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【極真会館】荒田昇毅が最後の戦いへ、4・27全世界体重別空手道選手権大会での引退を発表「自分が王者になって辞めるという強い気持ちを持って上がる」

2025/04/09 17:04
 2025年4月27日(日)東京体育館にて開催される国際空手道連盟 極真会館主催『2025 第7回全世界体重別空手道選手権大会』の記者会見が、4月9日(水)都内にて行われた。  長く活躍してきた荒田昇毅(千葉海浜支部/38歳)が、今大会を持って選手生活にピリオドを打つことを表明した。 【写真】昨年の全日本選手権では決勝をコバレンコと争い、準優勝となった荒田(左) 荒田は中学生で極真空手を始め、2010年第27回全日本ウェイト制重量級優勝。2011年にニューヨークで開催されたオールアメリカン大会にて、当時K-1でも活躍していた2007第9回全世界選手権大会王者エヴェルトン・テイシェイラを破り一躍注目を浴びた。その後、全日本・全世界選手権の舞台で国内トップ選手として活躍し、2013第5回全世界ウェイト制(現・体重別)重量級優勝などの成績を残す。無差別の世界選手権には3度日本代表として出場。  2020年に千葉海浜支部の支部長に就任して選手活動を休止したが、2022年に復帰して全日本選手権で4位入賞、2024年には準優勝となった。  会見に出席した荒田は「体重別の世界選手権は2013年の第5回大会で優勝して、2017年には3位、その後はコロナ禍で開催されず、12年と長い道のりでしたが今大会をもって現役を引退させていただきます。自分が王者になって辞めるという強い気持ちを持って上がるので最後まで見届けていただきたいと思います」と挨拶。  今大会を最後の出場と決めたのは「無差別の世界大会のベスト8入賞者が5人いて、年齢や立場的なことを踏まえても自分が最大限活かせる、出し尽くせるのが今大会だと思いました。自分の中では散り際を大事にしていて。その中で気負うことなく戦えるのがこの大会なので決めました」とする。  松井章奎館長は「年齢、立場的に、実績が集まっているところでは私も集大成、選手としての締めくくりとしてふさわしいと思います。大いに期待して見守りたい。全ての選手が優勝を目指してきているから、皆に納得する成果を出して欲しいと思いますが、ある意味、荒田選手に関して言えば経験年数が長い。その中でおそらく自分の納得する成果が得られていないということがあるのでしょう。客観的に見れば十分余りある成果を収めていると思いますが、自分自身に厳しく向かい合っているのだと思います。有終の美を飾れればいいかなと思います」とエールを送った。 【写真】重量級に出場する(左から)西村界人、コバレンコ・コンスタンティン、荒田昇毅 また、今大会で復帰する2022第53回&第54回全日本選手権王者の西村界人(東京城北支部)は「荒田選手は自分が会場で見ていた時から活躍している選手であるし、経験の意味では歴代の世界王者とたくさん対戦したり、どの選手とも対戦していて経験値では上でありますが、自分が対戦して見たかった選手の一人なのでぜひ今大会で勝ち上がれば準決勝で対戦することになるので、自分が挑戦者のつもりで全力で立ち向かいたい」と、準決勝での対戦を希望。  昨年の全日本選手権で優勝したコバレンコ・コンスタンティン(ロシア/総本部道場)も「荒田選手とは今まで練習したことがあります。経験値のレベルがむちゃくちゃ高いと思います。決勝戦でしか合わないので、決勝では西村選手か荒田選手との戦いを見せたいです」と、両雄の勝者と決勝で対戦することを望んだ。
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