「俺が倒せる範囲の選手だなと思ったから、この試合を受けたんですよ」と豪語する堀井 写真 (C)M-1 Sports Media
2019年10月13日(日)東京・後楽園ホール『K-1 KRUSH FIGHT.106』で、KNOCK OUTスーパーライト級王者・不可思(クロスポイント吉祥寺)と対戦する、喧嘩屋・堀井翼(ネクサスジム)のインタビューが主催者を通じて届いた。
堀井は3月の『Krush.99』でK-1 JAPAN GROUP初参戦。1Rにダウンを奪われながらも3度のダウンを奪い返して1R2分46秒でKO勝ち。その試合のインパクトもさることながら、もっと話題を集めたのは試合前の個性的すぎる“メンチ切り”だった。堀井が「フラッシュバック」と命名したこのメンチ切りは、相手に背中を向けてエビ反りになって相手を睨みつけるというもの。
しかし、6月の瑠久戦では喧嘩っ早さが仇となり、記者会見で乱闘騒ぎを起こして会見は中止に。試合では瑠久に敗れ、今回が再起戦となる。
■ここは俺が普通にラッキーパンチで倒します
──まず前回の瑠久戦を振り返っていかがでしたか?
「特に何もないっすよ。プロで負けたのは初めてで頭も真っ白でしたけど、すぐにリベンジしようと思っただけです」
──瑠久選手はK-1甲子園の準優勝者でプロでも活躍している選手ですが、他の選手と違いを感じましたか?
「正直な話、何の攻撃が強いとかそういうインパクトはなかったですけど、上手さはありましたね。まあ…認めたくはないですけど、結果は俺の負けなんで、相手の方が一枚上手だったかなっていうところがありました」
前日の記者会見で乱闘騒ぎを起こした堀井
──あの試合が終わってからはどんなことを意識して練習されてますか?
「ラッキーパンチをどう当てるか。その確率が下がっちゃったんで、またラッキーパンチの確率を上げるためにやってます」
──今大会では不可思選手との試合が決まりました。最初にオファーを受けた時の心境はいかがでしたか?
「『マジかっ!?』と思った後に『最高じゃん!』って思いました。不可思選手のことはけっこう昔から知ってたんで、『俺、アイツとやるのかー』と思って笑っちゃいました」
──会見で不可思選手と向かい合ってみて、感じるものはありましたか?
「オーラがあるのかなと思ったら全くなかったんで、これはいけるなっていう感じでした。あとはイケメン過ぎて腹が立ちましたね。俺はカッコ良くて強いヤツが大嫌いなんですよ。俺と真反対な感じの。子供の頃も運動が出来てモテるヤツが嫌いだったし、人生がキラキラしてるヤツが大嫌いなんで、それをぐっちゃぐちゃにしてやりたいです」
──記者会見では不可思選手のことを「連敗中だし、格下だと思っている」というコメントもありました。
「全然負ける相手じゃないっすね。正直、何本もベルトを獲った選手にしては実力が抜けたトップ選手じゃないって思うんで。というか俺が倒せる範囲の選手だなと思ったから、この試合を受けたんですよ」
──では良い試合をする・善戦するつもりはなく、ずばり勝ちに行く、と。
「絶対勝ちに行くっすね。そもそも負けていい試合なんて1個もないっす」
──ここで不可思選手に勝てば堀井選手の存在感もまた増すと思います。ここからはどんなことを目標にして戦って行きたいですか?
「前回負けて、みんな俺がKO負けすると思っているだろうけど、ここは俺が普通にラッキーパンチで倒します。今の目標として考えてるのは…瑠久選手にリベンジすることです」
──堀井選手は昔から反骨心が原動力になるタイプですか?
「はい。ごちゃごちゃ言ってくるヤツらには『上等!上等!』って感じで、自分の力で全部ひっくり返してやります」