旭那。田口のガードを足を超えてパスする。  サイドで固めてパウンドを入れる。マウントを狙った瞬間に田口がブリッジ返しで上を取り返した。ハーフから脇を差してスイープを狙う旭那の頭部にヒジを連打する田口だが、旭那が再び上に。  旭那はサイドから腕十字!完全に腕が伸びたが、回転して逃れた田口。旭那のガードに。インサイドからヒジを落とす田口。1R終了。  2R、田口が右を打ち込み飛び込む。一瞬動きが止まった旭那を押し倒すが、旭那はすぐに起き上がりスイープからバックに回る。  足をフックしおたつロックに捕らえる。足のフックを外して回転しようとする田口だが、フックが外れず旭那のバックキープが続く。ヒザ立ちになった田口だが旭那バックからリアネイキドチョーク! 倒れ込んで絞めると田口が失神。  2R3分31秒、リアネイキドチョークで旭那のテクニカル一本勝ち。2Rフィニッシュで勝ち点4を獲得した。  勝った旭那は「今回タイトルマッチで負けてからすぐインフィニティリーグのオファーが来たので、こんなビッグチャンス出るしかないなと思ってすぐ決断しました。しっかりここで勝って、またトップ戦線に必ず戻るので、みなさん注目お願いします」とマイクで語った。 [nextpage] ▼ストロー級 5分2R×牧ヶ谷 篤(和術慧舟會群馬支部)51.9kg[判定0-3] ※18-20×2, 17-20〇友利幸汰(パラエストラ小岩)52.0kg  1R、両者オーソドックス。友利がフットワークを使いながらパンチを打ち込む。飛びヒザ。左右のコンビネーションを打ち込む友利。ジャブ。牧ケ谷の間合いの外からジャブを入れていく。ジャブ、右が牧ケ谷の顔面を捕らえる。  牧ケ谷はカーフキックを返すが左アッパーを連打する友利。インローから右ストレートをヒット。牧ケ谷が右を振って出るが距離が合わず届かない。  詰めた友利のテンカオがヒットし牧ケ谷仰向けにダウン! パウンドを入れる友利だが、牧ケ谷は1R終了のホーンに救われた。  2R、友利がジャブを打ち込むと牧ケ谷は頭を下げて詰めるが、友利に距離を取られ間合いに入れない。スライディングで足をかけてテイクダウンを狙った牧ケ谷だがかわされる。  牧ケ谷は右オーバーハンドを振っていく。スライディングでグラウンドに持ち込もうとするが友利にかわされる。友利のパンチを貰いながら詰めていく牧ケ谷だが、友利のバックステップでかわされる。友利も倒しに行かず距離を取り続ける。顔面に被弾しながらも詰めていく牧ケ谷をフットワークでかわす友利。  残りわずかで飛び込んだ牧ケ谷に友利が飛びヒザを合わせたが、牧ケ谷は引き込んで足関を狙う。しかしタイムアップ。  判定20-18×2、20-17の3-0でダウンを奪った友利が判定勝ち。プロ修斗戦績を2戦2勝とした。  友利は試合後のマイクで「相手が打たれ強くて倒せなかったんですけど、もっと強くなってまた帰ってきます。RIZIN甲子園とかやってますけど、一番やばい高校生はここにいるんで」とコメントした。 [nextpage] ▼2025年度新人王決定トーナメント バンタム級一回戦 5分2R〇瀬戸口怜久(パラエストラ小岩)61.1kg[2R 1分26秒 KO] ※左ヒザ×塚本竜馬(ROOTS)61.0kg  1R、サウスポーの瀬戸口にオーソドックスの塚本。瀬戸口が詰めて左を入れるとタックルに入る。テイクダウンするが、塚本すぐにスクランブルで逃れようとする。  ついていく瀬戸口。ハーフバックからパウンド・ヒジを入れる。前に落とそうとする塚本だが、瀬戸口は落ちずに両足をフックしバックマウントを取る。  仰向けの体勢からマウントに移行しようとした瀬戸口だが、その瞬間に反転した塚本が上を取る。ケージを使って立ち上がった瀬戸口。内股で投げるが、投げられた勢いで上を取る塚本。  瀬戸口は首をギロチンに抱えるが、外れてガードを取る。下から三角をサバいてパスする塚本だが、瀬戸口がディープハーフからスイープし上を取り返す。塚本が立ち上がりスタンドバックに。残り10秒で瀬戸口がバックから腕十字を狙うが1R終了のホーン。  2R、タックルに入る塚本だが、瀬戸口ががぶるとヒジを入れる。瀬戸口はケージに押し込むとダブルレッグでテイクダウン。すぐにケージを使って立ち上がる瀬戸口。  左で差して押し込む塚本に、左小手に金網背にする瀬戸口は、左ヒザをレバーに突き刺し、塚本がダウン。瀬戸口がパウンドを打ち込みレフェリーストップ! 2R1分26秒、瀬戸口KO勝ち。  勝った瀬戸口は「前回負けて、今回で負けを払拭できたとは思っていないけれど、応援してくれる人たちに勝つ姿を見せることが出来て嬉しいです。家族、友達、スポンサーさん、道場のみんな、たくさんの人たちの支えで勝つことが出来ました。次も勝ちます」とマイクで語った。 [nextpage] ▼フライ級 5分2R〇恐山陸奥太郎(TEAM SALT)56.6kg[判定2-0] ※20-18×2、19-19×輝龍(ROOTS)56.4kg  1R、オーソドックスの輝龍がサウスポーの恐山に右を打ち込む。さらに右で出た。恐山が組んでケージに押し込みテイクダウンを狙う。右脇を差す恐山だが引き剥がそうとする輝龍。膠着とみなされレフェリーブレイク。  ミドルからパンチで飛び込んだ輝龍に恐山がまた組んでケージに押し込む。今度は輝龍の右足にシングルレッグ。バックを狙う輝龍。恐山がダブルレッグに切り替えるとケージを背負ってこらえる輝龍。  恐山が放して立ち上がりスタンドに。恐山が左右のフックを振って出るとシングルレッグに入ったところで1R終了。  2R、詰める恐山に輝龍がパンチで飛び込むが、恐山が組んでテイクダウン。小手を巻いてバックを防いでいた輝龍だが、外れて恐山がバックを取る。ケージを使い立ち上がる輝龍。正対に成功。離れ際に輝龍の右がヒット! さらに右を打ち込む。一瞬動きが止まった恐山。  タックルに入るが切った輝龍。立ち上がりスタンドに。右ボディを入れる輝龍に対し輝龍のミドルをキャッチしてテイクダウンした恐山。  すぐに立ち上がる輝龍。ケージに押し込む恐山。離れ際に輝龍のヒジがヒット!恐山はシングルレッグでテイクダウンを狙うが、ケージを背負って耐える輝龍。タイムアップ。  ジャッジ20-18×2、19-19の2-0で恐山勝利。  勝った恐山だが、納得行かない表情で手を降ると、輝龍の手を上げようとするが、輝龍は拒否して恐山の勝利を讃えた。 [nextpage] 【中止】▼ウェルター級(-77.1kg)5分3R岩﨑大河(日本・大道塾/パラエストラ東京)※80.8kg 体重超過アレクシス・カンポス(ベネズエラ)※78.1kg 体重超過 →公式計量結果 77.1kg  もともと、新井丈と関口祐冬による「修斗世界フライ級王座統一戦」がメインイベントだった第1部だが、新井が右ハムストリングス損傷および右ハムストリングス内血腫のため欠場で「中止」に。  かわって、ミドル級からウェルター級転向初戦の岩﨑大河と、コロンビアFFC王者のアレクシス・カンポスの試合がメインにスライドしていたが、岩﨑大河が80.8kgで体重超過。本誌の取材によれば、カンポスは77.1kgに体重調整できていたが、岩﨑が落とせないことでキャッチウェイト戦に向けてリカバリーに入っていたため、400gの体重超過とコールされた。最終的に両者体重は折り合わず、試合は中止となっている。  岩﨑は17日の午後9時前、Xに「大幅な計量失敗をしてしまい、相手選手、相手選手側の皆様、修斗関係者様、この試合を楽しみにしていただいていた皆様大変申し訳ございませんでした。私が選んだ階級でこの様な失敗をしてしまった事は、階級変更は難しいのか、改めて検討いたします。この度は誠に申し訳こざいませんでした」「相手選手ですが、計量オーバーをしておらず、私がクリア体重に到達しないとお伝えした上で、相手選手には戻してもらっておりました。相手選手は計量オーバーしておりません。私のせいでこのような事態になり、大変申し訳ございませんでした」と投稿している。 【追記】修斗から「カンポスは77.1kgで契約体重をクリア。岩﨑は3.7kgオーバーの80.8kgで契約体重をクリアすることが出来ず、新たな契約体重で試合を行うことを協議したが、合意に至らず、この試合を中止とすることに」と発表された。  また、友利琉偉(パラエストラ小岩・53.1kg→52.6kg)、フィルダウス・フェイジエフ(マスタージャパン ウズベキスタン・57.6kg→57.3kg)も規定の時間内に契約体重をクリアすることができず。それぞれの対戦相手と協議し、最終計量結果での契約体重で試合を行うこととなった。また、友利琉偉と黒部和沙の一戦はインフィニティリーグ公式戦としては行われず、黒部和沙に勝ち点2が与えられる。
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