2025年2月9日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催された『K-1 WORLD MAX 2025』の一夜明け会見が、10日(月)都内にて行われた。
第15試合のK-1スーパー・ウェルター級3分3R延長1Rでジョムトーン・ストライカージム(タイ/ストライカージム)を1R1分04秒、バックハンドブローでKOしたダリル・フェルドンク(オランダ/Fight Team Ringer)が出席。前夜の試合を振り返った。
フェルドンクは2024年3月の「K-1 WORLD MAX最強決定トーナメント」開幕戦に初来日、和島大海をKOしてサプライズを起こした。続く7月の準々決勝でデング・シルバに判定負けを喫したが、10月にはゾーラ・アカピャンに延長戦で判定勝ち。戦績は15勝(9KO)6敗。
今年のトーナメントを楽しみにしている
――あらためて試合を振り返っての感想。
「試合は短かったのですけど勝つために日本へ来ているので、それができて良かったです」
――バックハンドブローは狙っていた?
「KO自体は、予定してやるものではない。流れの中で、起こるべくして起こる。ちょうどいいタイミングで相手が下がったので、入ると思って反射的に出た」
――ジョムトーン選手の動きがいいように見えた。
「通常、彼のファイトスタイルはプレッシャーをかけてくることが多い。でも、ちょっと様子を見ている感じだったので、今だと思って入ったのがうまく当たった」
――フィニッシュの飛びヒザ蹴りからのバックハンドブローは、練習しているコンビネーションですか?
「バックハンドブローは好きなテクニックで、相手がサウスポーだったので、ちょうど左へズレたのでバックハンドブローのコースにマッチしたので出してみたら当たりました」
――当てるコツは?
「バックハンドブローは練習をよくしていて、得意技のひとつ。過去の試合でもバックハンドブローでKOしたことが3~4回あるんだ。それが証明できたことも嬉しく思っています」
――日本のファンが増えていることについては。
「自分自身はキックボクシングを好きでやっているけど、自分の限界がある時に応援があると、それを越えることができる」
――日本が好きなところは?
「アスリートとしてスポーツをする上で応援が大事ですが、日本は特に温かい声援が多いので好きです」
――K-1ルールがアジャストしている印象があります。自分に合っていると思っていますか?
「以前からK-1ルールで試合をしているため、特別に今回のためにアジャストしたわけではないですけど、すごく合っているとは思います」
――MAX世界トーナメントへの思いは?
「大勢のトップファイターの中で自分がどれだけやっていけるのか、世界の層が厚い階級のトーナメントで自分の力を見せるのには最高の機会なので楽しみにしています」
――意識している選手は?
「相手は誰でもいい。もちろん先にはタイトルがあるので、そのために機会が欲しいです」