横山武司「想像以上に相手が強かった」
「負けました、すみません。残念です」
──試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
「応援してくれてる人たちに、すごく……応援してくれる人たちがいてたら、その人たちにはすごい申し訳ないなって感じですね」
──横山選手から仕掛けに行こうとしていましたが、作戦を遂行したのでしょうか。
「そうですね、うん……、そうですね」
──そのプランを詳細にお伺いすることは可能ですか?
「タックルとか、今成ロール的なものとか、いろいろあるんですけど。やっぱり、なんかこう焦ってうまく出せなかったのと、まあ想像以上に相手が強かったのと……っていう感じじゃないですかね」
──相手のパンチを被弾した瞬間のことは覚えていますか?
「完全に(意識が)飛んでいると思います」
──木村選手と実際に対戦した印象について、短い時間ではありましたが、教えていただけますか?
「うーん。すぐやられちゃったのであんまり覚えてないけど、結構強い子なんじゃないかなあ。まだ4戦しかしていないし色々未知だったんですけど、強いと思います。だからこれから活躍してほしいですね」
──試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。
「まあ……ちょっと今回は本当にしっかりすごくハードに練習してきたので。まあ飛んでるし、ちょっと1回しっかり休憩して、家族とゆっくり考えたいと思います」
──今回入場時、すごく怒りに満ちたような、気合が入った表情でした。普段は笑顔が多い横山選手ですが、試合に臨む心境としては違う何かがあったのでしょうか。
「めっちゃ練習してたんで自信があったというか。もう試合で出すだけだな、みたいな。だから、あまり緊張とかは普段に比べてすごくなくて。入場直前も、セコンドの父と兄と(佐藤)将光先生にも、“今日すごい落ち着いてやれるわ”みたいな感じだったんですけど。相手が強かったとしか思えないですね。うまかった、強かったんだと思います。スパーン! とやられました」
──そこを完全に認めているこそ今逆に笑顔でそう言えるということでしょうか。
「そうですね。ずっと、総合始めたときから一度くらいKO負けしたい、みたいなことは言っていて。うん。“やられたな”って感じですね」
──すぐに「やり返したい」というよりは、ちょっと1回時間を取りたいですか?
「はい。1回時間を取りたいし、もうRIZIN2連敗しちゃったので、このまままたRIZINにというか、なんかまあ、ちょっといろいろ考えなくちゃいけないと思うから。それでも自分がMMAやりたいと思うのか。うーん、ちょっと奥さんと娘と一緒に、一回ゆっくりしたいです」
──序盤に出した蹴りは練習してきたものですか?
「あれは練習していたのですけど。うーん、やっぱり試合と練習はちょっと違ったですね、距離とかいろいろ。まあ、相手がやっぱり強かった。想像以上に強かったんじゃないかな。木村選手に今後期待してください」