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【RISE】安本晴翔が國枝悠太の挑戦を受けフェザー級王座の初防衛戦「5Rの厳しさを痛感してもらいたい」、國枝は「今の自分では95%負けると思うけれど5%を持ってこれる」

2025/04/16 15:04
 2025年5月31日(土)東京・後楽園ホール『RISE 188』の対戦カード発表記者会見が、4月16日(水)都内にて行われた。  RISEフェザー級(-57.5kg)タイトルマッチ3分5R無制限延長Rとして、王者・安本晴翔(橋本道場)が同級3位・國枝悠太(Never mind/9+nine plus lab)の挑戦を受けての初防衛戦に臨む。  安本は少年時代からアマチュアで150戦以上を経験し、24冠王に輝くなど活躍。2016年6月に16歳でプロデビューを果たすと、REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王座、INNOVATIONスーパーバンタム級王座、KNOCK OUT-REDフェザー級王座、WBCムエタイ日本統一フェザー級王座を次々と獲得。2022年7月からはRISEに参戦し、2024年10月に門口佳佑を判定で破り第6代RISEフェザー級王座に就いた。2025年1月、ワン・シャンチンを判定で破り、戦績は33勝(15KO)4敗2分1無効試合。  國枝はMA日本キックボクシング連盟を主戦場にしてキャリアを積み、2021年1月からKrushに参戦、9月にはK-1初参戦。2023年1月に関西の格闘技イベント・AJKNのフェザー級王座を獲得。3月に大岩龍矢にKO負け、これがK-1グループでの最後の試合となった(4勝4KO5敗)。10月は韓国でク・テウォンに判定負け、12月にAJKNでデッディオに判定勝ち。2024年3月にはMAでRISEランカーの平野凌我にTKO負けを喫した。9月にRISE初参戦で第4代RISEフェザー級王者・梅井泰成を判定で破り、戦績は15勝(9KO)11敗3分。  会見で國枝は「K-1を抜けてRISEに参戦して2回目でタイトルマッチ。安本くんは2年かかったみたいで。気持ちはどうですか?」といきなりの挑発質問。安本は「2戦目でタイトルマッチで都合のいい話だと思いますが、僕は2年かけて獲ったのでここは守って王者としてやっていきたいです。王者としてこの試合に勝ってフェザー級を盛り上げていきたいので、しっかり勝ちたい」と返答。  國枝は「選手もお客さんも安本くんが勝つと思っているので、僕が勝った方が盛り上がるのでしっかり勝ちます」と番狂わせを狙うと宣言した。  相手の印象を聞かれると、國枝は「安本くんの試合は何試合も見たけれどめっちゃ強くて、今の自分では95%負けると思うけれど、5月には残りの5%を持ってこれると思っています」と、“5%”の勝率をつかみ取るとする。安本は「K-1から来て初戦の試合を見たけれどパンチが強いです」と評する。  國枝は「みんなと一緒に練習して。僕一人では勝てないので、アドバイスや指示を聞いて仕上げるしかない。殴り合いしか僕が勝てるのはないので、しっかり殴り合おうな」と安本に殴り合いを要求。安本は笑みを浮かべて「(國枝は)5Rが初めてだと思うので、5Rの厳しさを痛感してもらいたい」という。  RISEで2戦目にしてタイトルマッチ。オファーをもらった時の気持ちを聞かれた國枝は、「オファーをもらったタイミングで、1位の門口選手も2位の魁斗選手も試合が決まっていたので、自分は3位なので普通に順当だろうと思いました」と驚きはなかったとし、「もしタイトルマッチのオファーがなかったら、ノンタイトルで安本くんにオープンフィンガーグローブマッチでやろうと言いたかった」と安本戦は視野に入れていたとする。  また、1位の門口と2位の魁斗とは大阪で一緒に練習していると言い、両者とも安本と対戦していることから安本情報を聞いているかと問われると「僕に出来ることを教えてもらうだけ。弱点というよりも、僕がしないといけないことを教えてもらうだけですね。今めっちゃ練習環境がよくてキックボクシング、ボクシングを毎日2部練していて自分の中で一番強い自分を持ってきていると思う。トータル的に強くなっている」と自信を見せる。  これが初防衛戦となる安本は「プレッシャーとかはないことはないけれど、僕は挑戦者としての気持ちも忘れず戦いたいと思います。(数多くのタイトルを獲得しているが)僕、防衛戦が初めてなので。ベルトが懸かってる試合なので、僕も全力で気を抜いたりしないで挑みます」と、気を引き締めて臨むとする。前回から強化した部分としては「身体作り」をあげた。  國枝はまだRISEで2戦目ということで“外敵”の印象が強い。その点について安本は「僕も違う団体から来た身ですが、國枝選手はK-1グループから来て僕はRISEに来て2年かけて獲ったベルトなので、そこはRISEの王者として、RISE代表としてしっかり勝たないといけないと思っています」とのプライドが伺えるコメント。  安本と言えば口数が少ないことで有名だが、王者として板についてきたのでは、と言われると「僕、今めちゃくちゃ緊張しています。いくらやっても会見とかは凄い緊張しますね。リングに立てば…早くリングに立ちたいです」と苦笑した。
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