2025年3月23日(日)さいたまスーパーアリーナ『ONE 172: TAKERU vs. RODTANG』(U-NEXTで独占PPVライブ配信)に出場する7選手の公開イベントが、東京・恵比寿ガーデンバレスの屋外ステージで行われた。
オープンスペースには多くのファンが集まり、選手たちはステージでミット打ちなどを公開。青空の下、快音を響かせた。
天気は良かったが空気が冷たく、イベント後半では冷たい風も吹いて試合前の選手、特にタイ人選手にとっては酷な状況だったが、武尊(日本/team VASILEUS)は吉成名高(エイワスポーツジム)が寒がっているのを見て、スタッフに声をかけて全員に上着を持って来るように指示する気の配りよう。
イベント後半では、ファンからの質問に答えるコーナーがあり、「強くなるために大切にしていることは?」との質問に武尊が「僕は大きい目標を持って自分の気持ちがブレないように弱い気持ちになった時もブレずに進めるように明確な目標を作って突き進むことを大事にしています」と答えると、ロッタンも「僕にとって強くなるために必要なこととは、しっかりと目標を立てて目標に向かって突き進むことです。自分で選んだプロフェッショナルな大事な愛する仕事のために全力を尽くすということ。それが僕の大事なことだと思うので、その責任を果たすために自分を常に整えるようにしています」と、両者が同じ“目標を持ってそこへ突き進む”ことをあげた。
最後に各選手がそれぞれ試合への意気込みを語った。
青木真也(日本)「15分通じて自分を表現したいと思います」
吉成名高(エイワスポーツジム)「思い切り暴れて世界を驚かせます」
野杁正明(team VASILEUS)「日本人の強さを見せつけるので当日を楽しみにしていてください」
武尊(日本/team VASILEUS)「最高の大会を最高のKOで締めます」
マラット・グレゴリアン(アルメニア/初代K-1スーパー・ウェルター級王者)「歴史に残る試合になると思います」
タワンチャイ・PK・センチャイ「23日はぜひ応援してください。日本大好きです」
ロッタン・ジットムアンノン(タイ)「23日、日本で試合できることを嬉しく思います。全力で挑みます。日本は僕にとって第二のホームです。こうしてこの場に立てるのは日本のファンのおかげです。ありがとう」
<その他ファンとの質疑応答>
――練習がキツい時に気分を上げる方法は?
タワンチャイ「練習中に減量などで疲れる時もあります。でも叶えたい夢があるので、その夢を叶えるために練習が出来ます。その夢があることを幸せに思います」
――勝負メシは?
青木「あるものを食べる」
――試合後にしたいことは?
野杁「連戦なので家族と過ごす時間がなかったので、勝ってお祝いで旅行に行きたい」
――仕上がりのパーセンテージは?
名高「120%」
武尊「150%」
――武尊選手の好きな食べ物は?
武尊「カレーライスが一番好き」
――身体がキレキレですが、鍛えている筋肉は?
タワンチャイ「見せてと言われたら全部見せられます。全てのパーツに自信あります」
武尊「僕はパンチを打つと付くのが背中の筋肉なので、背中の筋肉がチャームポイントです(笑)」
――23日に怪物っぷりを見せていただけますか?
野杁「僕が最初に武尊くんの前で試合をするので、怪物っぷりを見せていいプレッシャーを与えて、武尊くんも見せてくれると思う」
武尊「正明も言ってくれましたが2人で最高の試合をして会場を締めるので楽しみにしてください」
――試合中に練習通りの動きが出来ず固くなる。そういう時はどうしてますか?
野杁「普段からキツイ練習をするしかない」
グレゴリアン「試合の時にはリングの中がホームに感じる。試合直前にリングサイドにいる時は名前を呼ばれたりして興奮が高まっている感じがして緊張するが、リングに上がってしまえばリラックスする。自分は日本が大好きで試合ができることを光栄に思っています」
――緊張するとお腹が痛くなるんですけど、どうすればいいですか?
武尊「僕も緊張するとお腹が痛くなる時もあるけれど、凄く深い深呼吸を2~3分続けるとメンタルが落ち着くと思います。試してみてください」