キックボクシング
インタビュー

【KNOCK OUT】3連勝で他団体王者を迎え撃つKiho「自分がどれだけやれて、どれだけ強さを見せられるのか、楽しみ」

2025/05/16 16:05
 2025年5月18日(日)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2025 vol.3』(U-NEXT配信)にて、KNOCK OUT-BLACK女子アトム級3分3R延長1RでNao(AXGYM)と対戦するKiho(KNOCK OUT GYM 調布)のインタビューが主催者を通じて届いた。  Kihoはアマチュアで20戦以上を経験。2020年12月の『KROSS×OVER』でプロ初のKO勝ちを飾ると、2021年2月からKrushに参戦したが5敗4分で白星をあげることが出来なかった。ジムを移籍して心機一転、2024年4月KNOCK OUTのリングで再出発するとKAIに判定勝ちで連敗脱出。左膝前十字靭帯断裂からの再建手術を経て12月に復帰し、MMAファイターでもあるMIYUから勝利し、今年2月には菊地美乃里にも勝利と3連勝。戦績は6勝(1KO)6敗4分。また、キュートなルックスでも注目を集める。 ハッキリした形で勝てるようにしたい ──前戦は2月の菊地美乃里戦、判定勝ちで3連勝となりました。その試合を振り返ると? 「ギリギリで勝てたけど、全然ダメダメな試合でした。やってきたことも全然できなかったですし。菊地選手はもっとガンガン出てくるのかと思ってたんですけど、思ったより出てこなくて。自分ももっと前に出たかったし、もっといろいろできることはあったはずなんですけど」 ──その反省を踏まえて、その後の練習ではどう考えましたか? 「練習内容というよりは、練習に対する取り組み方とかを変えました。ちゃんと考えて練習をするということを意識してやってます。それまでは自分で考えるということが少なくて、言われたことをやってるという感じだったので。「もっと考えて動け!」って言われてました。今も言われてるので、少しでも自分で考えるように頑張っています」 ──変わってきましたか? 「なかなか難しいんですけど、少しは意識できているかなとは思います」 ──菊地選手は、あの試合の後に他団体でチャンピオンになってましたね。 「そうですね。でもそれでどうこうというのはないですね。自分がまだできてないので。相手がどうこうというよりは、もっと自分がこうしないとなという点が多いので」 ──今回はNao選手との試合となりました。現役チャンピオンですし、Kiho選手がKNOCK OUTに出るようになってからは一番戦績がいい選手だと思います。このタイミングでそういう選手と当たるというのはどうですか? 「うれしいですね。他団体のチャンピオンですし、戦績もいいので、自分がそういう選手に対してどれだけできるのかが分かるというか。今までは『絶対勝てるだろ』って思われてる相手とやってきたところが正直あるんですけど、今回は、私が勝つのが難しいと思っている人の方が多いだろうと思うので、その中で自分がどれだけやれて、どれだけ強さを見せられるのか、楽しみです」 ──Nao選手の印象、警戒すべきと思う部分は? 「首相撲とヒザが強い選手ですよね。今回のBLACKルールでは首相撲はほとんどないんですけど、組んできてのヒザは一番警戒してるところではあります」 ──初めて当たるタイプの選手ですよね? 「そうですね。K-1 GROUPの時はもちろん組みがなかったし、KNOCK OUTに来てからもそういう選手はいないですね」 ──それに対して、自分としてはどう戦ってどう勝ちたいと思っていますか? 「相手うんぬんというよりも、自分がやってきたことをしっかり出して、いつも言ってるんですけどダウン一つでも取れたらいいなと思っています。倒して勝つのが一番の理想ですけど、自分のやってきたことをしっかり出して、ハッキリした形で勝てるようにしたいです」 ──これまでは距離を取りつつ、パンチを当てられるところは当ててという戦い方だったと思いますが。 「そうですね。距離を取って、自分の距離で戦うというのがまずあるので、今回も基本的には自分の距離で戦うんですけど、判定基準のルールが変わったので、今までと同じじゃダメだと思ってます。距離は取りつつ、攻めるところはもっと攻めるようにしないといけないですね。それを考えての練習もやっています」 ──ここで勝つと、その先もだいぶ見えてくると思うんですが。 「はい、ここで勝てばデカいんじゃないかとは思ってます」 ──女子の試合は徐々に増えていますが、今はまだ各階級、タイトルという話までにはいっていないという現状があると思います。 「それは本当にそう思います。女子は選手層も薄いですし、KNOCK OUTでは徐々に増えてきてはいますけど、他の団体に比べれば少ないですし。タイトルというのはまだまだ難しいとは思うんですけど、今回に限らずこの先も含めて、試合内容で『コイツなら』と思ってもらえるような試合をしたいですね」 ──そうやって目立つことで選手が集まってきて、その先にタイトルの機会が生まれるのが理想的ですよね。では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう? 「前回は変わったところが全然見せられなかったので、いつも言ってるんですけど、変わったところ、さらに強くなったところを見せたいと思っています。それが見せられれば、間違いなく勝てると思っているので、そこに注目してほしいです」
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