鍛えた肉体のふんどし姿で自らリングに立った榊原CEO、脇を固めるのはDEEPの佐伯代表と笹原圭一広報部長(C)RIZIN FF
2025年5月4日(日)東京ドームにて42,706人の観衆を集めて開催された『RIZIN男祭り』の大会終了後、榊原信行RIZIN CEOが大会総括を行った。

その中で、オープニングパフォーマンスにてレジェンド7人と共に、自らふんどし一丁の姿でリングに立ったことを聞かれた榊原信行RIZIN CEOは、高田延彦氏への「僕なりのアンサー」であったことを明かした。
「還暦過ぎて人前でお尻を見せることになるとは、1週間くらい前まで全く考えていなかったんですよ(笑)。別に悪口を言う気はないですが、僕は高田(延彦)さんにやって欲しかった。お尻を出せって話ではなく、10周年だし、個人的に言えば高田×ヒクソン戦は1997年10月11日にここで高田延彦のために、高田さんはどう思っているか分からないけれど、サラリーマンでありながら心血注いでその試合を実現させて、この東京ドームに彼は立ったわけで。本当に戻ってきて欲しかった。

それを当該イベントには一切関わりませんって、そんなに僕らは揉めてました? って話を本当にしたいですね。僕は本当に想いを込めてLINEでメールも送りましたし、それに1回も返事をしてくれていないのでね。これは僕からのアンサーです。去る者は追わず、そういう想いで、それだったら代わりは俺がやるよって。ふんどしも何もっていう個人的な想いで(やりました)。

全然レベルが違うので、高田さんのカッコよさでは勝てないので、ちょっとコミカルな感じに逃げましたけれど、僕なりの漢気が見せられればいいかなという風で頑張った次第であります」と、4月18日に「今後も当該イベントに参加する事はありません」と男祭りへのオファーを断ったことをInstagramに投稿した高田氏へのアンサーだったとの理由を明かした。

また、「男たちよ、己のPRIDEを見せつけろ!」と選手たちを呼び出したセリフについては「自分で考えました。『男の中の男たちよ、出てこいやー!』は高田さんのワードなので、男祭りは継承するけれど新しい流れを作りたいし、僕自身が今日戦う選手たちに送りたい気持ちをまとめるとこうなったという。

それと、今日もオープニングでダンダンダダン(PRIDEのメインテーマ)とリズムを皆さんで刻んで、そうするとノスタルジックな想いを持っている往年のファンには特別な感情、エモーショナルなものになったと思うし、僕にとってPRIDEというブランドは10年間やらせていただくことになって。高田×ヒクソン戦はお金でも何でもなくて、最後に男と男が何を懸けて戦うかって言ったら自分の尊厳・誇りを懸けて戦うってことをテーマにPRIDEって言葉にしたんですね。
僕らが漢として生きる以上、誇りを失ったら生きていけないので、だったら己の誇りを今日見せつけて欲しいっていうのが僕から全選手に送った言葉であります」と、そのセリフに込められたメッセージを説明した。



