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【KNOCK OUT】ルール改定でインパクトを伴う攻撃を重視「KO勝ちに向かっていく姿勢を見せて欲しい」(山口代表)、下地奏人vs.優翔など3カード決定

2025/02/14 21:02
 2025年4月6日(日)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2025 vol.2』の対戦カード発表記者会見が、2月14日(金)都内にて行われた。  ルールが一部改定される。KNOCK OUT-RED、KNOCK OUT-BLACK、KNOCK OUT-UNLIMTEDの3ルール全てにおいて、判定勝ちを目的としたインパクトの伴わない攻撃はポイントに加算されないことになった。例えば、相手にダメージが見られないジャブやミドルキックで試合をコントロールして完封しても判定には加算されない。同じくインパクトが伴わない攻撃は即ブレイクの対象となる。  山口元気代表は「KO勝ちに向かっていく姿勢を見せて欲しい。インパクトを伴わない攻撃はブレイクの対象になるし、判定のプラスにもならない。この基準を明確に打ち出していきたい」とした。 ◇具体的な改定点について KNOCK OUT-BLACK、KNOCK OUT-REDのルールブック第6条【反則技】第6項に「KOに向かったインパクトある攻撃ではなく、判定勝利を目的としたインパクトの弱い攻撃とレフェリーが判断した場合は、その時点でブレークとなる。」また、第11条【採点基準】第1項に「KOに向かったインパクトある攻撃を判定の対象とし、判定勝利を目的としたインパクトの弱い攻撃は判定の対象にはならない。」という記述を追加、改訂する。  KNOCK OUT-UNLIMITEDのルールブックはJMOC(一般社団法人 日本MMA審判機構)によるルール監修のもと、新たに制定するものとする。 ◇実施時期2025年2月13日付で改定。3月8日(土)KNOCK OUT TRAINING CAMP常葉大会から実施。  また、3月8日(土)福島・KNOCK OUT TRANING CAMP常葉で開催される『KNOCKOUT REBELS SERIES』について、「地方にはいっぱいいい選手がいるが、チケットが売れない選手を継続的には呼びづらい。このシリーズではそういう選手をどんどん呼びたい。交通費も宿泊費もかからない、食事も用意している。KO勝ちしたらファイトマネーが2倍になります。前に出て倒しに行く姿勢を見せて欲しい。それを見せれくれた選手はどんどん呼びたい。毎月1回を目標にやっていきたい」と、地方からの選手発掘を目的として掲げた。 <決定対戦カード> ▼KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級 3分3R延長1R下地奏人(RIOT GYM)優翔(team NOVA)  下地は8勝(2KO)無敗で2023年12月の『KNOCK OUT 2023 vol.6』にて栗秋祥梧との対戦が決まっていたが、計量オーバーにより栗秋の不戦勝に。2024年8月の再起戦では髙橋亨汰を延長戦で破る番狂わせ。11月にカンボジアで行われたクンクメールとの対抗戦でも初回KO勝利を収め、12月の「KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王座決定トーナメント」準決勝では強豪ロムイーサンを初回KO。決勝で久井大夢に判定で敗れるもインパクトを残した。戦績は12勝(4KO)2敗。  優翔はタイに住み、ムエタイの本場で練習と試合を重ねて2023年11月にKNOCK OUT初参戦。オープンフィンガーグローブマッチで元WMC世界&WPMF日本スーパーバンタム級王者の鷹大をテンカオでKOに葬ってみせた。2024年12月の2度目の参戦では小森玲哉に判定勝ち。戦績は29勝(6KO)10敗。 ▼KNOCK OUT-BLACK スーパーフェザー級 3分3R延長1R小森玲哉(ONE`S GOAL)辰次郎(Sports 24)  小森は2013年にプロデビューし、5戦5勝をマークしたが大学受験のため試合から離れて2023年12月のKNOCK OUTでカムバック。アックス斧田にKO勝ちすると2024年2月の羽黒慈夢戦では負傷判定でドローも、4月の河崎鎧輝戦では初回TKO勝ち、6月は般若HASHIMOTOに判定勝ちと連勝を重ねたが、8月のピッチ・ソムパッツ戦でTKO負け。12月の優翔戦で判定負けと連敗中。戦績は8勝(3KO)2敗1分。  辰次郎は2024年12月にKNOCK OUT初参戦で横山太一朗をKO。戦績を4勝(3KO)無敗とした24歳の大阪の新鋭。 ▼KNOCK OUT-BLACK -54.0kg契約 3分3R延長1R工藤“red”玲央(TEAM TEPPEN)馬上一樹(フリー)  工藤はファイヤー原田の愛弟子としてJ-NETWORKで活躍。ジムの閉鎖とともにTEPPEN GYMに移籍してファイヤー譲りの根性に加えて技術を磨き、3連勝して2022年12月に古木誠也と「初代KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王座決定戦」を争ったが、初回KO負けでタイトル獲得ならず。そこから5連敗を喫して今回は2024年4月以来の試合となる。“工藤拳”と名付けたカエル跳びからの攻撃を得意とする。戦績は12勝(8KO)16敗5分。  馬上は2023年12月のKNOCK OUTでプロデビュー、2024年3月に2戦目を行い、今回が約1年ぶりの試合に。戦績は2敗。
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