仕上がった身体をタイのメディアに披露したロッタン(C)ONE Championship
2025年3月23日(日)さいたまスーパーアリーナ『ONE 172: TAKERU vs. RODTANG』(U-NEXTで独占PPVライブ配信)にて、ONEフライ級キックボクシングスーパーファイト3分5Rで同級2位・武尊(team VASILEUS)と対戦する同級1位ロッタン・ジットムアンノン(タイ)が、11日(火)タイ・バンコクにて公開練習を行った。
ミット打ちを披露したロッタン。タイのメディアが注目する話題もやはり体重のことだった。ロッタンは2024年に2度、体重調整でミス。11月のジェイコブ・スミス戦ではONEフライ級キックボクシング世界王座を剥奪されていた。
「過去2回の試合で計量に失敗しました。それは私に多くの教訓を与えました。私はもっと決意を固めるべきです。ベルトを体重計の上に落としてしまったので、私も以前のロッタンに戻るのを楽しみにしています。この試合では体重の問題はないので、ファンの皆さんは安心してください。絶対にパスしますよ」と、今回は必ず体重を合わせると断言。
試合については「ついに武尊とリングの上で会えることが本当に嬉しいです。この試合のために一生懸命練習してきました。そして私は彼を注意深く研究し、可能な限り最高の対策を準備しました」と、武尊の研究は万全だとする。
「ホームで戦う武尊が僕に近づいてくることを期待している。彼は奇妙な武器をたくさん持つボクサーです。彼がどんな武器を使うかは分かりません。私は自分の計画に従って彼を追い続け、プレッシャーをかけ続けるつもりであり、心の底では戦いがフルラウンドにならないことを望んでいる。この戦いは私にとって非常に重要だ。それはベスト・オブ・ザ・ベストな戦いになるだろう」と、自分は圧力をかけて前に出続けるつもりなので武尊も前に出てきて欲しいという。そして、フルラウンドにならないこと=フィニッシュしたいとした。
奇妙な武器とは、ムエタイにはない三日月蹴りとカーフキックのことを指すと思われる。または、公開練習でも見せた後ろ蹴りのことか。
ロッタンは、武尊と戦えることが「本当に幸せです」とし、「勝つために全力を尽くします」とタイのメディアを通して誓った。