「空手のオリンピック種目化」を目指して設立され、現在400を超える加盟団体・会派・道場がある「全日本フルコンタクト空手道連盟」(JFKO)が、設立当初から目標としていた全世界フルコンタクト空手道連盟(WFKO)による『第1回全世界フルコンタクト空手道選手権大会』を2025年5月31日(土)・6月1日(日)に東京・有明アリーナで開催。
『第2回国際フルコンタクト空手道選手権大会』と『第1回国際シニア空手道選手権大会』も同時開催され、『FULLCONTACT KATATE EXPO 2025』としてフルコンタクト空手の博覧会とも言えるメガスケールのイベントとして行われる。
今大会の公式アンバサダーとして、女性空手家たちによる新ユニット「KARATEガールズ」が結成され5月8日(木)都内にてお披露目の記者会見が行われた。
「KARATEガールズ」は「道衣の似合う素敵な空手女子=ミス道衣」として募集をかけたところ、自薦・他薦で多数の応募があり、芸能有識者の意見も聞くなどして15歳~21歳の8名が選抜されたという。大会初日の5月31日には選抜メンバーで演武を行うことが決定。
お披露目会見には、芸人の鬼越トマホークとトレンディエンジェルのたかしもゲストとして登壇。「KARATEガールズ」のメンバー1人1人とトークを行い、彼女たちの魅力を引き出した。
会見の終盤では、お約束とも言える彼女たちの技を受けるパートがあり、鬼越トマホークの良ちゃんはお尻に廻し蹴り、金ちゃんはボディに突きを受けて「痛い。硬い」と一見華奢に見えるメンバーの技に驚く。
そして、たかしは「推しの子の蹴りをいいんですか?」と喜んでいたが、お尻にまさかの前蹴りを突き刺されて前へ吹っ飛び悶絶。良ちゃんは「芸人がお尻を向けたら廻し蹴り、と決まっていることだと思っていた」と、意外過ぎる技の選択に苦笑し、「闘魂ビンタもたまたま生まれたことなので、今回たまたま前蹴りが生まれたので前蹴りを売りにしたらいいのでは」と提案していた。
また、大のアイドル好きとして知られるたかしは「空手をやっている子は礼儀正しい。アイドルは礼儀が出来ない子がいる。裏での人間が良くないといけない」と、KARATEガールズにアドバイスを送っていた。
「KARATEガールズ」の今後については「KARATE EXPOというものを世界中のいろいろな国の人に知ってもらいたい。大会は選手が華ですが、選手だけではなく身近な空手の道場の中で稽古している、女子の美しさから広げていくというところで、まずは全ての活動をEXPOに集中していこうといったところです。今回の8名も一番良かったのはこのように注目をしていただいたこと。ここから何が生まれるのかというのは自分たちも楽しみなので、それは大会の後に生まれて来たことに従って活動したいと思います」(小井泰和事務局長・大会運営委員長)とのことだ。
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KARATEガールズとの一問一答
植松音羽(新極真会 群馬支部所属)「大会を盛り上げると共に新極真会の魅力を世界に発信していけたらと思います。空手は入門してから練習の中で礼儀や礼節が身に付くところ。大会に出ると勝った時の達成感と嬉しさが味わえるのが魅力的だと思います。空手やっていたことでスタミナが凄くついて、部活で陸上もやっていますが 気持ちが折れなかったり体力が他の人より持ったりとか、そういうことでも活かせたのでやっていて良かったなと思いました」
山中友結香(新極真会 東京ベイ港支部所属)「フルコンタクト空手世界最高峰の戦いです。しっかりと素晴らしいところをPR出来るように頑張ります。ぜひ来てください。空手は稽古など一緒にやっている仲間の人と一緒に汗を流して頑張ったりするのが一番の魅力だと思います。道場の仲間の人たちと一緒に汗を流してやるというのは、なかなか出来ることではないと思うので、それを経験することがとても楽しいです」
川島歩美(新極真会 千葉北支部 松戸道場所属)「もっと空手業界を盛り上げていきたいと思います。空手は人間関係や礼儀を学べるのと、何よりもやっていてカッコいいのが魅力だと思います。私も部活で水球をやっていて、空手のスタミナや筋肉が活かされたのでやってて良かったなと思いました」
川口柚乃(新極真会 東京佐伯道場所属)「私の憧れている素敵な先輩方も今回の大会に出ているので、ぜひ魅力や迫力を一緒に感じに来てください。空手は楽しいだけじゃなく礼儀も学べるのと、何より強くなれることが一番の魅力かなと思います。空手をやっていなかったら出会えなかった、全国各地の人と友だちになれることが一番空手をやっていて良かったなと思った瞬間でした」
中村友莉亜(新極真会 浦和支部所属)「たくさんの大切な仲間が出来たり、自分が努力すれば報われるって言葉が学べたのも空手のおかげなので、やってて良かったなと実感することが多いです。全国大会で入賞した時の家族の反応が自分の頑張る励みになったり、去年留学したんですけれどその時に出会ったホストファミリーや友だちに空手の技を見せた時に凄く喜んでくれたのがやっていて良かったなと感じました」
齊藤輝恵(空手道MAC 仲町台道場所属)「空手の魅力を世界に向けて発信できるように精一杯頑張っていきたいと思います。空手は型の時はキレやしなやかさ、組手の時は迫力と、いろいろなものを兼ね備えているところが一番カッコいいところじゃないかなと思っています。私は空手をやっているとメンタルが鍛えられると思うので、勉強だったりとか部活だったりとか、そういうもので空手で鍛えたメンタルを持っていることで乗り越えられたことがたくさんあるので、そういうところが空手をやっていて良かったなと思うところです」
山田小柚貴(世界空手道連盟士道館 浜松添野道場)「大会を盛り上げるのでぜひ来てください。空手は礼儀を学べることと勝敗がしっかりつくことが一番の魅力じゃないかなと思います。オーストラリアに空手で行かせてもらった経験があるので、そのような経験が出来たので空手をやっていて良かったなと思いました」
山口 結(新極真会 栃木支部所属)「KARATE EXPO 2025はフルコンタクト空手の魅力や迫力がぎゅっと詰まっています。その感動や興奮を精一杯伝えていきたいと思います。ぜひ会場に来てください。空手は仲間と一緒に切磋琢磨して稽古に励んで、試合の時はお互いに頑張ろうねってその掛け声で成長できる、そういうところが魅力だと思います。私はメンタルが強くなったこと。そして空手はコツコツと自主トレなどの努力が必要なんですけれど、それが勉強や部活などに活かせたので、それが一番良かったなと思います」