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【RIZIN】約13年ぶりの再戦!佐藤将光「お互いが信じてきた道、自分たちで練り上げたMMAを思う存分ぶつけ合いたい」、スーチョル「私も彼も一生懸命走ってきた」

2025/04/16 18:04
【RIZIN】約13年ぶりの再戦!佐藤将光「お互いが信じてきた道、自分たちで練り上げたMMAを思う存分ぶつけ合いたい」、スーチョル「私も彼も一生懸命走ってきた」

13年前に対戦したスーチョル(左)と佐藤が再び交わる(C)RIZIN FF

 2025年5月31日(土)韓国・仁川パラダイスシティホテルで開催される『RIZIN韓国大会』の会見が4月16日、同地にて行われた。

 RIZINバンタム級(61.0kg)5分3Rで、キム・スーチョル(ROAD GYM WONJU MMA)vs.佐藤将光(坂口道場一族/FightBase都立大)が決定。

 両者は2012年6月の『ROAD FC 8』で対戦しており、前回はスーチョルが4R TKO勝ちしている。



 会見で佐藤は「キム・スーチョルとやるならこのタイミングだなと、この機会だなと思っていました。彼とは10年以上前に戦っていて、僕はその時に4RでTKO負けしているんですけれども、その時は僕も彼も何者でもない一ファイターだったんですけれど、キャリアを重ねて僕はパンクラス、修斗、ONEを経てRIZINに来て、彼はROAD FCを経てRIZIN。お互い信じた道を突き住んでいって、そこでまた交われることに感謝してこの気持ちを思い切りぶつけたいと思います」との想いを語る。

 スーチョルは「妻と子供の世話をしていて、久しぶりに外に出られて嬉しく思っています。外に出て仕事をするのが凄く嬉しい」と、自宅で子供の世話や家庭での用事が忙しかった様子で照れ笑い。



 続いて「佐藤選手は自分が尊敬する選手です。信じられないと思いますが、自分より年上なんです。自分のロールモデルですね。ずっと佐藤選手の試合を見て、いろいろ学ぶことが出来ました。でもそれとは別に、今回の試合も全力で戦って勝つことが出来る試合をします」と佐藤へのリスペクトを口にした上で勝つとした。そして「もう一度言いますが、今は外に出られて嬉しいです。ワイフとの喧嘩もあったんですけれど、外に出られて嬉しく思っています」と繰り返した。

 最初の対戦から約13年、お互いにどこが変わり、相手のどこを警戒するかと聞かれると両者は次のように答えた。



佐藤「変わったのは全部と言うか、最初の試合ではお互いに格闘技を始めたてでお互いスタイルが確立していない中での戦いだったのっで、あの頃は参考にならない。全てが変わったと思います。お互いが信じてきた道、自分たちで練り上げたMMAがあると思うので、それを思う存分ぶつけ合いたいというのが僕の今の気持ちです」

スーチョル「同じところだったら、2人とも凄く年をとっちゃいました(笑)。そして私の方がハゲているのが違いです(苦笑)。一生懸命走ってきて、彼も一生懸命走ってきたから、今回の試合も一生懸命やってみようと思います」

 佐藤は、ONEでハファエル・シウバやクォン・ウォンイルら強豪相手に4連勝、4勝2敗と大きく勝ち越し、2023年10月、負傷欠場の井上直樹に代わりRIZIN緊急参戦。太田忍に判定2-1で勝利すると、24年3月の2戦目では井上直樹とハイレベルな攻防の末、判定負け。9月に元フェザー級王者から階級を下げて来た牛久絢太郎に判定で完勝。今回、RIZINタイトルマッチ経験のあるスーチョルをアウェーで上回るか。

 スーチョルはROAD FC推薦。23年のROAD FC 63kgトーナメントで優勝すると、24年4月のRIZIN日韓対抗戦で元PANCRASE王者の中島太一に2R TKO勝ちで対日本人10勝無敗に。9月、空位のRIZINバンタム級王座をかけ井上直樹と対戦し、1Rにキャリア初のKO負けを喫した。そのわずか1カ月後の10月、ROAD FC 63kgT準決勝で判定勝ち、12月の決勝戦でヤン・ジヨンのバッティングを受けてノーコンテストに。母国を舞台に初開催のRIZINで“レジェンド”が雄姿を見せるか。

 会見での表情からも互いにリスペクトを抱いているのが伺えた両者。約13年ぶりの邂逅は、スーチョルの返り討ちか、佐藤のリベンジか。

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